ペイサーズ 86-103 ブルズ

しかしコート外では、ミロティッチにとって出場時間はあまり気にしていない様子だ。

ミロティッチ「自分の役割？どうだろう、10分しかプレイしなくたって気にしないよ。とにかくコートにいる時は良いディフェンスをやろうと思っている、良いオフェンスをやろうと思っている。チームの助けになりたいんだ。」

ミロティッチは後半に自身25得点中20得点し、マイク･ダンリービーが21得点、パウ･ガソルが19得点12リバウンドし人手不足ながらもブルズはインディアナ･ペイサーズ相手に103-86の勝利を挙げた。

ミロティッチはベンチから31分の出場で、3月は9試合で平均20.3得点を記録している。それまでのひと月での最大平均得点は12月の9.9得点だった。

ガソルは今の彼の活躍はより大きな役割を保証するものだろうと話した。

ガソル「間違いないよ。全員が戻ってきたら、そしてそこから健康でいれる事を願うけど、コーチ陣は今高いレベルでプレイしている選手達をどううまく使うか考えないといけないだろうね。」

若い選手達が自分たちの価値と能力を証明しながら勝利に貢献してくれるのを見るのはとても良いね。」

ブルズ（41勝28敗）はデリック･ローズ、ジミー･バトラー、タージ･ギブソンを怪我で欠きながらも連敗を2で止めた。

インディアナ（30勝37敗）はソロモン･ヒルの13得点を筆頭に6選手が二桁得点した。

両チームはシーズンの対戦成績を2勝2敗とした。最初の3戦でペイサーズはブルズを平均88.7得点シュート率37.5%に抑えていた。しかしこの日のブルズは前半だけでダンリービーが7本中5本のスリーを決め19得点、チームとしても51得点した。

フランク･ヴォーゲルHC「序盤からメンタル面でのミスがいくつかあり、スリーポイントシューターから離れてしまい打たせ続けてしまった。オフェンスでうまくはまってない選手が何人かいるから、そこをなんとか解決しなければならない。」

ブルズは前半を51-41のリードで終え、後半はリードを常に3点差以上をキープ。ペイサーズが反撃する度に、ミロティッチがそこに立ちはだかった。

ヴォーゲルHC「彼は素晴らしいよ。後半だけじゃない、彼は我々にとって大きな問題となった。スリーからも脅威で、ボールを持った状態でも危なく、カットからの動きも素晴らしい。ベンチから出てくるには凄まじい武器で、我々としては明らかに彼にたいする良い対策ができていなかった。」

ミロティッチは得点の他にも9リバウンドし、ブルズは52-38でリバウンド戦も制した。

ここ数試合のミロティッチの活躍は非常に重要なため第4Qでの出場時間が増加中だ。しかし本人はこの先に何かを要求するつもりもないと言う。

ミロティッチ「とにかくタージに戻ってきてもらいたいよ、我々には彼が必要だからね。僕にとって常に一番重要な事はチームであって、今あと残り13試合。すべての試合がとても大事だから一歩づつ進んでいくよ。」