ブルズ - サンダー

ブルズ - サンダー

ずっとくらいついてくらいついて、第4Q開始に一気に1点差まで追い上げたのですがそこから6分半も沈黙してしまい一気に突き放されてしまいました。ホーム6連戦は3勝3敗。

ノアが9得点12リバウンド9アシストとまたもやあわやトリプルダブルという数字を残してはくれましたが、試合をみていた印象ではあまり仕事をさせてもらえなかった感じでした。主に得点面でふさがれてしまいました。オーガスティンも止められてしまい、ブルズのオフェンスに重要な2人が抑え込まれてしまいブルズも沈黙してしまった感じでした。序盤のブーザーや終盤のタージやジミーのスティールからの得点など要所要所で良い所もあったのですが、1つのリズムにつなげる事ができず断片的な試合展開となってしまいました。

相手にスリーを決められすぎたのと、フリースローを外しすぎた事も響きましたね。オフェンスが断片的な時とこそフリースローで得点をつないでいきたい所なのですが、ことごとく流れを切ってしまうフリースローミスが目立ちました。終盤は集中力も途切れてしまったのか、スイッチでゴール下がガラ空きになり楽々とダンクを決められてしまうシーンなんかもありました。

サンダーはやはり守りにくいですね。デュラントはもはやセンター並みの大きさのガードなので非常に守るのが難しい選手。ジミーでは身長差があるので、たまにタージがついているシーンもありました。タージはこの試合フィッシャーについていたり、ウェストブルックについていたりイバカについていたりとあらゆるポジションとマッチアップしていた気がします。それだけディフェンスプランが建てにくい相手なんだなーと痛感しました。最近ディフェンスがーとかウェストブルック戻って来て駄目だー等とやたら言われているサンダーですが、個人的にはやはりとても強いなと思います。この連戦で多くの強豪と試合をしましたが、スパーズとサンダーはやはり頭1つ抜けている気がしました。

さてこれでホーム連戦は終わり。次は久しぶりにアウェイでの試合で、現在21連敗中のシクサーズとの対戦です。これは負ける訳にはいきません。勝ってその次のペイサーズ戦への弾みにしましょう。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Oklahoma City Thunder (49-18) 23 24 27 23 97
Chicago Bulls (37-30) 21 24 22 18 85
Game Stats

以下AP記事翻訳

CHICAGO – ケヴィン・デュラントにとって個人の記録達成は良いものだろう。

しかしそれよりも大字な事がある。

サンダーは今シーズンワーストの敗戦から見事に立て直し、ブルズの猛反撃を退けた。

デュラントが35得点12リバウンドしたオクラホマシティーはシカゴに97-85で勝利した。

前日の試合を手術した膝を休ませるために欠場したラッセル・ウェストブルックは17得点した。

第4Q序盤にブルズが8連続得点し1点差まで詰め寄ったところから、前日ダラスに23点差で敗戦したサンダーは一気に13-0ランを展開し勝利を確実なものにした。

デュラントは25得点以上の連続記録を32試合へと伸ばし、マイケル・ジョーダンが1986-87シーズンに記録した40試合に次ぐ記録達成。得点以外にも5アシストした。

デュラント「俺はただ試合に出て、勝利ためにプレイするだけだ。その他の記録が一緒についてくるならそれはそれで良いよ。」

この記録のもっとも驚きなのはその安定したパフォーマンスだ。調子が悪いという事が許されない。そしてその事実をデュラントは軽く受け流している事がスコット・ブルックスHCにとって最も印象深いようだ。

ブルックスHC「自分が現役の頃3試合連続で4得点した時に4試合目の事が心配だったのを覚えているよ。絶対一本目のシュートを決めないとって思っていた。彼は何も心配していない。彼は全力でプレイし、正しいプレイをし、チームが勝利する手助けをする事だけを気にかけている。それが彼のやっていることだ。彼は素晴らしいリーダーで一貫した活躍をしてくれている。」

