Luol Deng vs Knicks

Luol Deng vs Knicks

今日はデンさん祭り!シーズンハイとなる33得点できれっきれでした。しかもディフェンスではカーメロ・アンソニーを前半しっかりとおさえこみ、攻守ともにブルズのキーマンとなってくれました。本当に頼もしい選手です。

デンさんの何が凄いかっていうと、得点を量産する多くの選手とは違って彼の得点のほとんどがブルズのオフェンスシステムに従ったものなんですよね。無理して1on1をしかけている訳ではなく、チーム全体のパス回しの結果だったり、オフェンスリバウンドからのプットバックだったりと決して派手な得点ではないんです。いつも気づくと20得点くらいしていてびっくりするイメージがあります。そしてディフェンスでもいつも相手の得点リーダーを相手におさえこむ。本当に貴重な選手だと思います。

ギブソンもすっかり調子を取り戻したのが7本中6本のシュートを決めました。彼のベースラインからのポストムーブは良いですね。カークが先日怪我で欠場してからの復帰でシュートはあまり入りませんでしたが、7アシストとゲームメイクは健在。彼がいるときにオフェンスの安定感はやはり違うなと感じました。

あとはやっぱりブーザーですかね。最近のプレイは今までなんだったんだってくらい良いです。相手を接触することを嫌うイメージの強いブーザーですが、最近はどんどんゴール下に攻め込みファウルをもらいながら得点を決めるシーンが印象的です。本当にいい感じです。

しかし第4Qはいただけない内容でした。41点もとられています。20点差あったリードがいつのまにか7点差。主力を下げて休ませることができませんでした。シボドーの口癖である「48分間しっかりプレイ」がまだ出来ていません。集中力の問題なんでしょうかね。

次はこのまま連戦でホームでのサンズ戦。最近負け続きのサンズ。しかし今年のブルズはどうも連敗中の相手に負ける事が多いので、気を引き締めて挑んでもらいたいです!

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Chicago Bulls (20-14) 29 28 25 26 108
New York Knicks (23-13) 18 18 24 41 101
Game Stats

Anthony Gruppuso-USA TODAY Sports
以下Associated Press記事翻訳
NEW YORK – ジョアキム・ノアにとってニックスを抑えるのと同じくらいに回りの漏れ聞こえてくる雑音を黙らせるのが快感だった。

試合前に試合停止処分明けのカーメロ・アンソニーが大活躍するだろう、先月の敗戦のリベンジをするだろうという話を聞いていた。

しかし前回同様に試合はブルズ圧倒の内容だった。

ルオル・デンがシーズンハイとなる33得点しシカゴは108-101の勝利で今シーズンのニックス戦を3勝2敗とした。ニックスはこれで今シーズン初の3連敗。

ノア「大きな試合だった。沢山の人が注目してる中、皆がニックスは前回のリベンジをするだろうとかごちゃごちゃ言っていた。でもうちはここに来て、また押さえ込むことができた。」

ニューヨーク出身のノアは家族や友達の前でプレイすることでテンションもあがり、コネチカット州ニュータウンであった銃乱射事件以降やめていた銃を打つ仕草もやってしまうほどだった。少し感情が高ぶりすぎたと後ほど謝罪するほどだ。

デンは前回の29得点を上回る得点で、18本中13本のシュートを決めながらも1試合出場停止処分から復帰したアンソニーを前半ディフェンスでも押さえ込んだ。これが勝利への鍵となった。

ブルズは他にカルロス・ブーザーが17得点。デリック・ローズが膝のリハビリから戻るまでオフェンス力が100%にはならないブルズだが、それでもこの日は57%のシュート率を誇った。

ニックスのアンソニーは最終的には39得点したが、前日のインディアナへの敗戦に続く敗戦となった。アンソニーは32本中14本のシュートを決めたが、デンの守備のせいではなくただ単に普段決めるシュートを外してしまっただけだったと語った。

先発PGのレイモンド・フェルトン、控えの主力であるマーカス・キャンビーとラシード・ワレスを欠いたニックスはシーズン序盤に誇った層の厚さと鋭さが見られなかった。

アンソニー「もちろん負けたくない。1日毎、1試合毎にやってなんとか跳ね返さないといけない。次は日曜のニューオリンズ戦だ。これは勝たないといけない、負けられない試合だ。」

ローズは昨シーズンのプレイオフで膝を前十字靭帯を断裂してからリハビリ中で、練習も再開しもうすぐ復帰間近とされている。彼のいない中でもブルズは東カンファレンスの上位になんとかくいこんでおり、カンファレンスのトップを競っているニックス相手にはこれで3度も勝利していることになる。

