マイク・ダンリービー 10針縫う

マイク・ダンリービー 10針縫う

スパーズ戦が惨敗だったのでシボドーとこのブルズなら調整してきてくれるだろうとは思っていましたが、まさかここまで修正してくるとは思いませんでした。スリーが入りまくりのオンフェス回りまくりで111得点しながらも強豪ロケッツをわずか87得点に抑える堅守っぷり。圧巻はダンリービー。前半にパーソンズの肘をくらい目の上を10針縫うはめになったのですが、第3Qからまた出場し同Qに18得点と荒稼ぎ。10針縫った人とは思えないようなテイクチャージをしたりとガッツ溢れるプレイを見せてくれました。

ノアが13得点10リバウンド9アシストとまたもやあわやトリプルダブルの活躍!ブーザーも1ヶ月以上ぶりに30分出場で18得点7リバウンドと彼にとっても久しぶりに良いゲームになったんじゃないですかね。タージはファウルトラブルもあってあまり活躍できませんでしたが、アシックの上から強烈なダンクを叩き込んだのであれで良しとしましょう(笑)。

ガード陣はカークとオーガスティンが絶好調。2人あわせて13本中8本ものスリーを決めました。ダンリービーも6本中4本と、ブルズはいつになくスリーが入りまくりだったのも良かったですね。

ディフェンス面でもハーデンをわずか8得点に抑えたり、ドワイトから7TO強いたりと好調。ブルズがスパーズ戦の大敗からエネルギー溢れるプレイをしてくれることはわかっていたのですが、ロケッツは逆にOKCへの敗戦を跳ね返りの材料にする事ができなかったなという感じのプレイでした。シボドーがよくNBAの試合はどれだけ準備できているか、どれだけちょっとしたプレイに対して努力できるかが鍵なんだと語っていますが、この試合は正にそれを証明するものだったと思います。

次は一日空けてのキングス戦、そしてサンダー戦でこのホーム連戦は終了です。残りも勝っていきましょう!

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Houston Rockets (44-21) 20 22 16 29 87
Chicago Bulls (36-29) 25 25 35 26 111
Game Stats

以下AP記事翻訳

ジョアキム・ノアとジミー・バトラー
Mike DiNovo-USA TODAY Sports
CHICAGO – 第2Q序盤にマイク・ダンリービーはチャージを奪う際に肘が右目の上に当たってしまい流血、ロッカーに戻る際にコート上に血の跡を残していった。

ダンリービーの復帰は不明とされていたが、本人の中ではもう結論は出ていたようだ。

傷を塞ぐために10針縫ったダンリービーは後半開始から復帰し、後半だけで21得点の活躍でブルズをヒューストン・ロケッツ相手に111-87の勝利へと導いた。

ダンリービー「縫ってもらったら戻ろうって決めていた。かなりタフな当たりだったよ。首も少し痛むし、むち打ちのように首が後ろにいったからね、それも少し心配だけど、見たらわかると思うけど後半はだいぶ調子良かったよ。あの当たりが逆に自分に何か目覚めさせたのかもね。」

ダンリービー率いるブルズは6選手が二桁得点した。

センターのジョアキム・ノアは34分の出場で13得点10リバウンド9アシストであわやトリプルダブルという活躍。4度目のトリプルダブル達成かと思われたが、あまりの得点差に残り3分でベンチに退いた。

シカゴはカーク・ハインリックが6本中5本のスリーを決め19得点、カルロス・ブーザーが18得点、D.J.オーガスティンが13得点、そしてジミー・バトラーが11得点した。

チーム力で得た勝利だったが、ブルズのロッカーではダンリービーの活躍で持ち切りだった。

ノア「チームを奮い立たせてくれたと思う。目の上にすごいコブ作っちゃってまるで(イヴァンダー)ホリフィールドの白人バージョンみたいでさ。当たらしユニフォームを着直して後半をガッツでプレイして、デュークのストリート性の評価を上げたんじゃないかな。とても凄かったよ。このチームの性格を表していると思う。あんな風にがっつり怪我するのは今まで見た事ないよ。」

ブルズはホームでの6連戦中で、成績を2勝2敗とした。

ロケッツはこれで2連敗。控えガードのジェレミー・リンが21得点、ドワイト・ハワードhあ28分の出場で12得点10リバウンド。ジェームズ・ハーデンは27分出場し7本中2本のシュートしか決まらず8得点に終わった。