ウェストブルックは14本中5本とシュートにてこずったが9リバウンド9アシスト記録した。サンダーは全体でシュート率41.3%だった。

しかしスリーだけは当たっていて、25本中13本決めた。デュラント、ウェストブルック、カロン・バトラーがそれぞれ3本づつ決めた。

ブルズはリズムを掴む事ができずシュート率34.5%に終わった。ホームでの6連戦はディフェンディングチャンピオンのマイアミやヒューストンへの勝利を含む3勝3敗で終わった。

ノア「もう数試合勝っておきたかったが3勝3敗ならまずまず。とにかく前に進んでいかなければならない。この試合は出来ればやり直したい。」

最近「MVP」チャントを受けているノアはあわや今シーズン4度目となるトリプルダブル達成だったがいつもよりは静かなパフォーマンスだった。8本中2本しかシュートが入らず、9得点12リバウンド9アシストだった。

ブルズはタージ・ギブソンが16得点7リバウンド、ジミー・バトラーが13得点、カルロス・ブーザーが12得点11リバウンドした。

サンダーは第4Q序盤に9点リードしていが、ブルズが8連続得点の反撃を見せた。バトラーの速攻からのダンクで観客が沸き、ギブソンの連続得点でスコアを残り10分で76-75とした。しかしそこから事態はまた暗転した。

次の6分半でブルズは11本連続でシュートを外し、サンダーに13連続得点を許した。

反撃の狼煙をあげたのはデレック・フィッシャーのスリー。サージ・イバカのレイアップ、デュラントのダンク、カロン・バトラーの3本フリースロー、そしてウェストブルックのバンクシュートとフリースローでスコアは残り3:45で89-75へと様変わりしていた。

ノアが15秒後にフリースローを決め、イバカがスリーで反撃。ギブソンがダンクを決めブルズは7分4秒ぶりにバスケットを決めた。

デュラント「相手にやられる時間帯があった。これがこのバスケットというゲームの本質だ。当たり始める時間帯っていうのは絶対あるんだ。9点差リードしていて12点差、15点差へと広げられるところをそうさせてもらえなかった。しかしそれでも全員落ち着いていたのが良かった。」

Game Notes

  • ウェストブルックはシカゴのデリック・ローズが直近の膝の怪我からまた力強い復帰が出来るだろうと強調した。2人はオフシーズンに一緒にトレーニングを何度か行っている。
    ウェストブルック「彼とは何度も離しているよ。皆もわかっていると思うけど彼はとてもタフな奴だ。競い合うためのプレイをする事にとても長けている。彼が怪我していてまた1年プレイできない事はとても残念だけど、以前と同じDRoseとして戻ってくるよ。」
  • ブルズの控えフォワード、トルニク・シェンゲリアはインフルの様な症状で欠場した。
  • ブルズは聖パトリックデー用の緑色のユニフォームを着用した。

19 コメント

  1. スリー入れられ過ぎたのと、終盤あまりにもイージーにピックアンドロールを決められたこと、タージに少し集め過ぎたかなって印象です。
    また切り替えて次の試合ですね

    • 西嶋さん、コメントありがとうございます。
      スリーが痛かったですねー。こちらの勢いが出て来たところで決められて意気消沈みたいなシーンが何度もありました。次!

  2. 5割ですね。しかし強豪相手ばかりだったのでよしとするしかないですね。サンダーはどうも苦手なチームな感じがしますね。終わった事は仕方がないので問題は次の76ers戦です。かなり重要ですよ。連敗ストッパーだけは勘弁ですからね。ブーザーはダブルダブルでしたが今回はちょっと重要な場面ではなかったのでどうですかね?とにかくホームとはいえ連戦は大変でしたね。ダンリビーの流血だけで大きな怪我がなくてよかったです。お疲れ様でした。

    • ブーザー大好きさん、コメントありがとうございます。
      ブーザーはリバウンド頑張ってましたね。あと序盤はインサイドに攻める姿勢があったのですが後半はぱったりといった感じでした。良い時間帯もあったのでこれを継続してもらいたいですね。次のシクサーズ戦でも期待です!

