試合スタッツ(ESPN)
Associated Pressを翻訳
ノアのトリプルダブルでブルズ大勝!
シカゴ-(現地:2012年2月22日) トリプルダブル達成したことはもちろん良かったが、それよりもブルズがまた大勝した事の方がジョアキム・ノアにとっては大事なことだった。
ノアは13得点13リバウンド10アシストでキャリア初となるトリプルダブルを記録。ブルズのセンターとしては約35年ぶりとなり、シカゴはバックスを相手に110-91と大勝。
「もちろん(トリプルダブルを)達成したことは誇らしいよ。でもうちらはそれよりももっと大きい事を目標としてプレイしているんだ」とノアは語った。
カルロス・ブーザーが20得点と、ブルズの選手6名が二桁得点。デリック・ローズとルオル・デンがそれぞれ16得点し、シカゴは早々から試合に決着をつけた形になった。ハーフタイムまでには11点差のリードつけ、第3Qで更に大きく広げ良い形でオールスター休暇を迎えることとなった。
ロニー・ブリュワーも15得点し、ブルズの先発は全員二桁得点した。控えのカイル・コーバー(11得点)とタージ・ギブソン(9得点10リバウンド)もベンチから大きく貢献し、ミルウォーキーにここ7戦で6敗目を与えた。
バックスはブランドン・ジェニングスが20得点したが、シュート率54.4%のシカゴにリバウンドでも49-29と圧倒され勝つチャンスは希薄だった。
「嘘はつかないよ。イライラしている。勝ちたい。みんな勝ちたいんだ」とジェニングズはコメントした。
しかしこの試合で勝つのは無理そうだった。
ブーザーは12本中9本のシュートを決めた。
背中の怪我で5試合欠場していたローズは復帰2戦目も鋭いプレイを見せ、痛みはもう無いと語っていた。先日のアトランタ戦での23得点の活躍に続き結果を残した。
しかし今日の主役はやはりノア。
「彼はまるでガードだよ。良いプレイを決めコーナーにいる選手にも上手くパスを供給できる」とローズはノアについてコメントした。
どれだけ良かったかって?1977年12月20日にアーティス・ギルモアがアトランタ戦で35得点15リバウンド11ブロックを記録して以来のブルズセンターによるトリプルダブルだった。その事実が全てを物語っている。
ノアは自分の記録をローズのおかげだと語った。
「相手がデリックにボールを持たせないようにしていたから自分にまわってきただけだよ」とノアは分析。
バックスがローズにトラップをしかけていたため、ハイピックをかけにいくノアにボールが回ることが多かったのが、自信のアシスト数キャリアハイへとつながった。第3Qにトリプルダブル達成に近づく度にチームメートから何度も念を押されていた。
「大きい選手の割にボールを運んでいる際の判断が素晴らしいんだ。多くのビッグメン(FやC選手)はボールを運ぶことを躊躇するんだけど彼はむしろ余裕を持っている」とデンはチームメートについてコメントした。
バックスのスカイルズ監督は「中間をウロウロしてしまった」と述べた。
「体をぶつけてもいなかったし、彼についていくこともしていなかった。彼はボールハンドリングやパスのスキルに長けている。昔からそうだ。彼にやられたね。」
観客は第3Q終盤、ノアのプレイに2度歓喜した。
1回目はベノ・ウドリーの上からダンクを決めスリーポイント・プレイ。2回目はジェニングが2本フリースローを決めた後、残り1秒でコーナーからジャンプシュートを決めリードを93-75とし、会場は大声援に包まれた。
「こないだのニュージャージー戦からの違いがすごいな」とノアは振り返った。
現地土曜のネッツ戦ではノアはわず1得点6リバウンド。その後のアトランタ戦では16リバウンドと活躍したが、この試合でおそらく試合全体に貢献する活躍としてはキャリアベストなプレイでそれをも凌駕した。
「ビッグメンでトリプルダブルとれる選手はそうそういないよ」とミルウォーキーのアーサン・イリヤソバも舌を巻いた。
Game Notes
- ブルズはミルウォーキー相手に7連勝。
- ブルズのトム・シボドー監督によるとベテランガードのリチャード・ハミルトンは練習量も増え、接触を受けても大丈夫なレベルになっているとコメントしたが、まだ復帰予定日は未定。ハミルトンは今シーズン太ももと鼠径部の怪我でわずか11試合しか出場していない。
- 控えPGのCJ・ワトソンは軽い脳震とうで2試合連続欠場。
- ミルウォーキーのスティーブン・ジャクソンは右ハムストリングの怪我でチームと帯同しなかった。ドリュー・グッデンは右手首の捻挫で4試合連続欠場。
バックスは怪我人ばかりで、特にインサイドが弱かったってのもありますが、
それでも中々センターがトリプルダブルを出すってのは、中々無いですよね。
ノア、素晴らしい!!
今朝のスポーツラジオ番組で言ってましたが、ブルズのセンターがトリプルダブルを
最後に記録したのって、1977年のArtis Gilmoreで、まさに25年ぶりだそうです。
ブルズは選手6人が2桁点数でしたし、ギブソンももうちょっとでダブルダブルでしたね。
良い感じでシーズン後半に入れそうです。
Go Bulls!!
センターでブロックじゃなくてパスで達成したのがすごいですよね。このまま好調を維持してほしいです!
ギブソンは出場時間19分であわやダブルダブルだったので凄いですね。限られた時間でしっかりと役割と果たしている印象です。最近調子悪かったんですが、これもローズ復帰効果ってことにしましょうかねw
計算間違いでした、25じゃなくて、35年ぶりですね(汗)。