Recap Thibs

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シーズン総評
シボドーは今シーズンも、自身がリーグ屈指のコーチであることを証明した。ブルズは2年連続でリーグ1位の50勝16敗でレギュラーシーズンを終えた。昨年に続き、選手達は彼のシステムを受け入れ、デリック・ローズを27試合怪我で欠きながらも成功した。しかしそれは全てレギュラーシーズンの話しで、ローズが第1戦に、ジョアキム・ノアが第3戦に共に怪我で倒れてからチームは一気に崩れてしまった。ローズを失うという精神的ショックは乗り越えるには大きすぎた。しかしそれでも、シボドー率いるブルズはあと数プレイうまく実行できていれば勝てるシリーズだったというのが現実だ。

シーズン・ハイライト
ここ数年でのレギュラーシーズン最高の勝利はおそらく3月14日のマイアミ戦だろう。ブルズはローズを怪我で欠きながらもマイアミに勝利。ヒートはレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ3名とも出場し万全の状態だったが、ジョン・ルーカス三世とカイル・コーバーが必要な時にビッグショットを決め続けた。シボドーはチームに勝てると信じ込ませることに成功し、ブルズはまさしくそれを実行した。

シーズン・ローライト
シボドー、そしてシカゴという街全体にとってシーズン・ローライトは明らか。4月28日だ。その日ローズは全十字靭帯を断裂し、ブルズのシーズンは終わった。

ノート
シボドーのチームは毎試合を全力でプレイし続けたが、レギュラーシーズン中に力を出し過ぎプレイオフまでに疲労させてしまっているのではないかと考えるファン層がいるのも事実だ。ローズとノアを怪我で欠いたプレイオフでシボドーを評価するのはアンフェアだが、今後注目すべきポイントであることは確かだ。シーズン中盤にベテラン記者のマーク・スタイン氏による、シボドーが自身の契約交渉の扱いに満足していないという報道も注目ポイントだ。

発言
シボドー「皆非常に残念な気持ちだと思うよ。デリックはただの素晴らしい選手ではない。チームメートとしても素晴らしい、人としても素晴らしいからだ。しかし死刑宣告を受けたわけではない。彼に取って死刑宣告ではないし、チームにとっても死刑宣告ではない。彼はカムバックするし、今まで以上に強くなって帰ってくるはずだ。今はただ現実を受け止め進むしか無い。」
ローズの怪我後のシボドーのコメントより

これから
シボドーとブルズのGMガー・フォーマンは契約延長について交渉中だが、今の所まだ進展は無いようだ。フォーマンは既に来年のオプションは行使すると明言しているが、その後についてはまだ不確定だ。1年目にコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、今年も投票で2位であったシボドーは、ローズとルオル・デンが多くの試合を欠場する来シーズンで更に自身のコーチとしての実力が試されることとなる。

最終評価
レギュラー・シーズン:A|プレイオフ:C

元記事:Bulls player recap: Tom Thibodeau|By Nick Friedell

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