Holiday layup
by Jesse D. Garrabrant/NBAE via Getty Images)
Chicago Bulls 82 – 89 Philadelphia 76ers

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

3連敗で逆王手

Holiday layup
by Jesse D. Garrabrant/NBAE via Getty Images)

フィラデルフィア-(現地:2012年5月6日) 何本シュートをミスしようと、若干21歳のジュルー・ホリデーにとって重圧にはならなかった。緊迫した第4戦で彼はチームメートのエヴァン・ターナーと自身の不調について笑い合った。

「プレイしてるときは楽しまないと駄目だ。かなり楽になる」とホリデーは語った。

確かにフィラデルフィアにとって終盤とても助けになった。試合中ずっとスランプだったホリデーは試合終盤にスランプから抜け出し、連続スリーを決め1点差だったリードを一気に7点へと広げ、シクサーズはブルズを89-92と下しシリーズも3勝1敗と大手した。

「結果を恐れてはいけない」とシクサーズのダグ・コリンズHCは述べた。

トップシードのブルズが窮地に立たされる形となった。

スペンサー・ホーズが22得点、ホリデーが20得点し、シクサーズはあと1勝で第8シードがトップシードを倒すという偉業を達成することになる。

アンドレ・イグダラも14得点12リバウンドと活躍し、シクサーズは第1戦を落としてから3連勝。

満身創痍のブルズはデリック・ローズ(全十字靭帯団列)とジョアキム・ノア(左足首捻挫)抜きでの試合となった。ローズは今シーズン絶望的で、ノアは今シリーズ中はその日判断とされている。

NBA史上、第8シードが第1ラウンドで勝ち進んだのはたった4回。昨年のメンフィス、2007年のゴールデン・ステイト、1999年のニューヨーク、1994年のデンバーだ。

「その事については考えていない。次の試合の今年か考えていない。勝つには充分な戦力を持ち合わせているはずだ」とブルズのトム・シボドーHCはコメントした。

シクサーズがプレイオフで3連勝したのは、2001年にアレン・アイバーソンがファイナルまで導いた時以来だ。

最初の3Q半スランプに陥っていたホリデーは、終盤に大活躍。最初の5本のスリーを外していたが、終盤に重要なスリーを決めリードを77-73へと広げた。その直後にもう一本決めリードは7点差に。大歓声に包まれた。

「次の試合が第7戦だと思ってプレイしなければならない。シカゴで勝ちたい」とホリデーは語った。

人手不足のブルズは、チームの要である二人が欠場していることを言い訳にすることは許さなかった。17得点したCJ・ワトソンのジャンプシュートで2点差まで詰め寄った。

しかしファウルが呼ばれやすいこの試合で、ホリデーが残り51秒の所でフリースローを2本決めスコアを84-80とした。

このままシクサーズが勝利すると、2003年以来のプレイオフシリーズで勝ち進むことになる。

ブルズはカルロス・ブーザーが23得点11リバウンド、タージ・ギブソンが14得点12リバウンドだった。

決して万全ではないブルズは、審判にどなったり、トラッシュトークをしたりとなんとかシクサーズ相手に優位に立とうと全ての術を使おうとしていた。

Noah in boot
by Jesse D. Garrabrant/NBAE via Getty Images
第3戦で怪我をしたノアはベンチから必死に応援した。保護ブーツをつけながら、手を叩き、声援を送り、タイムアウト中指示も出した。しかしコート上のノアの穴は大きかった。

ブーザーはなんとかブルズが勝てるようあらゆる事をやっていた。ファウルトラブルにありながらも、最初の3Qで18得点し、ノアが普段取るようなタフなリバウンドを取るべくファイトした。

しかしそれでは充分ではなかった。

シクサーズが31本中22本のフリースローを決めたのに対して、シカゴは14本中11本。シクサーズは今シーズンのフリースロー平均投数は18.2本だった。

「とにかくファウルせずに良いディフェンスをしないといけないってことだ。審判について不満を言ってもしょうがない。これがプレイオフだ。第4Qに17,8点くらいに抑えれば勝てるゲームだった」とブーザーは語った。

イグダラはアキレス腱炎と戦いながらも重要なプレイで何度も貢献した。ブルズがランをしかけた第3Qでスリーを決め57-56と逆転。前半力強いダンクなどで8点のリードを奪った。第4Q中のフリースローを得意としないイグダラだが、残り26.6秒で2本とも決めることもできた。

「アドレナリンが自分を突っ走らせてくれた。つま先で立つのがきついんだ。それが一番きつい」とイグダラは語った。

試合冒頭、客席は半分しか埋まっていなかった。ウェルズ・ファーゴ・センターのある通りが通行止めになっていたためだ。

しかしホリデーがスリーを決めた時点ではファンで溢れ大歓声に包まれていた。

Game Notes

  • ボクサーのベルナード・ホプキンズ、元NBA選手のドルフ・シェイズ、元シクサーズのスター選手ジュリアス・アーヴィング、俳優のビル・マレーが試合に来ていた。
  • フィラデルフィアがプレイオフシリーズで勝利したのは2003年にニューオリンズを倒したのが最後。
  • シクサーズは7戦先取で3勝1敗になるのは1984年の東準決勝以来。
  • シクサーズのCEOアダム・アロンは試合開始時間を動かすことは出来なかったと述べた。

1コメント

  1. 確かにブーザーは23得点11リバウンドと活躍しましたが、ええええええなにそれええっていうミスが多すぎてそっちの印象のほうが正直強いです。

    次戦は絶対勝ちたい。ホームで負けたくない。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.