  3. このゲームの結果は単純に見ればFG%とFT%の差なんだけれど
    やはりブルズの選手層の薄さと言うか、ティボドーが固定メンバーでしか戦わざるを得ない
    状況なのかなと・・・
    OKCが11人の選手を起用して内、30分以上プレイしたのがKD等3人なのに対して
    ブルズは9人の起用で内6人が30分以上プレイして、ジミーに至っては46分プレイし尚且つ
    KDのマークをしている訳だから、終盤に守り疲れがチームに出るのは仕方がない。

    1stQの様な小気味良いボール回しが時間の経過と共に消えて行ってしまうのが
    現状なのかなと・・・
    それらを踏まえても悲観的になる負け方とは取らなくていい気がします。
    むしろベースになるものは確立されて来ていると思えるので、今季は難しくても
    近い将来にはNBAでも覇権を争えるチームになれると強豪チームとの対戦で
    感じる事が出来ます! お気楽と笑わば笑えです(笑) 

    • T-コッチさん、コメントありがとうございます。
      やはり他の強豪に比べて選手層は圧倒的に薄いですね。まあもともと今シーズン始めは控えとして期待していたダンリービーが先発している時点でそりゃそうっちゃそりゃそうなんですが。最終Qが一番良いQな時もたまにあるんですが今日はそうはいきませんでしたね。
      しかし仰る通り今やっていることは決して無駄になることではないので、強豪との対戦は良い指標になると思います。

  4. 負けはしましたが今のシカゴのメンバーでサンダー相手に善戦したと思います。このメンバーでサンダーにも勝ってたらローズはいらないし、オフに補強する必要もないですからね!今の現状では100%で戦ってくれてると思います。
    デンがいるまではレブロンやデュラントなど相手のエースにマッチアップしてたのはデンでしたが、デンがいなくなってからバトラーが任せられるようになりバトラーもいい経験をつめていると思います。今日のデュラントとのマッチアップもディフェンスだけでなく、オフェンスでもマッチアップして盗める物は盗んでもらいたいものです。

    • jtさん、コメントありがとうございます。
      ジミーはこの6連戦でデュラント、ハーデン、レブロン/ウェイドとリーグ屈指の選手達と連続してマッチアップで大変でしたね。しかし確実にそれが良い経験になってきていると思います。ジミーの動きは1年目と2年目と比べて全く見違えるようになっていますからね。一番大きいのが自信だと思います。どんどん上手い選手とマッチアップして自信をつけていってくれているのが目に見えてわかります。

  5. 終盤まではついていけたんですが、最終的には力負けしてしまいました。
    惜しいところまで行っただけに残念です。
    サンダーは外の調子が良かっただけに、アウトサイドを警戒しなくちゃいけなくなったのが辛かったですね。第4Qはインサイドがスカスカでしたし。

    残念ながら、KDを止める事が叶わず。MVP最右翼だけありますね。オフェンスパターンの引き出しは現役No1かもしれません。
    ジミーもマッチアップを頑張っていましたが及ばず。これを糧に成長してくれれば。

    ブーザーは引き続きインサイドを攻める意志を出してくれているのは良かったです。
    これはきっと次に結びつくと信じます。

    • ジミーもフィジカル面や横の動きには十分対応出来ていたと思うんですが
      如何せんKDはただでさえサイズが有るのに、あの異様なウイングスパンで
      跳ばれちゃったら、完全に高さのミスマッチですからね

        • そうなんですよね。
          KDはウィングスパン含めてサイズ有って、ジャンパー上手くて、ドライブできて、視野が広くてパスが上手い。
          オフェンスに限れば何でもやって来ますから、守りづらいですよね。
          かといってサンダーはKDだけが得点源ってわけでも無いですし。

