Washington Wizards 64 – 78 Chicago Bulls

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

ルーカスの活躍でブルズ、ウィザーズに勝利

Jonn Lucas III
(AP Photo/Nam Y. Huh)

シカゴ-(現地:2012年1月11日) ジョン・ルーカス 三世はロッカーでタオルを身にまとい、氷入りのバケツを足下に置き座り込んだ。NBA初スタメンだったシカゴの控えガードは、試合後疲れきっていたが勝ち取った休息は良いものだった。

怪我で欠場したデリック・ローズの代役として出場したルーカスはシュートし続けた。45分38秒間で28本のシュートを打ち、キャリアハイ25得点をたたき出しシカゴ・ブルズはワシントン・ウィザーズ相手に78-64と勝利した。3夜連続の試合を3連勝で終えた。

「(トム)シボドー監督から常にアグレッシブでいろ、ひるむな、打ち続けろって言われていたんだ」とルーカスは試合後述べた。

「「空いてたら打て。空いてたら打て」とずっと言われていたんだ。途中打ち過ぎかなと思ったら、空いてたのに打たなかったことを怒られたよ」

NBAキャリアわずか70試合で初スタメンとなったルーカスは、左足親指の捻挫で欠場したMVPローズの代役を見事にこなした。

8リバウンド、8アシストもともにルーカスにとってはキャリアハイ。打った28本中11本のシュートを決めた。

「試合が始まる前はみんな彼は20点位とるだろうって思ってたんだ。28本もシュート打つとは思ってなかってど、みんなジョンを信頼しているよ。毎日練習で彼のプレイを見ているからね。」とシカゴのカイル・コーバー。

コーバーは14得点、最終Qにその内の7得点、ルオル・デンが12得点、15リバウンドの活躍だった。

1勝9敗と停滞中だが前夜トロント相手に初勝利をあげたワシントンを率いたのはジョーダン・クロフォードで14得点だった。ジャベール・マクギーは14リバウンドと10得点きめたが、ワシントンのシュート成功率はわずか31%にとどまった。

ブルズは金曜のボストン戦までにローズの復帰を願っているが、ルーカスは充分すぎるほど彼の代役をつとめた。

「控えPGが28本もシュート打つのはなかなか珍しいよ。難しいショットを何本か決めていた」と語るのはウィザーズ監督フリップ・ソンダーズ。

ワシントンのジョン・ウォールは出場していた時間を考えればルーカスの活躍は驚くものでもないと言った。

「彼はゲーム中ほとんどでずっぱりだったからね、彼のショーだったよ。良いシュートを決めていた。前半で何度か彼にパンプフェイクでやられたよ。あれだけシュートを打つことができれば点はとれるさ。彼は素晴らしいゲーム運びだった。」

ブルズは45-37のリードでハーフタイムに迎えた。

しかし第3Qにジョン・ウォールがジャンプシュートとドライブシュートを決め、クリス・シングルトンのジャンプシュートで14-4のランで一気にワシントンは2点リードと逆転。しかしブルズもそこから反撃、ルーカスが外からシュートを決め、タージ・ギブソンがリバウンドからそのままダンクを決め4点リードを奪い取り最終Qに突入。

コーバーが5連続得点を決め、ブルズはリードの9点に広げそのまま勝利に導いた。シカゴはここ12試合で10勝目。

ブルズは月曜にデトロイト、火曜にミネソタ相手にそれぞれ勝利をあげている。

ローズは昨夜ミネソタ戦の第1Q中に足親指を痛めたが、試合には出場し続け今シーズン最多の31得点を決めた。

「Dローズや他の45,48分間プレイしている選手をとてもリスペクトしているよ。全力をしぼりださなければならない。」と後半こむら返りを起こしたルーカスは語る。

「このチームの為なら何でもするよ。いつでも俺の体を投げ出すよ。」

Game Notes

  • ブルズのセンター、ジョアキム・ノアは左親指痛に悩まされ、ハーフタイムに検査を行った。後半はテーピングをし出場した。19分間しかプレイせず4得点、4リバウンド。第3Qでは7分しかプレイせず、4Qはプレイしなかった。控えセンターのオマー・亜シックは14リバウンドだった。
  • 今シーズン出場した今日までの7試合でルーカスのシュート数は39本。
  • ワシントンのアンドレイ・ブラッチェは右肩痛で欠場。
  • シカゴのガード、リチャード・ハミルトン(鼠径部)とCJワトソン(肘)もそれぞれ怪我で欠場。
  • ブルズはベテランガードのマイク・ジェームスと契約した。最後の40秒間に出場。

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