ローズ、ジミー、タージを欠いての初戦は最近すっかりお互いが嫌いなウィザーズ。終盤は接戦となりましたが、二桁リードを作るなどチーム全体がステップアップを見せ見事勝利を収めました。
ミロティッチは2試合連続で20得点以上記録し、大幅に落ち込んだブルズの得点力に光を照らしてくれました。途中右コーナーで見せたステップバックスリーは圧巻でしたね。
最近ウィザーズのインサイド陣にやられ気味でしたが、今日は逆にノアとガソルが相手を手玉に取りました。すっかりブルズ戦ではヒール役となっているネネは0得点に抑え込み、第4Qにはファウルアウト。ノアに対する悪質なファウルなんかもあり余計ライバル心が増してきました。
なかなかプレイタイムが得られていなかったマクダーモットもこの日はさすがに出場。無得点に終わってしまいましたが、こうやって出場時間を得る事が大事なので徐々に結果につながってくるといいですね。
次戦は日本時間6日の10時からホームでサンダー戦。今季初のサンダー戦です。この試合の勢いをぜひ持ち込んでホーム連戦を勝利で終えたいですね。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
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Washington Wizards (34-27) | 22 | 22 | 23 | 25 | 92 |
Chicago Bulls (38-23) | 24 | 27 | 23 | 23 | 97 |
Game Stats |
以下AP記事翻訳
ニコラ・ミロティッチが23得点したブルズはワシントン・ウィザーズに97-92で勝利。元MVPのデリック・ローズ(右膝)、オールスターのジミー・バトラー(左肘)、信頼できる控えタージ・ギブソン(左足首)が欠場したがそれでも今季最長のホーム7連戦中のブルズはは1試合残して4勝2敗とした。
5選手が二桁得点したブルズはアーロン・ブルックスが22得点、パウ・ガソル20得点10リバウンド、ジョアキム・ノアが14得点12リバウンドした。
トム・シボドーHC「総力での戦いとなる。デリックやジミーやタージを個人レベルで取って代わる事はできない。チームとしてやり遂げなければならない。試合はどんどん続いていき、全てタフだ。跳ね返る力をもって戦う必要がある。」
不調のウィザーズも同様の意志で戦う必要があるが、理由は違う。
土曜にデトロイト相手に99-95の勝利をあげ6連敗を止めたばかりだったが、この試合でここ8試合で7敗目を喫した。
ワシントンはジョン・ウォールが21得点11アシスト。第3Q終了間際にウォールが決めたスリーでワシントンは74-67まで追い上げ、オットー・ポーターが試合残り1:49でフローターを決め3点差とした。ブラッドリー・ビールがオープンでのスリーで同点にするチャンスがあったが、残り55.9秒で放ったシュートはリムに弾かれた。
「この試合は様々な形で負けた。」と右脚の怪我で3週間欠場からの復帰2戦目で18本中6本のシュートを決め13得点したビールが語った。「悪いポゼッションも多く自分も沢山のオープンショットを外してしまった。あれを決めていればもっと勝てるポジションにいれたはずだった。」
ポール・ピアースが16得点、マーチン・ゴルタットが12得点12リバウンドしたが、ウィザーズはプレイオフも含めてシカゴ相手に6連勝を飾る事ができなかった。
満身創痍でシボドーHCが様々な手法を使う必要のあったブルズにつけ込む事ができなかった。
シカゴのブルックス、スネル、マイク・ダンリービー、ガソル、ノアの先発ラインナップ今季20個目の組み合わせ。2007-08シーズンにもブルズは20個の組み合わせを起用しそれ以来の多さだ。
ガソル「我々は弾力性のあるチームだ。コート上で競い合い常に全力を出そうと努力している。チームの性質を表している。」
この日は新たに生まれたライバル性も垣間見得る試合となった。
現地月曜にブルズが嫌いだと明言していたネネはこの試合0得点6リバウンドで試合残り5:28にはシカゴファン大歓声の中ファウルアウトした。第4Q残り8:13にはノアのドライブに対してフレイグラント・ファウルを取られ敵対意識が更に増した。ピアースも同じプレイでテクニカル・ファウルを取られた。
ランディ・ウィットマンHC「(ネネの)ファウルトラブルで彼の効果は幾分か薄れてしまった事は確かだろう。しかしそれは言い訳にはならない。言い訳からは遠ざからなければ。」
ウィザーズはフリースローを19本しか得る事ができず、ウィットマンHCはそこを指摘した。
