【第1戦】バックス - ブルズ|デリック・ローズ

【第1戦】バックス - ブルズ|デリック・ローズ

初戦勝利!!!ローズとジミーのバックコート陣が好調でしたね。嬉しいーー!3年前のフィラデルフィア戦での悪夢以来となったローズの初プレイオフ戦はそれを乗り越えるきっかけとなる内容になりました。

いつも安定しているガソルがこの試合はシュートがなかなか当たらずだったのですが、ローズとジミーが好調。恐る事なくがんがんドライブを仕掛けていく様は見ていて嬉しくてしょうがなかったです。第2Q途中にジミーからローズへのツーハンドダンクも飛び出し会場は最高潮の盛り上がりを見せていました。前半終盤にローズがベンチに下がる際に観客を鼓舞していたのですが、ああいった感情を彼から見るのは久しぶりでしたね。

ターンオーバーが多くなかなか相手を突き放す事ができませんでしたが、それでもしっかりと二桁リードを作って勝利できたのは好材料。リバウンドではガソル、ノア、タージの3人が二桁獲得し、インサイドを制することを見せてくれました。それでも少し相手にセカンドチャンス与えがちだったので、その2点をしっかりと抑えることができればいけるはずです。

こないだのバックスの敗戦ではMCWがブルックス相手にポストアップ無双をして活躍されてしまったのですが、この試合では彼を無効化する事に成功。ローズとジミーのトラップでボールを奪ったり、彼やアデトクンポに中途半端なミッドレンジを打たせて終わる形が作れていました。

ベンチから出場したタージ、ブルックス、スネル、ニコもそれぞれの役割を理解しながらのプレイができていたように思えます。ニコがまた3番起用に戻り、たまにはちゃめちゃしてる感がありましたが彼なら修正してくるでしょう。逆に3番でのサイズのミスマッチを利用しようとするシーンもあったりしたので、シリーズが進むにつれ彼も活躍するようになっていくとおもいます。

タージが第4Q途中に右膝が張ってしまい負傷退場したのが少し心配。ロッカーに下がりサイクリングマシンで少し足をならし、再びベンチに戻り笑顔をのぞかせていたので大事には至っていないことを望みます。

とにもかくにも祝初戦勝利!第2戦は日本時間21日午前9時からからホームで行われます!連勝といきましょう!

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Milwaukee Bucks (0-1) 29 22 24 16 91
Chicago Bulls (1-0) 30 30 26 17 103
Game Stats

以下AP記事翻訳

CHICAGO – 数々の膝手術と復帰劇の長い3年間、シカゴ・ブルズはこれを待っていたのだ。そしてその時が来た今、デリック・ローズがやった事は何か。

彼はアタックした。MVPの様なプレイを見せ、もしこれが続くのであればシカゴを倒すのは困難になるだろう。

ローズは3年ぶりのプレイオフ戦で23得点7アシスト、ジミー・バトラーが25得点し、シカゴはミルウォーキー・バックスとのプレイオフ初戦を103-91の勝利で飾った。

ローズは果敢にプレイし、序盤からリムに力強いドライブを仕掛け後半はスリーも混ぜ始めた。16本中9本のシュートを決め「MVP! MVP!」チャントを浴びた。

2012年のプレイオフ初戦、フィラデルフィアとの試合で膝の靭帯を断裂して以来のプレイオフ戦でスーパースターは活躍した。しかしそういった思いがあったとしても彼は内に留めた。

「フロア上で戦っている時はそういう考え方をしていちゃ駄目だ。コートに足を入れた瞬間からそういった思いは頭の隅の方へ追いやらなければならない。すっきりした頭で挑まなければ。自信をしっかりと持って、自分がコートに戻るためにやってきた事を信頼する必要がある。それをずっとやろうとしてきたんだ。

今夜は3つだけゴールを設けた。楽しむ、予測はしない、競う。」
デリック・ローズ

第2戦は現地月曜にシカゴで行われる。

ミルウォーキーはクリス・ミドルトンが18得点、ザザ・パチュリアが15得点、マイケル・カーター-ウィリアムズは13本中4本のシュートに終わり、昨季の15勝から今季41勝までステップアップした6位シードのバックスは初戦を落とした。

