AP Photo/Nam Y. Huh
先日のキャブス戦とはうってちがって、全くシュートの入らない試合でした。オフェンスはうまくボールがまわらず苦し紛れのシュートが外れる展開。ディフェンスもローテーションがちぐはぐで、どんどんレーンに入られ簡単にレイアップやダンクを決められているシーンが多く見られました。デイビスのいない変わりにロビン・ロペスが頑張っているのもよくわかりました。

デン以外の先発メンバーが全く活躍できず得点力に非常に苦しんだ試合でした。ローズがいないとこういう試合が多くなるだろうなということがよくわかります。ベンチからはネイト、ベリネッリ、ギブソンがそれぞれ割と活躍してくれましたが、先発メンバーが得点出来ない試合で勝利するのはなかなか難しいと思います。

唯一良かった点として、これまでずっと不調でファンからも見離されそうになっていたベリネッリが古巣相手に活躍してくれたことでしょうか。連続してシュートを決め、珍しくダンクを決めたりと、パクソンとフォーマンが契約した時に想定していた選手の片鱗を見せてくれた気がします。

Game Stats

以下AP記事翻訳
CHICAGO – ロビン・ロペスとホーネッツにとってアンソニー・デイビスが帯同せずニュー・オリーンズにいる事は関係なかった。

くよくよする訳ではなく、いない状況をただ処理した。

グレイビス・バスケスの18得点を筆頭にバランスのとれた攻撃でホーネッツは1位指名のデイビスを欠きながらもシカゴ・ブルズを89-82で下した。

「それがチームゲームの良いところだ。皆で結束して一つレベルをあげたんだ」とロペズは分析した。

ロペスとジェイソン・スミスがそれぞれ16得点、ライアン・アンダーソンが12得点13リバウンドの活躍。ホーネッツは23本中20本のフリースローを決め勝利した。デイビスはニューオリンズに残り先日うけた軽い脳震とうの医療中だ。

シカゴはルオル・デンが19得点8リバウンド、ネイト・ロビンソンが15得点、古巣相手にマルコ・ベリネッリが13得点したが、ブルズはチームとしてわずか33%のFG率に終わり先日クリーブランド戦で64%打ったチームとは思えないできだった。特にリチャード・ハミルトンとカルロス・ブーザーがふるわず、2人あわせて18本中3本しかシュートが決まらず、先日それぞれ19点づつ得点したがこの日はあわせて4点に終わった。

ホーネツは第2Qの7点ビハインドから第3Qに10点差のリードまで作ったが、終盤ロビンソンの活躍により最後まで手を抜くことができなかった。

ロビンソンは自身の15得点中11点を第4Qに決めたが、それでもブルズを勝利に導くことはできなかった。残り1:16で決めたジャンプシュートで81-77と詰め寄り、タージ・ギブソンがスミスをブロックし1バスケット差にするチャンスがあったが、ベリネッリがスリーを外してしまった。

スミスが残り53.5秒でフリースローを2本決め、そのロジャー・メイソンも2本決めスコアを85-77とした。ホーネッツは期待の新人抜きでも恐れることなく立ち向かい見事勝利を手にした。

「我々はあまりフィジカルなチームとして評価されることがないが、ルール内でフィジカルなプレイをするというのは私がここに来てから重点を置き誇りをもって取り組んで来たことだ。相手以上の働きをした訳ではなく、何度かボールがうまくこちらにはねてくれた事があり、ゴール下でのバトルが激しかった。いつだってトム・シボドーが監督しているシカゴとやるときはフィジカルな戦いになる用意をしていなければならない」とモンティー・ウィリアムズ監督は述べた。

この日の試合後は機嫌が少しよくなっていただろう。試合前は、NBAのやり方に苛ついていることを明言していた。

先日のユタ戦でチームメートのオースティン・リバーズの肘がデイビスの頭にあたってしまい、ニューオリンズに残ることとなったことについてウィリアムズは苦言を呈していた。

脳震とうを起こした選手に対するNBAの復帰時期の判断基準を「今じゃ全員を白い手袋とピンクの引き出しで扱うかのようなスタンスでイライラするよ。そういうリーグになってしまったんだ」と慎重になりすぎだと比喩を持ち出し大きく非難した。

しかしこの日デイビス抜きでのチームの勝利には満足しているはずだ。

「モーター全開で選手達が向かってくるのがわかった。デイビスの変わりに出場時間を得て活躍するチャンスだと全員わかっていた。このリーグは穴を埋めていかに活躍できるかが勝負なんだ。ロビン・ロペスやライアン・アンダーソンが序盤から全力で自信をつけながら良いプレイをしていたよ」とブルズのギブソンは語った。

それと同時に、ブルズは何度もイージーチャンスを逃していた。特にゴール近くでのミスが際立った。シボドーは「ドライブしたあとにアタックするのではなく放り投げている感じがした」と述べた。しかしそれ以前にミスショットの後に全力でディフェンスに戻らないことに対して「ディフェンスへの以降がもっとも私を苛立たせた。シュートが入っていない時は、それをディフェンスに戻る気力にまで影響させてはいけないんだ」と怒りを述べた。

Game Notes

  • ボストンでのアシスタント時代、ブルズのトム・シボドー監督はドック・リバーズの息子オースティンが成功することを既に感じていたそうだ。「ボストンで彼はよく来ていたんだ。自信と落ち着きがとてもある子だった。高校生でありながらもプロと対戦している時に非常に落ち着いて安定したプレイをしていた。彼の人生はずっとプロと接して来ているからね、素晴らしい選手になると思うよ」と絶賛した。逆にリバーズはシボドーが良い監督になることを感じており、実際ブルズはシボドー監督就任後2年連続で東1位のシードを獲得している。「彼が監督になる前から俺の父さんは彼が素晴らしい監督になるって言い続けていたんだ。まるで2人で監督しているような感じだったよ。父さんだけではなかったんだ。ボストンのディフェンスやブルズでやった彼の仕事をみればコーチトムがよくわかるだろ。今日も自分やうちのチームに対して厳しいディフェンスをしいてくるだろうってことがわかるよ」とオースティンはコメントした。
  • ホーネッツはこれまでシカゴに8連敗中だった。

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