非常に後味の悪い試合となってしまいました。延長戦、残り1.7秒でノアのティップインで勝った!!!と歓喜したのもつかの間、ビデオレビューの後ゴールテンディングとみなされ取り消されてしまいました。問題はその数プレイ前にクーフォスのティップインも明らかなオフェンシブ・ゴールテンディングだったのに笛は鳴らず、レビューすらされなかった事です。他にも試合を通しておかしな判定が多く、ジャッジに一貫性がありませんでした。

厳密に言えばどちらのプレイもゴールテンディングなのだと思いますが、一方はレビューして一方はしないというのは理解できません。審判の言い分として、クーフォスのは当初コールがなくプレイが中断しなかったので出来ないと。ノアのほうも当初コールはなかったがタイムアウトがあり中断した際にデンバーからのクレームが凄かったのでレビューされたようです。そんなの納得いくかい!っていう話ですよね。

負けそうな試合を必死に追いつき後一歩で勝利という所までもっていたブルズはよくやったと思います。怪我人の復帰はいまだなく、疲労もたまる一方の中すごい試合を見せてくれたと思っています。特にネイトとノアは凄かったですね。一時足の怪我で心配されていたノアですが、最近の活躍は凄まじいと思います。そしてチームの為にあれだけ吠えまくってくれたシボドー監督にも感謝。よく退場処分になりませんでしたね(苦笑)。

この敗戦がチームの結束をより固めてくれることを願います。次もホームでブレイザーズ戦。プレイオフシードが非常に混戦してきたので今日のこともあるし絶対勝っておきたいです。

1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
Denver Nuggets (46-22) 21 32 26 26 14 119
Chicago Bulls (36-30) 20 25 28 32 13 118
Game Stats

AP Photo/Charles Rex Arbogast
AP Photo/Charles Rex Arbogast
以下Associated Press記事翻訳
CHICAGO – デンバーの12連勝目は簡単ではなく、物議を醸すエンディング付きだった。

延長残り7.1秒でアンドレ・イグダラが決めたスリーが決勝シュートとして記録には残るが、ナゲッツに119-118で敗戦したシカゴ・ブルズはそう思っていないだろう。

残り1.7秒でマルコ・ベリネリの放ったシュートをジョアキム・ノアがティップインしたもののゴールテンディングと見なされ取り消された。

カルロス・ブーザー「勝利を盗まれたように感じている。」

審判は当初笛を吹かなかったが、直後にデンバーがタイムアウトを取りゴールテンディングを訴え続けた結果ビデオ判定となり、ノアのバスケットは取り消され、ブルズ11試合目で7敗目へとつながった。

ケン・マウアー審判「ボールが落ち始めバスケットに入る可能性があり、ボールがリムの上にある場合はオフェンシブのバスケット妨害がゴールテンディングである。それだけだ。」

しかしトム・シボドー監督はその少し前にデンバーのコスタ・クーフォスが同様のプレイでゴールテンディングにならなかったことを指摘した。

トム・シボドー監督「タフなプレイだ。私の角度からは良いプレイのように見えた。ボールの軌道は短いように見えた。クーフォスのは確実のリムの上にあった。リーグに問い合わせて彼らの解釈を聴いてみないといけない。私がルールがよくわかっていないのかもしれない。」

ノアは激怒していた。

ノア「それが苛立たしいんだ。なんでこのプレイはレビューするのにその前のプレイはしないのか。ああいう状況で審判は全力で頑張っているのはわかるけど、今日はそれのせいで負けてしまった。残念だ。」

デンバーのジョージ・カール監督は違う見解をもっていた。しかしクーフォスのプレイに関しては言い逃れした。

カール監督「(ノアのプレイは)間違いなくゴールテンディングだった。ボールはリムに当たる所だったんだ。コスタのティップインについては遠すぎたので見えなかった。」

ナゲッツはウィルソン・チャンドラーが35得点、コーリー・ブリュワーが16得点、タイ・ローソンが13得点、イグダラが12得点10リバウンド、アンドレ・ミラーが10アシストした。

シカゴはネイト・ロビンソンが34得点、ルオル・デンが21得点、ベリネリが18得点、ノアが14得点12リバウンド。

デンバーはここ13試合で100点以上記録するのはこれで12度目で、ここ7試合では初めて相手に100点以上許す事となった。

始まりはデンバーが調子良く、何度かリードを14点差にまで広げた。しかしシカゴはその度にくらいつき、先発メンバーの得点だけではブルズが104-48とナゲッツを圧倒した。

カール監督「今夜は無理矢理なプレイが多く、ディフェンスも良くなかった。なんとか強い結束を保ち、特に終盤4点ビハインドから重要なシュートを決めたことを誇りに思う。延長に入らずに勝てるはずの所を大きなリードを失ってしまったため、メンタル面では厳しい試合だった。」