「このチームの多くの選手にとって初めてのプレイオフ戦だ。緊張とかそういうのもたくさんあったけど、今日でその辺りは払拭できたから月曜はいいチャンスになる。」
ジェリッド・ベイレス

バトラーは今季初めてオールスターに選出されたそのスキルを証明した。自身のプレイオフ得点キャリアハイを更新し、6アシストも加えた。

ベンチからはアーロン・ブルックスが13得点と貢献し、怪我に悩まされるシーズンを50勝32敗で終えたブルズはシリーズ初戦を制する事ができた。

ブルズは19ターンオーバーを犯しながらも勝利した。パウ・ガソルが13リバウンド、ジョアキム・ノアとタージ・ギブソンがそれぞれ11リバウンドし、リバウンド戦でミルウォーキーに52-41で勝利した。

ブルズはようやくローズがプレイオフに出場できるため、優勝に向けて準備が整った。前回ローズがしっかりとプレイオフに出場した際は、2011年のMVPシーズンを東カンファレンス決勝で終えた。シカゴはマイアミ相手に敗退し、その後の数年間何があったかはもう語り尽くされている。

2012年に2年連続で1位シードを獲得しながらも、プレイオフ初戦でフィラデルフィアに圧勝している試合終盤にローズは前十字靭帯を断裂。翌年全休した後、昨季途中に右膝の内側半月板を断裂した。

彼抜きのブルズはプレイオフチームだった。しかし優勝候補とまではいかなかった。

しかし今は、順調な滑り出しだ。

シカゴは前半バトラーが17得点、ローズが12得点し60-51のリードでハーフタイムを迎えた。

第2Q終盤にトランジションでバトラーからパスを受けたローズは力強いダンクを叩き込み、その後リバースレイアップもねじこみブルズのベンチは総立ちで歓声を送った。同Q残り1:37でベンチに下がる際には大歓声で迎えられた。

アックスは第3Qに3点さまで追い上げるも、ローズが3本スリーを決め15-7のランを展開。残り4:33で決めたスリーでリードを77-66まで広げた。

「(ローズ)は特別な選手だ。彼がああいったプレイをしているのを見るのはとても特別なことだったよ。彼はコート上でとても楽しんでいたね。」
ジョアキム・ノア

TIP-INS
バックス

  • もし怪我をしていなければ、ジャバリ・パーカーにとっては良い凱旋試合になるはずだった。しかしシカゴ出身のパーカーは現在シーズン絶望とした膝の怪我をリハビリ中だ。
    ジェイソン・キッドHC「プレイオフの空気感を経験するために我々と胎動している。ともにフィルム・セッションに参加したり、コートでチームメイトと共にいたり、練習中にパスを出したいるするのは彼にとってメンタル面でもフィジカル面でも良いことだ。」

ブルズ

  • レギュラーシーズンまで遡ると、シカゴは5連勝中。ユナイテッド・センターでは8連勝中だ。

怪我だらけ
タージ・ギブソンは第4Q途中に右膝の張りで負傷退場。ここ数週間左肩の張りにも悩まされている。カーク・ハインリック(左ひざ)はレギュラーシーズン最後の2試合を欠場し、この日も欠場した。

14 コメント

  1. よっしゃ! 久し振りのPO快勝!!
    ブルズの経験とエネルギーが圧倒した感じでしたね!
    インサイドを圧倒してローズ&ジミーで止めを刺す、最高の形で初戦を飾れましたね!

    ただ、TOの多さは頂けません。 4thQのミス連発に、もうアイシングに入っていた
    ダンリービー兄貴を投入し、ローズも入れて2桁リードにも関らずフルキャストで締めに
    入った場面は近年POで勝てていなかったシボドーの執念みたいなものを感じましたね。
    終盤タージが傷む場面がありましたが、ローズを笑顔で迎えていたので大丈夫みたいで
    安心しました(笑) 次戦に備えてしっかり休養と修正だ!

    いや~ これで穏やか~な休日をおくれますな~(笑) 管理人さんも、御多忙の様なので
    ひと時の安らぎを満喫して下さい(笑) 

    • T-コッチさん、コメントありがとうございます。
      ナイス先勝!
      TOは多かったですね、この辺は今季ずっと課題なのでなんとかしてもらいたいです。

  2. 早起きした甲斐がありました

    前半はすごくよかったですが終盤でどこか抜けてしまった感じになったのはもったいなかったですね

    しかし今日はローズのキレッキレのドライブもあり、特にバックコート陣はよかったのではないでしょうか?

