Rose buzzer beater
AP Photo/Jeffrey Phelps
Chicago Bulls 106 – 104 Milwaukee Bucks

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

ローズのブザービーターでバックスを粉砕!!

Rose Gibson
AP Photo/Jeffrey Phelps

ミルウォーキー-(現地:2012年3月7日) デリック・ローズはドライブをすると見せかけるフェイクを仕掛け、守備についていたブランドン・ジェニングスとの間にわずかな隙間が出来たがそれで充分だった。ローズは素早く左に行きジャンプシュートを放った。ブザービーター。ブルズの勝利。

昨年のMVPはブルズファンが溢れるスタジアムを楽しませる術はわかりきっているようだ。たとえそれがホームでなくとも。

スリーポイントラインのすぐ内側からバランスを崩しながら放たれたローズの30点目で、シカゴ・ブルズはミルウォーキー・バックス相手に106-104の勝利をあげた。

「まるで子供の頃に夢描いていたような状況だったよ。気持ちよかったね。適地で相手も全力で戦っている中でのあのシュート」とローズは振り返った。

ローズはハーフコートでチームメートにもみくちゃにされ、ブルズファンの多い観客席から巻き起こる「MVP」コールが巻き起こった。

ジョアキム・ノアも20得点10リバウンドと援護し、ブルズはこれで8連勝。

「まるで映画のようだった。時間はもう無い中でのシュート。ブザーが聞こえる。ボールがネットの中に吸い込まれる。あんなシュート決めた時の気持ちはすごいんだろうな」とノアは語った。

ジェニングスとバックスは、アウトサイドからのシュートがこの日あまり好調でなかったローズはドライブするだろうと予想していた。

Rose buzzer beater
AP Photo/Jeffrey Phelps
「なるべく難しいシュートになるようにディフェンスしたんだ。ドライブするようにしてたんだけどね。彼は顔を手で覆われながらステップバックシュートを決めたんだ。あれを決められたんじゃしょうがない」とジェニングスは述べた。

バックスのスコット・スカイルズ監督はローズがとても難しいシュートをいとも簡単に沈めたとコメントした。

「ぜいたくだね、作戦を練る必要すらない。スローインして、彼に渡せばどんなシュートでも決めてくれる」とスカイルズ。

先日ホームでフィラデルフィアに勝利したバックスはアーサン・イリヤソバがキャリハイとなる32得点、ドリュー・グッデンもシーズンハイとなる27得点だった。

しかしブルズはここ3試合27点以上の得点を続けていたジェニングスを18本中4本のシュートでわずか11得点に抑えた。

ブルズは序盤にジェニングスにダブルチームをしかける事が多く、グッデンがフリーで外から打つ機会が多かった。グッデンはそのチャンスを無駄にせず、前半だけで16得点とバックスを率いていた。

「厳しかったね。でもドリューがシュートを決めていたし、アーサンも良いプレイをしていてくれていたから良かった」とジェニングスは語った。

ブラッドリー・センターはまたもやブルズファンに埋め尽くされていた。しかし前回2月4日に行われたブルズ戦よりかは少なかったようだ。

しかしそれでもバックスはホームでありながらブーイングを受けたりと、観客は明らかにブルズ寄りだった。第2Qにマイク・ダンリービーJr.が大きくシュートを外した際には「エアーボール」チャントまで巻き起こる始末。

バックスはホーム戦で観客の声を聞かないようにするという稀な状況に置かれていた。

「このゲームを落としたのは痛い。48分間全力でプレイしていただけにね。みんな戦い抜いていた。観客にも惑わされていなかった」とジェニングスはコメントした。

ジェニングスはこうなる事をわかっていたようだ。

「試合前にみんなに言ったんだ。観客の声は聞かずにただただ自分たちのバスケをしようってね」とジェニングス。

ブルズは今シーズンの対バックス戦を4戦全勝した。

終盤ブルズが2点リードをしている状況で、ローズの持っていたボールが外に出てしまうが、審判は当初ブルズボールと判断。しかしリプレイで確認した後、残り55.2秒でバックスボールとなった。

ミルウォーキーのベノ・ウドリーがドライブからのレイアップを決め、残り42.9秒で同点とした。

ローズはジェニングスにドライブをしかけ、ターンアラウンド・ジャンプシュートを放とうとしたところでファウルされ、フリースローを両方決めた。残り32.5秒、104-102でブルズリード。

今度はインサイドでイリヤソバが得点し、残り24秒でまた同点となり、ローズの最終シュートへのお膳立てが整った。

「ローズの良いプレイだった。今日の試合の感じだとボールを持ってる側が次に得点するイメージだったから、時間を全部使い切ってからシュートしたんだ」とブルズのトム・シボドー監督は最後のプレイを振り返った。

Game Notes

  • ブルズはガードのリチャード・ハミルトン(右肩)とCJ・ワトソン(左足首捻挫)を怪我で欠いた。
  • バックスはディフェンスの要であるルーク・リチャード・バー・ア・ムーテが右ひざの怪我で欠場した。ウドリーは左ひざ痛をおしてのプレイ。ハムストリング痛で欠場続きスティーブン・ジャクソンはいまだ復帰時期が未定だ。

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