ブルズは火曜日にサンアントニオ相手に惨敗したばかりだった。スコア上は104-96とわずか8点差だったが、前半に32点差つけられた時点で試合はほとんど終わっていた。トム・シボドーHCは、その2日前にマイアミ・ヒート相手にとても感情的な勝利をあげた後にチームは次の試合をプレイする準備が出来ていなかったと語った。

シボドーHC(試合前)「気迫をもってプレイしないとトラブルに陥る。2、3分それがないと15、20点差つけられてしまう。」

この日、それは問題とはならなかった。少なくともブルズにとっては。

ケヴィン・マクヘイルHC「プレイをする準備が出来ていなかった。何でかは全くわからん。彼らに聞いてくれ。オフェンス面でもディフェンス面でもうまく始められなかった。走るべきところを歩いていた。」

ブルズは50-42のリードでハーフタイムを迎え、第3Q開始から16連続得点し66-42へとリードを広げヒューストンが逆転する希望を打ち砕いた。連続得点最後の12点はダンリービーとハインリックによる4連続スリーだった。ハインリックを皮切りにそれぞれが2本づつ交互に決めた。

その後ブルズは更にオーガスティンのスリーでリードを77-48とし、最終Qを85-58で迎えた。

ダンリービーは第3Qだけで11本中7本シュートを決め18得点。スリーは4本中3本決め、ブルズは同Q中に8本中6本ものスリーを決めた。

ブルズはシュート力で大差に広げる事ができたが、ハワードに対するノアのディフェンスも鍵となった。ノアが単身でハワードを押さえ込む事ができたのが、ロケッツのオフェンスを止めるきっかけとなった。

キャリア序盤はハワードに力負けしていたノアの成長が伺える試合だった。

Game Notes

  • ロケッツは12月18日に行われた両チームの対戦を109-94で勝利している。ヒューストンはその試合でペイント内で66得点あげていた。今シーズンブルズがペイント内で許した得点としては最多。
  • マクヘイルHCは自身のチームにドワイト・ハワードがいながらも、今年のディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーはノアであるべきだと試合前にコメントしていた。
    マクヘイルHC「特に(ルオル)デンがトレードされてから、ノアはとてつもない気迫を持ってプレイしている。彼の根性とタフネスだけでいくつもの勝利をあげている。」
  • この試合までは、ロケッツは2月1日から13勝3敗で、対ブルズは4連勝中だった。この試合までは平均106.5得点だった。

12 コメント

  1. 完勝ですね(^-^)ロケッツのお株を奪うスリー攻勢良かったです♪ノア兄貴カッコよすぎっす!リバウンドにアシストと今日も大活躍(^-^)ダンリービーも、10針縫いながらも、あの活躍!痺れました。
    やっぱ、ノア兄貴は、リーダーですね!ノア兄貴のコメント、チーム全員がリスペクトしあってるのがわかるコメントでした!間違いなくそこにエナジーを注入しまくってるのは、ノア兄貴ですね!
    ノア兄貴が言ったように、ブルズのMVPはローズかも知れませんが、ブルズを体現してるのは、ノア兄貴やと思います!
    PS.ローズへの千羽鶴、時間かかりましたがもうすぐ出来そうです(^-^)少しでも励みになればいいなぁって思います(^-^)

    • 汗かきスターさん、コメントありがとうございます。
      スリーずばずば決まってましたね!
      ノアは正にブルズの魂を具現化したような選手ですよね。そしてシカゴという街も彼の姿に自分たちを投射している部分があるのがよくわかります。彼もそれをとても誇りに思っていてなんて良いマッチなんだっていつも思います。
      千羽鶴おつかれさまです!きっと喜んでもらえると思いますよー!

  2. 3QのOFは圧巻でしたね。シーズン当初ダンリービーフィットせずに批判を受けていた事が嘘のような活躍振りでした。特にデンがトレードされて以降のダンリービーは擁護していた管理人さんの目は流石だと何時も感心しております。それにブルズはカークがスコアを重ねる時は良い試合展開になりますね。ノアのポイントセンターに拍車が掛かるようでワクワクします。
    最後はジーマのシュートも観られて良かったです。アレンやカリーのようなシューターが好きなので出番が増えると良いなと思っています。