    • 蛍石さん、コメントありがとうございます。
      デュラントはやはり凄いですね。今シーズンのMVPはデュラントとレブロンの一騎打ちと言われていますが、僕はデュラント推しです。あの身体的長さであのプレイスタイルをやられるともう止めようがないですよね。何よりも常に安定したパフォーマンスを見せているのが凄いです。ジミーは彼とマッチアップするだけで凄まじい経験になっていると思います。

      ブーザーは序盤インサイドを攻める姿勢を見せてくれていました。ダンクしにいく日とそうでない日があるんですが、この日はダンクしにいく日でしたね。あれをどんどんやっていってもらいたいです。次のシクサーズ戦とかがんがんいってもらいたい。

  6. 管理人さんのコメントに100%同意です。負けた要素は色々ありますが全部ひっくるめて、そのままチーム力の差です。
    これだけの格上チームと対戦するには得点チャンスを確実にモノにすることが最低条件であり、且つプラスアルファの原動力が必要ですが、フリースローをこれだけ外し、フレデットみたいば起爆剤も使えないとなるときついです。

    サンダーのここの能力・チームとしての総合力は今更ですが、最近キャロン・バトラーが加わりましたからね。実にいやーなところでスリーを沈めていました。彼の加入を聞いて「うわっ」と思ってたんですよ。最近落ち目みたいな印象ですが腐ってもUCONNの元スーパーエース。3・4番目のオフェンスオプションにはなり得ると思います。ひいては、もしかしたら優勝への最後のミッシングピースだったのでは…なんてのは評価しすぎでしょうか。

    • MJ32さん、コメントありがとうございます。
      チーム力の差が完全にでましたね。単純OKCはやはり強いです。
      キャロン・バトラーは良い加入でしたよね。このチームは確実にコーナースリーが空くようなプレイスタイルなのでぴったりだと思います。かつてブルズにいたセフォロシャもそのコーナースリーで成功していますからね。彼が怪我で離脱してちょうどいい具合にバトラーが入ってきた感じがします。優勝経験もありますし、良いピックアップだったと思います。

  7. OKCはウェストブルックが居ない間ベンチメンバーも出場機会を得て層が厚くなってますね。
    その分ウェストブルックも思い切りの良いプレイが出来、やられてしまったように思えます。
    これは昨シーズンまでのスタメン一辺倒、以前のOKCにはなかったようなゲームメイクが出来てたんじゃないかと。
    逆にブルズはプレイタイムの少ないベンチメンバーの成長に限界があるように思えます。
    終盤スタメンの体力、ここぞといった時の瞬発力の低下が如実に見えたり
    特にいい試合をした次の試合は駄目な結果も多くて、波も激しい。
    ベンチメンバーが育っていれば勝てた試合も多かったんじゃないかと
    この試合を振り返ってそう感じました。

    • まもるさん、コメントありがとうございます。
      OKCはドラフトがうまいですよね。どんどん若手が育っていっているのが素晴らしい。ハーデンを手放してしまったのはいまだにもったいなかったなと思いますが。2011年ドラフトのレジー・ジャクソンとか今季完全に開花しましたもんね。
      ブルズの若手もまだまだこれからどんどん良くなって行く可能性は秘めているので是非頑張ってもらいたいです。

  8. 試合とは関係無いですが、結構ウエストブルックとデュラントがローズの怪我、復帰に関してコメントしてくれてましたね。
    特にウエストブルックは3回も手術してますし、同い年同じポジションって事もありローズの辛さも良く分かってくれてるのだと思います。
    ローズもウエストブルックもこれ以上怪我なく順調なキャリアを進んでいって欲しいなぁとつくつぐ思います。僕はウエストブルックの度重なる批判に負けず突き進む姿勢は結構好きだったりするので。

    • lobさん、コメントありがとうございます。
      KDとウェストブルックはよくローズに関してコメントしてくれますよね。まあメディアにしつこく聞かれてるんだろうなとも思いますがw ウェストブルックに関しては自分の似た怪我であることや、オフシーズン一緒にトレーニングする仲だったりするので余計思いやりがあるんでしょうね。

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