【第3戦】キャブス 96-99 ブルズ|デリック・ローズ

【第3戦】キャブス 96-99 ブルズ|デリック・ローズ

DERRICK ROSE!!!!!!

残り3秒、96-96の同点からローズの決勝ブザービータースリーで勝利!!2勝1敗!1勝から4連敗の悪夢をゴミ箱に捨ててきました。家中跳ね回ってしまいました。めちゃくちゃ嬉しい!動画は記事下部に貼っておきました。

第1,2戦と一方しかリードしない展開でしたが、この試合では何度もリードチェンジが起きる接戦。ノアがエネルギーモードで序盤からリバウンドにとても積極的だったのでチームにいい具合に伝染して、オフェンスリバウンド18、リバウンド戦54-39につながったように思います。ノアのオフェンスは相変わらずな感じでしたが、フリースローを久しぶりに2本決めてましたね。ブロックやリバウンドでしっかりと活躍。タージとニコもよくリバウンドできていた。トリトンに多少取られるのはしょうがない、それだけいい選手とやっているって事です。

ガソルが途中ハムストリングの張りを訴え離脱。しかし代わりに投入されたタージとニコがとてもいい活躍をしてくれました。ニコはオフェンスで、タージはディフェンスで彼等らしいプレイを見せてくれました。個人的にはタージのピック&ロールに対するディフェンスが素晴らしかったと感じました。

ガソルの怪我やファウルトラブルでスモールラインナップを起用する時間帯が増えていましたが、結構機能していたように感じました。ダンリービーとニコラが同時に出てる時はやはりコートがぐっと広がりますね。ダンリービーはこの試合でも要所要所で良い動きを見せてくれていました。

1日休みだと活躍できないと言われていたローズですが、この日はそういった声を跳ね飛ばす活躍。積極的にドライブを仕掛けフリースローをもらいにいっていました。ここ3試合で0本でしたが、この試合では10本中9本決めていました。

特筆すべきはチームのディフェンスかなと思います。レブロンのドライブからキックアウトというのがこの試合もとても効果的で、レブロンがどんどんアシストを獲得していました。これはもうある程度しょうがないのでレブロン単身に対してどう守るかが割と課題なのですが、この日はジミーがレブロン相手にかなり良いディフェンスをしているポゼッションが何度かありました。ローズもカイリー相手に良い守備をしており、タージやノアは先述の通り。しっかりと守るぞ!という意識が見えましたね。

とにかくとても大きな勝利でした!次戦は日本時間11日午前4:30からホームで第4戦。連勝で王手といきたいですね!流れはいいぞ!Go Bulls!!

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Cleveland Cavaliers (1-2) 24 25 24 23 96
Chicago Bulls (2-1) 18 29 27 25 99
Game Stats

以下AP記事翻訳

CHICAGO – デリック・ローズは決勝スリーについて一つはっきりさせておきたい事があった。バンクシュートを決して狙ったわけではないと。

終了ブザーとともに放たれたローズのスリーがバックボードに当たりそのまま入り、この日30得点の活躍でシカゴ・ブルズがクリーブランド・キャバリアーズに99-96で勝利するのに大きく貢献。東準決勝のシリーズを2勝1敗とした。

「チームメイトが僕にボールを回してくれた事にただただ感謝だよ。終盤自分の事を信じてくれた。ボールをこっちに回し続けてくれて、いつも通りのプレイをするように促してくれたんだ。ああ、それとグラス宣言(バンクシュートを打つときにバックボードを当てるよという意味合いで「Glass」と宣言する)はしてないよ。」
デリック・ローズ

残り10.8秒でJ.R.スミスがスリーを決めクリーブランドは同点に持ち込んだばかりだった。しかしその後のサイドからのインバウンドプレイでローズが決勝シュートを沈めた。

実際のプレイはコーナーでボールをもらうはずだったが、そこに空きを見つける事ができなかった。代替案としてマイク・ダンリービーJr.からウィングでパスをもらい、右方向にドリブルを開始。そしてトリスタン・トンプソンの上から試合終了とともにスリーを決めた。ESPN Stats & Informationによると、ブルズの選手がプレイオフで残り10秒以内に決勝シュートを決めるのは1998年ファイナルにマイケル・ジョーダンがバイロン・ラッセルの上から決めたあの有名なシュート以来だ。

ここ数年両膝の怪我で苦しんだ地元のスターをチームメイトがもみくちゃにする中、会場は大歓声に包まれた。2012年以来となるプレイオフ出場でローズは時より良いプレイを見せている。しかしミルウォーキーとの第4戦では終盤ターンオーバーを犯し、逆に決勝シュートを決められてもいる。

このシュートは間違いなくこのプレイオフで彼にとって最も重要なシュートとなった。

「でかいよ。あれが必要だった。彼はあれができる。」
ジミー・バトラー

バトラーは20得点した。

クリーブランドはレブロン・ジェームズが25本中8本しかシュートが決まらないながらも27得点した。ジェームズはあのシュートに関してはトンプソンにできる事はほかになかったと話した。

「指示に従い、相手がシュートを決めた。受け止めるしかない。ゲームプラン中に間違いを犯したりする方が受け入れるのが難しい。自分が打たれた訳じゃないから言うのは簡単なのはわかっているよ。彼を褒めるしかない。」
レブロン・ジェームズ