    • 老籠球好さん、コメントありがとうございます。
      ダンリービーはもうすっかりブルズのスタイルにフィットしましたね。今日の活躍で更に彼の熱意溢れるプレイが注目された事が嬉しいです。さんざん擁護しまくっといて良かったです(笑)。
      カークのシュートが当たっているとコートがぐんと広がるのでだいぶ変わりますよね。カークはどうも全国放送の試合だと活躍する傾向があるのでこれからもどんどん放送してもらいましょう(笑)。
      ジマーは出ればしっかりとスリーを決めてくれますね。こういう与えられた時間を有効に使ってくれる選手は大好物なので、どんどん結果を残していってもらいたいですね。

    • 西嶋さん、コメントありがとうございます。
      ダンリービーいいですよね!あの果敢にチャージを奪いに行く姿勢がとても好きです。

  3. 前回の大敗から中1日でここまで立て直せるのか、と半ば呆れながら観戦していました。

    ブーザーの復調が嬉しい。
    何より嬉しいのが、第1Qでダンクやレイアップに積極的に行ったところ。
    最近ずっとFGがミドルばっかりだった気がしていましたので、ゴール下へ突っ込む気迫を見せてくれたのが良かったです。後はゴール下でファウルを貰ってフリースローの本数が増えれば完璧ですかね。
    第1Q以降、ジャンパーばかりになってしまったのは相手がドワイトだったからだと信じたい……。

    ダンリービーは脳震盪でなくて良かったです。
    強豪との勝負が続くだけに、数試合欠場になったら相当苦しくなったでしょうし。
    いや、本当にシーズン開始時の不調が嘘の様になりましたね。フィットするべく重ねたであろう本人の努力も、フィットさせたシボドーの手腕もどちらも素晴らしい。

    • 蛍石さん、コメントありがとうございます。
      立て直し速すぎますよねw そうとうシボドーに搾られたんだろうなと思いつつも、選手達もわかっていたんだろうなとも思います。チーム全体が同じ方向を向いているからこそ出来る芸当なのかなと思います。

      ブーザーの復調は嬉しいですね。中距離のシュートはしっかり決まっていましたし、どんどんインサイドに攻め込んでくれたのが良かったです。ダンクを決めれなかった事をタイムアウト中に悔しがっていましたね。どんどんいってもらいたいです。

      ダンリービーはむち打ちとかになって無いといいんですけどねー。次の2試合も是非出てもらいたいです。

  4. スパーズとの試合を忘れさせてくれる内容でしたね。ダンリービーの流血は心配しましたが、
    最後までいい感じでしたね。そして我がブーザー18点でしたね。というよりもハワードにブロックされましたがインサイドに攻め込んだ姿勢あれこそがブーザーなのです。今回インサイドの強いロケッツ相手にしたことが大きな収穫ですね。ちょっと動画を見ましたがベンチでもチームメイトに声を掛けてましたしはしゃいでましたね。プレーだけではない事を見せてもらいました。この調子で頑張っていきましょう!!

    • ブーザー大好きさん、コメントありがとうございます。
      活躍してくれましたね!インサイドを攻め込んでくれたのがよかったです。調子いい時はどんどんインサイドにつっこんでいってくれているイメージなので他の試合もどんどんこれをやっていただきたい。今日はブーザーにマイクが着いていたので、たまに流してくれるブーザーの音声を楽しませていただきました。

  5. 素晴らしいゲームでした! 誰から讃えて良いか分からない位素晴らしかった!
    3rdQの大爆発はダンリービーJrのアイアンハートがブルズの面々に火を点けた様でしたね。
    あれだけの負傷を負いながらも怯まずチャージングを取りに行った姿には痺れました!

    そしてノアを前に現役最強Cとか聞く耳持たないから!(笑)
    D・ハワードをマンツーで抑え込み、更に味方を活かすパス、スクリーン、リバウンドを
    全力でやり続けるノアを何て表現してくれるんだって話ですよ!
    ノアが下がる時のスタンディング・オベーションは嬉しかった。

    ラスト5分も楽しめたな~ フレデッテのスリー、マーフィーの柔らかいフックも
    見られて御満悦です! 素晴らしいゲームでした!

    • T-コッチさん、コメントありがとうございます。
      ダンリービーが後半復帰してまたすぐチャージ奪いにいってたのにはもう頭が下がりました。すごいガッツですよあれは。横でチームドクターがヒヤヒヤしていたそうですw

      ノアへのオベーション嬉しかったですねー。すっかりファンに愛される存在になっています。彼の熱いプレイがどんどん観客にまで伝染していくのが見ていて楽しいです。

      最近はフレデットの加入でガーベッジタイムも面白くなったのでいいですね。まあ、あんまりガーベッジタイムまでいく事ないのがうちのチームなんですがw

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