試合スタッツ(ESPN)
Associated Pressを翻訳
シクサーズに雪辱を果たし6連勝!
フィラデルフィア-(現地:2012年3月4日) 試合が最後の数プレイで決まるという時に、シカゴとフィラデルフィアは共にチームのベストプレイヤーに勝機を託した。
デリック・ローズはディフェンスの隙間を見つけ、左から右へ切り込み見事に得点。リードを4点差に広げた。
アンドレ・イグダラはエアー・ボールとバックボードに当てるだけのシュートに終わった。
ブルズはこれで31勝目、リーグトップチームの内の1つであるシクサーズを相手に貴重な勝ち星を挙げた。
ローズがシーズン最多タイとなる35得点、ノアが11得点18リバウンドの活躍で、シカゴはフィラデルフィアを96-91で下し6連勝。
ローズは後半に20得点とシクサーズを支配し、Q終了のブザービーターを2本決めるなど、リーグ有数のトップ選手であることを見せつけた。7本中4本のスリーを含む、23本中17本シュートを決めた。
「最後集中力を切らさずに終えれたことが良い収穫だった。何をすべきか皆理解していたね」とローズは振り返った。
ローズにボールを渡せ、だろうか。ディビジョンリーダー同士の戦いは、終盤の重要な局面でのシュートをブルズが全て沈め、シクサーズ相手の3連敗を止める形で終わった。
91-89とわずかにリードしていたブルズはターンオーバーを犯してしまったが、イグダラのスリーはエアーボール。ブルズは再度ターンオーバーしてしまうが、タディアス・ヤングもシュート外してしまう。少なくともリムには当たったが。
ローズがその後、左手から右に持ち替え片手で放ったシュートを沈め、残り20.2秒で93-89とリードした。
「左手で打つ事はほとんだないんだ。まだそんなに上手くない。空きが見えてね、自分のフローターに自信があったからとにかくシュートしたんだ」とローズは笑顔で語った。
イグダラの同点スリーはバックボードから跳ね返り、シクサーズの勝つチャンスは無くなった。最終Qでイグダラは無得点(4本中0本)で14得点に終わった。
「試合終盤でお互いをもっと助け合えるようにならないと駄目だね」とイグダラは述べた。
ブルズはカルロス・ブーザーが13得点。フィラデルフィアはエルトン・ブランドが14得点13リバウンドで3試合連続のダブルダブル、ヤングが17得点、ジュルー・ホリデイが16得点だった。
ブルズは第4Qに雑なプレイとクラッチ・プレイが交互に出る形となった。
Q終盤にハーフコートプレスを受けたローズのパスはノアの頭上を越え、ホリデイにスティールされヤングのダンクへとつながり87-85と追い上げられた。その後のタイムアウト中にノアとブルズのトム・シボドー監督はそのプレイについて誤解があったかどうか綿密に話し合っているようだった。
次のプレイで、左足首を捻挫していたCJ・ワトソンがジャンプシュートを沈めた。
そこからはローズの時間だった。この日ローズはハーフタイムのブザーと同時に22フィートシュートを決め、第3Q終了時も顔を手で覆われながらも同点シュートを沈めていた。
ブルズはその勢いを第4Qに持ち込み、デンが2本スリーを決め、ローズはシクサーズを苦しめ続けた。
それでもシクサーズもなかなか屈せず、ホリデーのダンクで82-78と詰め寄った。しかしシクサーズは慎重に攻めることを怠り、イグダラがエアーボールスリーを放ってしまう。本人はティップされたと言い張っていた。
「どの試合も最終的にチームのキースコアラーにゆだねられるんだ」とシボドーはコメントした。
ブルズにはローズがいて良かった。
アトランティック・ディビジョン首位の座から陥落しそうなシクサーズだが、ブルズ相手にはいつも好戦する。
「相手の気をひいている事は確かだよ。終盤やられ続けた後に、うちの選手達は「誰が助けてくれるんだ?」とお互いが探す形になってしまった」とコリンズ監督は述べた。
助けはこなかった。
Game Notes
- 約1ヶ月左アキレス腱の怪我で欠場していたシクサーズのセンター、スペンサー・ホーズが復帰間近。今月半ばには復帰できる可能性がある。
- 現地土曜にデューク大がノース・カロライナ大が負け、息子のクリスがデューク大でアシスタントをしているダグ・コリンズ監督は悔しがっていた。「つらいかった?自分の息子がベンチで敗戦を味わっているんだ。そりゃつらいよ」と語った。