ジェームズはプレイオフキャリアアシスト数でトニー・パーカー、スティーブ・ナッシュ、ラリー・バードを4位となった。この試合では14アシスト記録し、総数を1,073とした。

シカゴはレブロン率いるチーム相手にプレイオフでここ3度、1勝以上した事がなかった。しかし今年のブルズはホームでの第4戦に勝利すれば王手をかける事ができる。

2試合の出場停止から復帰したスミスは14得点した。ボストンとの第1ラウンドから足に痛みを感じているカイリー・アーヴィングはわずか11アシスト0アシストに終わった。13本中3本しかシュートが決まらず、決まったシュートは全てスリーだった。

第4Qのシカゴの25得点中23点をローズとバトラーが決めた。

ブルズはほかにダンリービーが16得点、最初の2試合であまりプレイしなかったニコラ・三ロティッチが12得点。ブルズはリバウンド戦でも54-39、ペイント内での得点は44-28、セカンドチャンスも18-7とキャブスを圧倒した。

シカゴにとって一つ懸念点があるとすればパウ・ガソルが左ハムストリングを痛めた事だろう。試合終盤にブルズ広報は彼が試合に戻らない事を発表した。

ガソルによると、第2戦当たりから気になり始めていたようだ。この試合の序盤でも少し張り始めたため、現地土曜に検査を受ける事となった。

終始接戦だったこの試合、残り2:09でローズがフリースローを決め92-91とリードした。しかしその後ジェームズに守られる中ドライブからのシュートを外した。トンプソンにもレイアップをブロックされた後、バトラーもスリーを外し残り52秒でショットクロックバイオレーションを取られてしまった。

バトラーがジェームズをファウルし、2本フリースローを決めクリーブランドは残り41.5秒で93-92とぎゃくてん。しかしバトラーがベースライン沿いにドライブし、急停止からのスピンでレイアップを決めシカゴがリードを奪い返した。

ジェームズがそこからドライブからのシュートを外し、リバウンドをつかんだタージ・ギブソンをファウル。ギブソンがフリースローを2本とも決め96-93。残り10.8秒でスミスがスリーを決め同点としたが、ローズが最後の一発をおみまいした。

TIP-INS
キャブス

  • 第2戦に鼠蹊部の怪我を負ったイマン・シャンパートだったが、この試合も先発。9本中3本のシュートを決め8得点した。

ブルズ

  • 第2戦でのハーフタイム中にファンを押したとして、NBAはジョアキム・ノアに$25,000の罰金を科した。

遅い到着
キャブスは渋滞に巻き込まれ、試合開始1時間前まで会場入りする事ができなかった。遅い到着が選手たちに影響したか問われたデイヴィッド・ブラットHCは、試合前の感じからするとそれはないだろうと話した。

「バスを降りる時に少し考えていたんだ。選手達を見たところ気にしている様子ではなかった。こういった状況で選手がものすごく緊張し始めてしまうのも見た事あるからね。」
デイヴィッド・ブラットHC

10 コメント

  1. いやーいい試合を見させてもらいました。
    しかし、それはそれとして次のことを考えていかないといけないですよね。ガソルの離脱はノアのオフェンスが良くないだけに痛手になるので心配ですね
    あとはクーコッチが別人のようになってたことにびっくりしました(笑)

  2. 今日は仕事中に携帯でチェックしていたのですが、仕事が手につかずローズのブザービーターに思わずガッツポーズで喜んでしまいました。今日は何も言うことはありません、ブザービーターを決めた後のローズの表情に痺れました、次も勝って王手と行きましょう。

  3. ローズのスリーが決まった瞬間、口から心臓が飛び出そうになりましたよ!(笑)
    激闘に劇的なラスト! まるで映画のラストシーンの様でした!

    ヒーローは間違い無くローズですが彼に匹敵する功労者はタージだと思います!
    モズコフの壁に遮られていたペイントにタージが喝を入れ、土壇場の4thQでFTを2本共
    決め手くれたからこそ、ローズのザ・ショットが生まれた訳で今日はタージをローズと共に
    讃えたいですね!

    それと3rdQからノアが目覚めて本来のリバウンド・マシーンと化しポイントセンターの
    片鱗を見せてくれた事も次戦に繋がる兆しに思えます。
    何にせよ相手も一筋縄では行かぬ相手ですから、後半の様にDFで踏ん張って、リズム良く
    ボールを回しながら、ドライブ、ミドル、スリーと幅広く偏る事無くゲーム展開をして
    欲しいですね! 勝ち上がりて~~!

  4. ローズが久々やってくれましたね!
    とにかく今日は最初から負けられないというのが伝わるようなディフェンスがとにかくよかったですね。
    ニコラは前半救ってくれました。これからのことを考えても今日くらい使ってもらいたいです。スネルも使って欲しいですが…
    バトラーはここ二試合はレブロンを抑えれてなかったですが、苛立たせるくらいディフェンスが効いてましたね。
    ノアはロッドマンのようにリバウンド、ディフェンス専念で今日みたいにハッスルしてもらいたいです。
    次戦もこれで気を緩めず、勝つ気満々のプレイを見せてもらいたいです‼︎

    • みきをさん、コメントありがとうございます。
      長期離脱という形にはならなそうですが、この試合は難しいようです。

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