ウィットマンHC「ドリブルからのアタックをする前に相手のディフェンスが準備する時間を与えてしまっている。我々がフリースローを得るのにそれが問題となっている。」
ビールは18本シュートを放ったが、フリースローは一本しか打っていなかった。
TIP-INS
ウィザーズ
- クリス・ハンフリーズは左股関節の張りで3試合連続で欠場。ここまで56試合で平均8.1得点記録している。
- ビールはこの日35分出場。2月5日以来の復帰戦となった土曜日には33分プレイしていた。
ブルズ
- カーク・ハインリックはブルズの選手として696試合目の出場となり、チーム史上3番目に多いジェリー・スローンと並んだ。
- バトラーはシュート練習にレポーターに自信もローズもレギュラーシーズンが終わる前に復帰したい旨を述べた。
バトラー「どちらもできる限りはやく戻ってくると思う。ただなるべく賢い選択をしなければならない。」 - ウィザーズのネネがブルズが嫌いだと話した事に対して意見を求められたシボドーHCは、ノーリアクションだったと話した。
シボドーHC「全部雑談みたいなものだ。」
次戦
- ウィザーズ:日本時間土曜にホームでヒート戦
- ブルズ:日本時間金曜にホームでサンダー戦
正直、今日は駄目かと思っていたのですが、奮起してくれましたね~。
ブルズとネネの確執(?)も表面化していた興味深い試合でした。
中盤のファストブレイク時に、ミロチッチがマクダーモットに積極的にパス回してたのが“ルーキーコンビの共闘”みたいな感じでほほえましかったです。マクダーモットは一本も入れられなかったですが(苦笑)
ディフェンスでは結構足が動いていたように見えたので、これからの成長に期待したいです。
ご無沙汰してます。
ローズ、ジミー抜きで勝ったのは素晴らしい!
負傷者が出場できない間にチーム力を上げて頂きたい。
ローズが休むと勝率が10%下がる。バトラーが休むと勝率が10%下がる。ギブソンが休むと勝率が8%下がる。ノアが叫ぶと勝率が30%上がる。うん。勝ってもおかしくない。
ミロてぃっちが徐々に来ましたねー。
「ユーロルーキーの高給取りはハズレ」なんて言われてた時期もありましたが
だんだんブルズに必要不可欠な1ピースになってきましたね。
ペリメータでの器用な立ち回りなんか、さすがヨーロッパ育ちだなと思います。
マクダ君はシュートダメダメでしたが、ジミーもスネルもDから頭角を現してきたんで
まずは焦らず、Dをしっかりして貰いたいです。
とはいえこの競争社会、悠長なことは言ってられないんでしょうけど(^^;
この戦力でワシントンに勝てたのは大きな勝利でしたね!
スネルはジミーの代役で39分出場してましたが、明らかに後半バテてました…人手不足な上、今まで平均16分あたりのプレータイムだったので無理もないですが、個人的にはかなり評価したいです!
逆にカークが、最近全然ダメですね…明らかにカークがプレーしてた時間帯はリズムが悪くなるし、周りの動きも悪くなるし、オフェンスはまだしもディフェンスでも決して動きが良いとは言えませんし、代わりにもっとムーアを使っても良かったのかもしれません。いずれにしても、ここまで不調が続くなら無理にプレーさせなくても良いような気がします。と言いたいところですが、今は選手層がカツカツなんで、そうも言ってらないのが現実…
カークには頑張ってもらいたいが、プレータイムの配分を変えていけばいいのかなと思います。
今シーズンのPOもウィザーズとヤリたいですね~
そうか、そうかネネはブルズが嫌いとな。 で、いつも、いつもラフプレーに走ると。
俺等のノアの顔面を張り倒してくれる訳ね・・・ 上等じゃないか! POで白黒ハッキリ
つけようじゃないか!!
話は、打って変わりミロティッチは流石、マドリーで若きエースとしてMVPに輝いただけの
事はありますね! ユーロリーグでのエースを張った経験がWエースを欠いた現状で
彼の闘争心に火を点けたのではないでしょうか?! 明らかに目付きが変わった様に見えます。
スネルもスリーの軌道が益々美しくなって来ましたし、あの異様なウイングスパンを活かしたDFも相手が嫌がり出したと感じます! ミロティッチと共に後もうちょいフィジカルが
強くなってコンタクトプレーも苦にしなくなってきたらと思うと堪りませんね!(笑)
ダグ君は3回のどフリーで、何れもブロック喰らっちゃいましたね(苦笑)
あの辺がまだプレー勘が戻っていない処でしょうかね。 オープンになってもパスが回って
来なかったりと、まだ周りからの信頼度が低いのは否めない。
それでもシューターは常に狙い続け、撃ち続けにゃあ!
この3人が今後のブルズを背負って立つ事が出来るか否かに掛かっていると言っても過言ではないと思います! 意地でも言い続けます! ピンチはチャンス!