    この調子で次戦も勝ってほしいですね!

    • いんそむにあさん、コメントありがとうございます。
      後半立ち上がりで前半終盤にあった勢いがなかったので心配になりました。
      がしかし最終的には持ち直してくたのでよかったです。
      バックコート陣よかったですねー。あの二人が調子いいと面白すぎます。

  3. MILは1~3番にウィングスパンの大きい選手を揃えてトランジションDで誰についてもいいようにする割りとビッグなラインナップ。その中で身長差がヤバいのにバトラーがクンポについていたのがすごいと思ってしまいました。ダンリービーやニコは3番でしたがやっぱりアンテトクンポは速いので対向するならバトラーなんでしょうかね(あれだけ出て付いてファール0とかw)。
    ブルズもフロントコートと3番にビッグラインナップを組んでインサイドを固めて徹底的にペイント守ってたのが良かったです。ブルックスのミスマッチも機会があればディフェンスポゼッションでスネルとチェンジしたりして役割分担していたのが素晴らしいと思いました。
    MILは若手が多く、今日はインサイドの侵入を防いでミドルを打たせるという型にハマりましたが果たしてキッドに次回もこの手が通用するかどうか?!
    ミドルトンとイリヤソバの3Pが当たり出して外にも注意しないといけなくなるとクンポが切り込んで来るかもしれないのでCHIの次の一手も気になります。

    • こおーむさん、コメントありがとうございます。
      次戦でお互いがどう対策してくるのか楽しみですね。
      相手はウィングスパンのある選手がとても多くディフェンスもやりにくいはずなのに、ジミーはその1~3番まで誰に当てても大丈夫なのが頼もしいですね。

      ブルックスはレギュラーシーズン中ミスマッチをつかれやられまくったので、やってやるぞ!っていう気概が強そうなので今シリーズ中爆発する試合があると嬉しいです。

  4. まずは1勝! かなり興奮しました!
    やっぱりローズ凄いですわ。急激に加速していつの間にかレイアップを沈めている感じ。
    ものすごいスピードのパスをびしびし決めますし。
    ローズがFTを打つたびに「MVP!」コールが起きるのが大好きです。
    本人は「MVPは忘れてくれ」みたいなことを言っていたそうですが(笑)

    • ブライアントノアさん、コメントありがとうございます。
      あの加速力凄まじいですよね。でかいガード相手にはずばずば抜けるので今シリーズは今後もたくさん見られるかもしれません。

  5. 初戦勝利おめでとうございます!
    やっぱりローズがいるだけでゲームのテンポが上がりますね、バトラーのパスからのダンクは痺れました
    今日は経験の差というのもあって終始有利に進めたのだと思いますが、バックスもキッドHCがいるので何かしらディフェンスで対策をしてくると思いますのでブルズにはこの調子でより頑張ってほしいです
    それと怪我なんですがカークはいつ復帰するんでしょうか?ローズを休ませる為にもガードでローテーションできる選手をふやしたいし、これから勝ち上がって行くためにも彼の経験と力は絶対に必要だと思います。早急な復帰を願っています!

    • かつさん、コメントありがとうございます。
      カークは第2戦も第1戦と同様「Questionable」扱いなので出るかどうか?みたいな感じです。復帰は近いと思うのですが、長引いている怪我なので慎重になりそうですね。

    • 2Kさん、コメントありがとうございます。
      しびれますね。やはりシカゴに愛されていますね。

  6. バックスはノーマークのシュートを外したりしていて、これが決まり出すと今後の試合はやっかいだなと感じました、今日は勝ちましたけど、修整する点もいくつかありました、逆に言えばこの戦力が噛み合って本来の力を発揮すれば、どのチームでも倒せると思いました。次も勝ってミルウォーキーに乗り込みましょう。

    • うどんさん、コメントありがとうございます。
      バックスはあまり中距離がうまくない選手が結構いるのであえてノーマークにして打たせてたシュートなんかもあったのですが、確かに当たり始めると厄介ですね。当たり始めれば違うディフェンスをやってくれると思うのでその辺はシボドーの手腕の見どころですね。

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