第4Qのこり3:26でナゲッツは8点リードしていたが追いつかれてしまい、最後に放たれたタイ・ローソンのシュートは入らず延長戦に突入した。

しかしカール監督は、デンバーのベンチ陣がチャンドラーの素晴らしいプレイに導かれ71得点した事を喜んだ。

カール監督「(彼を)ベンチから投入するとオフェンスでスパートをかけてくれる。オフェンス面では我々のチームでは彼が一番効率の良い選手だと思う。守備も悪くない。」

デンバーは第1Qを21-20で競り勝ち、ハーフタイムを53-45のリードで迎えたが、シカゴは第3Qを28-26で奪い、後半60-52で追いついた。

12連勝目は決して簡単ではなかったが、カール監督は勝利出来たことを喜んだ。

カール監督「1月に9連勝、今は12、勝てることはわかっているし、誰とでもプレイできる。今は自信をつけてきている。とにかく今は54勝、55勝くらいを目指してやっている。どの試合にも価値はある。今は結束して自信をつけていくのをうまくやれている。」

Game Notes

  • 最後にデンバーが11連勝した時に生まれていたナゲッツのメンバーはアンドレ・ミラーのみだ。1983年3月15日、ミラー7歳の誕生日の4日前だった。
  • デンバーとシカゴの戦績は44勝37敗でデンバーが勝ち越している。

12 コメント

  1. そんな結末だったんですね。判定については非常に残念ですが、スポーツにはつきものですね。控えが充実しているナゲッツ相手にOTまで戦うのは正直きつかったと思います!調子は上がってきていると思うのでそこはよかったなと思いました。毎試合ごとに更新してくださってありがとうございます。毎日楽しませてもらってます!

    • ジョーダさん、こちらこそコメントいつもありがとうございます!
      今とても好調なナゲッツにここまでやれたのは凄いと思います。なのでなおさら勝ちたかったです。。!

  2. こんばんは。ハイライトを先程、観ましたが、、、。とても微妙な判定です。ビデオで確かめ、その解釈の問題なので、実に難しいですね。これは、懸命にプレーした結果なので、本当に「仕方なし」としか言いようがないです。
    それにしても、メンバー不足ですね。早く、故障者が復帰してくれることを祈るばかりです。
    *気が早いのですが、来季の補強の焦点は、PGあるいはSG1名、G1名、C1名でしょうか。「3」が打てるとなおよしですね。

    • komohisaさん、コメントありがとうございます。
      ビデオ判定の持ち込み自体の判断が曖昧だったんですよね…それが悔しいです。ただ結果は結果なので受け止めるしかないですね。引き続き頑張ってもらいたい!
      補強ポイントは多くと悩ましいですね。怪我人が復帰してくれれば色々見えてくると思いますね。

  3. 悔しいー。勝利を確信していたので、ホントに納得いかないです!
    今日はLIVEで観てたので、試合後は、自分もノアと同じで、ずっと苛立ちが収まりませんでしたよ!
    確かに、今日はディフェンスで反省すべき点が多々ありましたが、今日勝つのと負けるのでは、大きな違いがあると自分は思ってました。
    前のウォーリアーズ戦でいい流れができたので、今日からホームで連戦ですし、今日勝てば、勢いがついてラストスパートをかけるきっかけになるはずだと…だから、この敗戦は痛いです。
    選手達は、もっとダメージがあると思いますが…
    気を取り直して次から頑張ってもらいたいです。

    • Hide-Miさん、コメントありがとうございます。
      ルーズボールがとれなかったり、ちゃんとボックアウトできてなかったりとディフェンスや細かいところのミスが多かったのが痛かったですね。ノアがファウルトラブルであまり出られなかったので影響してしまいました。出てる時のディフェンスは素晴らしかったので。
      今回ので選手達に火がついて次の試合で爆発してくれることに期待したいです。

  4. 本当に厳しい試合でしたね‥
    確かにオフェンスは微妙で、オフェンスリバウンドも取られてるイメージがありましたが
    それでも何とか競ってノアが最後に決めてくれたと思ったんですが
    結果にはとても残念です

    • 0日さん、コメントありがとうございます。
      ノアが決めてうおおおおおおってなったんですけどねー…。しかもその直前のクーフォスの件もあったので残念さと悔しさが何倍にもなりました。残念です。

  5. 取り上げたら切りがないかもしれませんが、このノアのティップの前の、
    ミラーからイギーの3点シュートに繋がったプレーも、ミラーが実は普通に
    トラベリングしてたのに、それも余裕でノーコールでしたし。

    この試合は明らかに審判の不手際によって負けたものだと信じてます。
    追い上げて追い上げて、そして追いついて延長に持っていったのに…

    • アイクさん、コメントありがとうございます。
      そうなんですよね、自分もあのプレイを見ながら「今ミラー5歩くらい歩いたよな」って思っていました。あまり審判のせいでー!とか言いたくはないのですが、この試合はもうそんな事もいえないレベルでしたね。悔しい。。。!

  6. 最近のブルズは踏んだり蹴ったりですね^^;
    厳しい状況だからこそ、勝ち星が一番の良薬だと思うんですが、
    こういう形で勝ちを逃してしまうのはさすがに可哀そうですね。。。
    でも、ナゲッツはサンダーにも勝ちましたし、
    そういうチーム相手にこの試合というのは、
    ブルズも捨てたもんじゃないと思います。

    • 角砂糖さん、コメントありがとうございます。
      いやーほんとに踏んだり蹴ったりですね。幸いチームはもうこの試合の事は忘れて次に集中してるみたいな記事がでていたので、大丈夫そうです。
      しかしナゲッツは強いですねー。

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