Deng buzzer beater
by Jonathan Daniel/Getty Images
Toronto Raprots 101 – 102 Chicago Bulls

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

デンのブザービーターで延長の末劇的な勝利!

Deng buzzer beater
by Jonathan Daniel/Getty Images

シカゴ-(現地:2012年3月24日) ラッキー?確かにそれかもしれない。しかしそれでもルオル・デンのタイミングは完璧だった。ブロックされたシュートを掴みそのまま終了ブザーと同時にバスケットに入れチームを救い、シカゴ・ブルズはリーグ最速で40勝目をあげた。

チームメートのCJ・ワトソンがシュートを放ったが、トロントのジェームズ・ジョンソンが指をあてシュートは短かった。しかしそこにはデンがいた。審判がデンのシュートがブザーの前だったことを確認し、ブルズは延長の末102-101の劇的な勝利をあげた。終盤までは圧倒的にわずか16勝しかあげていないラプターズのペースだった。

「リバウンドをとる時間が残っていてラッキーだった。ボールが手を離れてからブザーの光が見えたから確信していた。けど最後までわからないからね、判断がくだされるまで待っていたよ」とデンは語った。

元ブルズのジョンソンは20得点8リバウンド4ブロックと活躍し、ラプターズはシカゴ相手にまたもや善戦したが最終的に負けてしまった。

「そういう事もあるさ」とジョンソンはコメントした。

「俺がブロックしたあとショートだったんだけど、ルオル・デンが素晴らしいプレイを決めた。うちが勝つべき試合だったけど、相手が勝利を決めるプレイをした」とジョンソンは最後のプレイについて語った。

ブルズはカルロス・ブーザーが24得点10リバウンド、デンが23得点10リバウンド、ワトソンが23得点だった。

ラプターズはホセ・カルデロンが20得点10アシスト、ゲイリー・フォーブスが12得点13リバウンドしたが、延長残り6.4秒で大事なフリースローを2本外してしまった。

ブルズはこれで40勝10敗と好成績を記録しているが、勝利後もトム・シボドー監督は決して喜んでいなかった。ブルズは先日もラプターズに12点差のビハインドから逆転し94-82の勝利をあげていた。

「なんとか勝ったが、2試合も続けてこの展開ということが駄目だ。なんとか勝つ術を見つけたが、とても運が良かった。今日の試合を勝てたのはラッキーだった。完全に最初から相手にやられていたよ。相手に支配されていた。リバウンド数でも14本も負けている」とシボドーは語った。

ラプターズはリバウンド戦を58-44と勝利、シカゴのスリーが23本中3本しか入らないなど勝てる材料はたくさんあったが、20ターンオーバーが痛かった。

「ブロックを決める、スクランブルがある。向こうはシュートできてない、しかしルーズボールを拾って決められる。今シーズンを物語ってるよ」とトロントのドウェイン・ケイシー監督は語った。

ブルズはこの日もスター選手デリック・ローズを鼠径部の怪我で欠いた。これで6戦連続欠場だ。しかもセンターのジョアキム・ノアも前半の残り1:28でテクニカル・ファウル2つで退場してしまった。

ゴール下でファウルをとられた後、文句を言ったためテクニカルを取られた。その後ボールを審判のほうに投げたため2つ目を取られ退場処分。

「すでに人手不足なんだ。あれはいらなかった」とシボドーは語った。

ラプターズも怪我で8名しかプレイしなかった。デマー・デローザンが足首の怪我で、ジェリド・ベイレスが骨盤上部の打撲でそれぞれ欠場した。

CJ layup
by Jonathan Daniel/Getty Images
ワトソンはこれまで1本のジャンプシュート、2本のフリースロー、1本のスリーしか決めていなかったが、ブルズは7点差ビハインドを同点に持ち込んだ。

ワトソンは最終Qに13得点と荒稼ぎ。右サイドからスリーを決めシカゴは残り52.6秒で93-92と逆転した。しかしアミール・ジョンソンがカルデロンからのアリウープを決めトロントがすぐさまリードを奪い返した。ワトソンがその後2本中1本フリースローを決め、スコアは94-94の同点、ラプターズは終盤に3度シュートを放つがどれも入らず、スクランブルがありボールが外に出たが、ビデオ判定でラプターズボールに。残り3.9秒。

アンドレア・バルニャーニが最後スリーを売ったが、入りかけたボールはむなしくもリムから落ちてしまい延長に突入した。

延長でカルデロンがジャンプシュートを決めトロントはリードを奪ったが、ブーザーが残り1:19でフリースローを2本決めスコアは100-100の同点。

残り15.2秒でジョンソンがファウルされ、2本目のフリースローを決めラプターズは101-100とリード。しかし全てはデンのラストプレイのお膳立てにすぎなかった。

Game Notes

  • デローザンはここまで130試合連続先発であと1試合がチーム記録だったが、30得点と大活躍のニックス戦第4Qで怪我をし記録を逃してしまった。ラプターズの連続先発記録はアルビン・ウィリアムズの131試合。デローザンの代わりにフォーブスが先発した。
  • 今シーズン16試合しかプレイしていないリチャード・ハミルトンは、方の怪我で10試合連続で欠場した。
  • 今週亡くなったシカゴ・サン・タイムズのスポーツ記者レイシー・J・バンクスに試合開始前に黙祷を捧げた。バンクスは同紙のベテラン記者で、ブルズのチャンピオンシップ時代の頃もカバーしていた。

2 コメント

  1. 改めて試合スタッツを見たら、デンとブーザーって、
    ブーザーのファール数以外、殆ど一緒...

    こーゆーのもちょっと珍しくて面白いですね。

    ここまでリバウンドで負けたのに、それでも試合に勝てたのは
    終盤でディフェンスにギアが入った(入れた)のと、トロントのターンオーバーが
    多かったのが良かったですね。
    ブルズのディフェンスでどの程度Forced Turnoverがあったのか、
    ちょっと見てみたいです。

    • リバウンドでこんだけ大差で負けるのは久しぶりな感じがしますね。確かに終盤のディフェンスはすごかったですね!

      そしてブルズはプレイオフ進出一番乗り!

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.