ローズ吠える
by Jonathan Daniel/Getty Images
New York Knicks 99 – 104 Chicago Bulls

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

リバウンドで圧倒したブルズがニックスに勝利!

ローズ吠える
by Jonathan Daniel/Getty Images

シカゴ-(現地:2012年3月12日) デリック・ローズがまたもや大量得点でリーグ1位のシカゴ・ブルズを勝利に導いた。しかしそれでも彼は苛立っていた。

ローズは32得点6リバウンド7アシストし、ブルズはニューヨークを104-99で下しここ11試合で10勝目を挙げた。ニックスは対照的に6連敗。ローズはニックスの守備陣の激しい当たりに耐えながら29本中12本を決め得点を奪った。

「今このリーグでスターと呼ばれている選手で僕だけだろうね、こんな目にあいながらプレイしないといけないのは。あまり詳しくは言わないけど」とローズはファウルをもらえないことに対して明らかに不満を持っていた。

終始フィジカルな試合で、ニューヨークは31本、シカゴは28本のフリースローを打った。

「とにかく今まで通り自分のプレイを続けるよ。ドライバーとしてこのリーグに入って来た。何も変わっていない」とローズは語った。

ブルズは先発メンバーのルオル・デンとリチャード・ハミルトンと控えのCJ・ワトソンを怪我で欠きながらの勝利。15得点13リバウンドと大暴れのタージ・ギブソン率いる控え組が起爆剤となった。リバウンド差でリーグトップのシカゴはこの試合でもニューヨーク相手に56-38とリバウンド戦を制した。

「うちのリバウンドが良かった。タージは素晴らしかったね。彼が後半に得てくれた多くのセカンドチャンスあ試合の決めてとなった」とブルズのトム・シボドー監督は語った。

ニックスはカーメロ・アンソニーが21得点、アマレ・スタダマイアーが20得点だったが、第4Qで二人あわせてわずか7点にとどまり、ブルズが引き離した。

「やつらはオフェンスリバウンドに対してものすごく積極的なんだ。やられたね。ミスマッチが少しでもあれば確実に利用されてリバウンドを奪われた」とスタダマイアーは振り返る。

ニックスのジェレミー・リンは15得点8アシストだったが、シュートがわずか11本中4本しか決められなかった。ローズ相手に善戦するシーンも見られたが、最終的に彼を止める術は無かった。

ターンオーバーの多さを指摘されていたリンは、シカゴのディフェンス相手に3つとおさえた。

「彼は良い選手だ。そんなにターンオーバーも無かったしね。とても自信を持ったプレイをしている。チームメートも彼を信頼している。チームメートを味方につければこのリーグでは成功できるはずだよ」とローズはリンについてコメントした。

ニックスは今シーズン2度目の6連敗で、この日ミルウォーキーがニュージャージーに勝利した為、両チームは同率で東8位となりプレイオフ進出を競っている。ニューヨークはアンソニーが2月20日に怪我から復帰して以来10戦8敗。

「セカンドチャンスでやられた。このチーム相手に自分達より20本も多くシュートを与えては駄目だ」とニックスのマイク・ダントーニ監督は敗戦について述べた。

ブルズはカルロス・ブーザーが15得点、ノアが12得点10リバウンド。ルーキーのジミー・バトラーも29分間のプレイで8得点し大きく貢献した。いくつか会場をわかせるようなプレイも見せた。

Taj dunk
by Jonathan Daniel/Getty Images
「ギブソンとバトラーのおかげで勝てたよ。でかいプレイをして、大事なシュートを決め、ルーズボールに飛びついてポゼッションを奪っていた。それが勝った理由だね。彼らには脱帽するよ」とローズはチームメートを褒め称えた。

ブルズのリバウンド力が第4Qの重要な局面での得点を生んだ。ショットクロックを使い切りそうだったため遠目から放たれたローズのシュートはリムの奥に当たり跳ね返った。しかしギブソンがリバウンドを積極手に奪い、ユナイテッド・センターに集まった観客は立ち上がり彼を賞賛した。

そこからローズがリンの裏に抜け、ノアからのバウンスパスを受け強烈なワンハンド・ダンクを決めブルズは残り6:01で91-84とリードを広げた。

数分後、バトラーが今日の活躍を証明するかのようにブーザーのミスショットをリバウンドしそのままダンクをねじこんだ。

「エネルギー溢れる選手になるように心掛けてるんだ。タージを見てればやりやすいよ。彼は今日とても良かったね。彼の表情やジョアキム・ノアの表情を見てるとそれが伝染してくるんだ。全員でエネルギーを供給している」とバトラーは語った。

残り49.8秒でアンソニーがスリーを決めリードを4点まで縮めた。しかしそれ以上近づくことはなかった。

「最後までやり通せなかった。リバウンドを取らなければ駄目だ。デリック・ローズの存在がそれに大きく影響している。彼がゴールにドライブすることで生まれるプレッシャー。ディフェンダーを二人ひきつける分、オフェンスリバウンドを向こうもとりやすくなるんだ」と13得点10リバウンドだったニックスのセンター、タイソン・チャンドラーは分析した。

第3Qにローズはリン相手にクロスオーバーを仕掛けフローターを沈め、シカゴは12-2のランで7点のリードを奪った。

ニックスもそこから11-5のランを決め返した。その全ての得点をこのQ二人で21得点だったスタダマイアーとアンソニーが決めた。

プレイオフの雰囲気が漂う試合展開は最後まで続き、スポーツニュースで何度も流されるであろうローズのダンクで決定づけられた。ローズはダンク後怒ったような表情をしていたが、本人はあまり覚えていないようだ。

「あの辺はあまり覚えてないな。ちょっと見てないとわからない。でも多分試合中全然ファウルをとってもらえてなくて怒っていたんだと思うよ」とローズはコメントした。

Game Notes

  • デンは左手首の怪我で2試合連続欠場した。ハミルトンは右肩の怪我で4試合連続欠場。今シーズン様々な怪我に悩まされ、27試合欠場している。ワトソンは左足首の捻挫で5試合連続欠場。3選手ともday-to-day(その日判断)とされている。
  • ニックスの控え、ジャレッド・ジェフリーズは左ひざの痛みで欠場した。現地水曜のポートランド戦には復帰するだろうとダントーニ監督は語った。
  • ブルズは2011年2月5-7日以来連敗をしていない。75試合という期間はフランチャイズ記録。
  • ブルズは第3Q終了時にリードしている試合は30戦無敗。

4 コメント

  1. ローズは当然なんですが、とにかくタージ・ギブソンとジミー・バトラーの活躍が非常に印象的でした。彼らのエネルギー溢れるプレイが素晴らしかった。特にタージはもはや必要不可欠な選手になりましたね。

    コーバーなかもスリーだけでなく床に飛び込んでまでルーズボールを奪いにいったりと、チーム全体で戦ってる感じがとてもわかります。

    いい流れでヒート戦が迎えられそうです。

    • ROSEのDUNK、すっげー!!
      TAJI・JIMMYのDF、OFリバウンドと圧巻だった!!
      LUOとRIPの穴をうめる活躍!!

      さぁーーあさってのMIAMI戦LUOとCJは戻ってくるのかな

  2. こういうブルズをシカゴに住んでいた頃に見たかった……

    “勝敗関係無くブルズの得点が三桁に届いたらタコス1つ無料”チケットが入場者に配られる程に落ち目だった当時が嘘の様。
    強豪チーム特有の周期というやつなのでしょうか。

    • 暗黒期ですねw あの頃はespn毎日見るのがつらかった。。
      今でも100点とるとビックマック入場者全員に配られてますよ!

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