試合

ブルズ 93-97 ヒート

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Chicago Bulls 93 – 97 Miami Heat

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

終盤のチャンスを逃しヒートに悔しい惜敗

Rose slumped

by Mike Ehrmann/Getty Images


マイアミ-(現地:2012年1月29日) シカゴにとってかなり有利な状況のはずだった。残り22.7秒、1点ビハインドでデリック・ローズがフリースローラインに2本打ちに向かった。

昨年のMVPは今シーズン最終Qでのフリースローは29本中29本全て決めていた。そして相手は昨年のイースタンカンファレンス決勝で敗れたマイアミ・ヒート。条件は整っていた。

ローズが一本目を外す。

そして二本目も外した。

更にその後試合終了まで3.7秒のところで、同点シュートを外してしまいヒートに97-93の勝利を与えてしまった。ローズの前年にMVPだったレブロン・ジェームズは35得点、マイアミは一度もリードを奪われることはなかったが、残り0.1秒でクリス・ボッシュがフリースローを2本決めるまで息をつくことは出来なかった。

「勝つチャンスがあったのに、信じられないよ。今回は上手くいかなかった」とローズは試合後ロッカーで感情的に語った。

ヒート(15勝5敗)はボッシュが24得点12リバウンド、ドウェイン・ウェイドが15得点しこれでイースト1位のブルズ(17-5)に1ゲームとした。

「1月なのにまるでプレイオフだったよ」とウェイドは語った。

シカゴはリチャード・ハミルトンとジョアキム・ノアがそれぞれ11得点、ロニー・ブリュワーとカルロス・ブーザーがそれぞれ10得点。

「激しい接戦だった」とヒートのエリック・スポルストラ監督は述べた。

それでも言い表せないほどの試合だった。

「チームをがっかりさせてしまった」とローズ。

いろいろな事の起きたゲームだった。試合冒頭にジェームズはシカゴの180cmはあるジョン・ルーカスを飛び越えながらウェイドからのアリウープダンクを決めた。プレイ中ルーカスのことは見えていなかったとジェームズは語った。ウェイドは最初の10本中9本を外した。最後のシュートにいたってはエアーボール。試合終了まで残り5.1秒、ローズがフリースローを外した後にジェームズも同じく2本フリースロー外した。小競り合い、ハードファウル、押し合い、怒鳴り合いもあった。ゲーム終盤には、審判が間違えて笛を吹いてしまい混乱を招く結果に。マイアミはその笛でかなり不利な状況に陥ったと強調したが、最終的には不利になることはなかった。

試合前に両チーム共「普通の試合の内の一つだ」とコメントしていたが。。蓋を開けてみれば普通の試合からは程遠かった。

「ブルズと試合をすれば、毎回こういう試合になると思っているよ。絶対どちらも負けたくないという気持ちで挑む。プレイオフのような空気になるんだ」とボッシュはコメントした。

プレイオフではなかった。

しかし、そうだと言われれば誰もが信じただろう。

第2Q中盤ブルズは12点差で負けていたが、マイアミは引き離すことができなかった。第3Q終了時にジェームズが長いシュートを決め、最終Q開始後ジェームズとシェーン・バティエがお互いにアシストをし二人共スリーを決め一気にリードを82-71とした。しかしそれでもブルズはくらいついた。

シカゴはタイムアウトを取り、そこからローズが牽引した。フローターを決めスコアを84-82に削った後、残り6:55とした所で鋭いレイアップを決めついに同点へと持ち込んだ。

ヒートはそこから10-2のランを決め再度リードしたが、シカゴはまたもや巻き返しをはかり、残り49.1秒でローズがスリーポイントプレイを決めリードを94-93と1点に削った。

その後ローズはドライブ中にボールを手放してしまうが、ウドニス・ハスレムからファウルを引き出しフリースローラインへ。一投目はリムの手前に当たり跳ね返り、二本目はリムをなぞるように回りながら外れた。ジェームズがリバウンドをとりノアにファウルをされるが、彼もフリースローを両方外すことになる。

「(ローズが)2本外したのが信じられなかったよ。そしてレブロンが両方外したことも信じられない。まあそれでチャラだな。」とウェイド。

ジェームズが二本目を外した後、ウェイドはボールをブルズ先取からはじきボッシュが取ったところで、審判が間違えて笛を吹いてしまい試合が止まってしまったためジャンプボールに。ボッシュを説得したジェイムズが自ら飛ぶことになり、タージ・ギブソンとのジャンプボールに勝利。ボールはマリオ・チャルマーズの手に渡り、チャルマーズがフリースローを一本決めリードは2点に。

残り9.9秒でシカゴは最後のチャンスに賭けてタイムアウト。当然ボールはローズの手に、ゴール手前まで攻め込んだがジャンプシュートを外してしまい、ボッシュがリバウンドを取りマイアミは勝利を祝い始めた。

「やっとボールがうちらの手元にきたんだ。」とジェームズ。ジェームズは最終Qはローズのマークについていた。最後にミスをしたことよりもカムバックを率いたことを褒めるべきだとローズについて語った。

ブルズはフォワードのルオル・デンとガードのCJ・ワトソンを両方怪我で欠いた。ワトソンは早くて現地月曜には復帰予定、利き手ではない左手首の靭帯を断裂したデンは復帰間近だとブルズのトム・シボドー監督は述べた。

マイアミは試合開始早々から攻めたてた。ウェイドは普段よりも感情的な状態にいるようだった。ヒートはすぐさまリードした。

開始7分間でウェイドはジェイムズに3本のダンクをアシストした。最後のダンクは今後しばらくリプレイされることになるだろう。ウィークサイド(ボールのある反対側)にいたジェームズがオープンになったためゴールに向かって駆け込んだ。ウェイドはロブを上げ、ジェイムズはルーカスの頭上を越えながらダンクを決めマイアミのリードを16-7とした。

「彼のことは見えてなかった」とジェームズ。

「あんなジャンプをされたら、何をすればいいんだ」とルーカスを振り返った。

直後にNBAがツイッターで動画をつぶやくほど派手だったそのプレイから2時間後、あまりに白熱したゲームにもう忘れられようとしていた。そしてヒートは祝い、ブルズは区や信田。

まるで昨年の東決勝のように。

「デリックはいつも自分に対して一番厳しいんだ。敗戦の責任を凄まじく負おっている。そうでなければ彼のような競争心の塊にはなれないよ。最終的にはうちらは常に彼の後ろ盾になるよ。彼とならいつだって一緒に戦争にいく。彼のような競争心溢れる戦士と一緒にいたことは人生で今まで無いよ。」とノアはローズについた語った。

Game Notes

  • 前半ベンチに下がっている最中ジェイムズは右肩を氷で冷やしていた。第1Qの衝突で痛めたようだが、その後とくに大事には至らなかった。
  • ブーザーはこの試合のために20枚以上のチケットが必要だったそうだ。ブーザーはここ数年オフシーズンはマイアミで過ごしている。

3 Comments

  1. BFiJ

    チャンスがあっただけに、かなり悔しい敗戦となりました。。良い方向にモチベーションをあげてもらえることを願います。これから今日の試合を含めて9試合続けてアウェー戦。切り替えていきましょう。

  2. murakage

    読み応えのあるいい記事でした。
    お疲れ様です。

    • BFiJ

      ありがとうございます!
      読みながら訳してるのでちぐはぐな部分がたまにあるかと思いますが(苦笑)
      今後もよろしくお願いします。

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