デン「今シーズン、しっかりと集中して試合に取り込めばリーグトップのチームやどんな相手でも勝敗問わず試合終盤まで競い合うことがわかっている。だから毎回試合に挑む時はそれを理解しているからゲームプランに沿ってプレイするんだ。このリーグどの相手でも恐れずにプレイできる。」

リチャード・ハミルトンが14得点したシカゴはここ5試合で4勝目をあげた。

J.R.スミスは17本中わずか4本しか決められず13得点。ニックスはここ7試合で5敗目。タイソン・チャンドラーは18リバウンド獲得した。

ブルズ対ニックスの初戦はアンソニーが指の怪我で欠場し、ブルズがニックスを32%のシュート率におさえシーズン最低の85得点とふさぎこみ8点差の勝利をあげた。

アンソニーは2試合に出場したものの、9個のテクニカル・ファウルと4人の退場と大荒れの試合で試合終盤はロッカールームから観戦することとなった。試合はブルズが圧倒し勝利、終盤にニックスが追い上げたものの試合はほぼ決まっていた。

今回もシカゴにとって同じ展開となり、25点差のリードをつけながらもニックスが終盤追い上げ最終スコアは試合内容に比べて近いものだった。

アンソニーは前日のインディアナへの81-76の敗戦を、ボストン戦でのケヴィン・ガーネットとのいざこざで出場停止処分をうけていたため欠場していた。そのためニックスのマイク・ウッドソン監督はリーグ得点ランキング2位の彼が鬱憤を晴らすのに期待していた。

逆にアンソニーは前半14本中10本のシュートを外すこととなる。しかし後半に一気に得点を奪い先週2度記録した40点以上に接近する勢いだった。

ブーザーが記録していたダブルダブル連続記録は6試合で止まってしまったが、シカゴにとっては充分でアウェイでの東カンファレンスの試合を9勝1敗とした。ホームも含むと東カンファレンス相手に16勝5敗。

ブルズは試合開始から5得点連続で決め、そこからは得点ラッシュが続いた。第1Q19本中11本のシュートを決め、アンソニーを8本中1本におさえ一時15点差までのリードを奪い、第2Qを29-18のスコアで迎えた。

観客の勢いを既に奪ったブルズは更に追い打ちをかえ観客は不甲斐ない地元チームに対して不満を出し始めた。第2Q開始後ブルズの17-6ランのうち最後の5得点をデンが決め46-24と大きくリード。ゴールを奪う度にニックスファンのブーイングは大きくなっていった。

デンがニックスのターンオーバーを拾いそのままレイアップを決めブルズはこの日最大の25点リードを奪った。そのままリードを保ち57-36でハーフタイムを迎えた。

前半シカゴのシュート率は57.5%、対するニックスは29.8%と圧倒された。

試合残り1:07でノヴァックとアンソニーが連続スリーを決め103-96と詰め寄ったものの、マルコ・ベリネリが5本フリースローを決めそれ以上は近寄らせなかった。

ニックスは試合前にここまで先発していたキャンビーが左足の怪我は再発し2-4週間欠場することを発表した。ウッドソン監督はカート・トーマスを代わりに先発起用したのと同時、ここまでの35試合で1試合以外は全て先発してロニー・ブリュワーを外しジェームズ・ホワイトを起用した。ホワイトにとっては今シーズン3度目の先発出場。

足の怪我で欠場するワレスと、膝の手術から復帰したばかりで調整しながら出場時間が抑えられているアマレ・スタウダマイヤーというフロントコートは、ブルズのようなフィジカルなチームと対するビッグマンが足りなかった。

チャンドラー「誰かがダウンした時は他の誰かが穴を埋めなければいけない。今年は誰かが復帰すると違うやつが怪我したりと回転ドア式にいれかわっていて不運が続いている。しかしそれは言い訳にならない。誰かが穴を埋めて、チームとしてそこはカバーしていかないといけないんだ。」

ジェイソン・キッドは全てのシュートを外し、キャリアわずか2度目となる無得点無アシストに終わった。

Game Notes

  • ウッドソン監督は怪我から復帰するイマン・シャンパートを来週ロンドンで行われるデトロイト戦に連れて行くか、ニューヨークに残しデヴェロップメント・リーグに出場させるかで迷っているようだ。シャンパートは昨年のプレイオフで前十字靭帯を断裂してから最近復帰する許可がおりたばかりだ。
  • これでシカゴはニックスとのレギュラー・シーズン戦を2010-11以外では全て勝ち越している。

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