完敗でしたね。決めてとなったのは第2Q。クリッパーズは今年ベンチがとても強く、特にジャマール・クロフォードが控えながらも得点ランキング10位という好調さ。それに加えてブルズのベンチ陣がまだうまく機能していないため一気にリードを奪われてしまいました。先発陣もブーザー以外はあまりふるわず、とにかくシュートが全く入りませんでした。オフェンスリバウンドがとれてもその後のプットバックはタップがことごとく外れ、何度も得点チャンスをつぶしてしまいました。

最近ターンオーバーがとにかく多く、そこからやられてしまう試合が多いですね。この日も前半だけで12ターンオーバーで、速攻大好きなクリッパーズにそれをやってしまうと派手なダンクやレイアップにつながってしまい観客含めて相手をのせてしまいます。この日はブルズが得意とするゴール下でのゴリゴリしたプレイでも負けてしまい、とにかく完敗でした。

次ははやくも翌日にポートランド戦。あまり連敗をするイメージの無いブルズですが、今日のプレイを見る限りは心配です。払拭してもらいたいものです。

Gary A. Vasquez-US PRESSWIRE
Game Stats

以下AP記事翻訳
LOS ANGELES – シカゴ・ブルズはLA・クリッパーズに走り負けた。しかもクリッパーズは最終Qになってもガス切れする様子はなく、特にブレイク・グリッフィンが大活躍した。

グリッフィンは自身の26得点中12点を最後の6分間で獲得、10リバウンドも奪いクリッパー図はブルズを101-80で下し5連勝。

グリッフィン「ボールを正しい場所に運んでこれまで取り組んできたことを実行するまでだ。何本かシュートを外していたんだけど、チームメートが打ち続けても良いんだという自信を与えてくれた。ありがたいことにいくつかシュートを決めることができた。」

クリッパー図の控えのジャマール・クロフォードは自身の22得点中17点を第2Qに荒稼ぎ。クリッパー図は7勝2敗とし現在パシフィック・ディヴィジョン1位だ。9試合消化後、開幕から11試合中9勝し47勝35敗で終わった2005-06年以来の好スタートだ。その年はあと1勝で西カンファレンス決勝に進むところまで行った。

クリッパーズの6勝中5勝は、レイカーズ、スパーズ、昨年チャンピオンのマイアミ・ヒートを含む昨シーズンプレイオフ進出したチーム相手だ。逆に敗戦はどちらも昨シーズンプレイオフ進出していないゴールデンステートとクリーブランド。

クリス・ポール「もしシーズンが10試合制だったら今年は最高だな。これ以上は望めないくらいだけど、まだまだシーズンは長いことを自覚しなければならない。これからアウェイ戦続きで、まずはサン・アントニオ。とても厳しい試合になるはずだ。」

ポールはこの日8得点10アシスト。

クリッパーズの控えは前半で35-18、試合を通しても53-48と先発メンバーより得点した。昨シーズンポートランドでプレイし今年の7月にクリッパーズとFA契約したクロフォードは平均20.7得点でチーム得点王。開幕から9試合中6試合で20得点以上している。

クロフォードは2000年6月、ドラフト当日にクリーブランドからブルズにクリス・ミームと現金の代わりにトレードされた。今年13年目となるクロフォードは、NBAキャリア最初の4年をシカゴで過ごし、ティム・フロイド、ビル・カートライト、スコット・スカイルズの3人の監督のためにプレイしている。しかしその4年間ではプレイオフに出場していない。クリッパーズは自身の6チーム目となる。

クロフォード「つらい時期だったよ、特にその少し前の1998年にはマイケル・ジョーダン達がいたからね。その後に続くのは確実に無理だった。シカゴでの1年目はベテランがあまりおらず、リーグで一番若いチームだった。でもその頃の経験は自分にとって非常に大切だ。ためになる人生経験だったし、自分のNBAキャリアを始めるきっかけとなってくれたのでとても大事にしているよ。いつだってシカゴ・ブルズは自分にとって大事なチームだ。」

先日18点のリードをつけながらも追い上げられなんとかサンズ相手に辛勝したブルズは、カルロス・ブーザーが22得点12リバウンド。ルオル・デンとリチャード・ハミルトンがそれぞれ14得点した。ブルズは毎年恒例アウェイ戦続きのサーカス・トリップ2戦目だった。

ジョアキム・ノア「今日は少し後退してしまった。泥臭さでも負け、完全に競り負けた。やつらはすごい身体能力を持っている。速攻がかなりの強みとなっている。ディレンスでもうまくスウィッチされゴール下で仕事をさせてもらえなかった。」

ブルズのトム・シボドー監督にもっとシュートするよう促されているノアは、この日放った6本のシュート全て外し、30分間の出場で4得点に終わった。ノアのNBAキャリア339試合でもっとも悪いシュートの日となった。これまでに4本全て外す試合は6度あった。

グリッフィン「ノアに得点させなかった。チームとして良い仕事をしたね。ローテーションがとてもよく、全員の役割をはっきりさせることができた。ちょっとカルロス・ブーザーに簡単なシュート与えてしまった。特にオフェンスリバウンドからのプットバックなんかがね。ただブーザーが22得点しながらもうちが20点差で勝ってるんなら何の問題もないよ。」

クロフォードの前半17得点でクリッパーズはハーフタイムを53-40で迎えた。前半残り1:31、クリッパーズのベンチ前でフェーダウェイ・スリーでカーク・ハインリックのファウルを誘い3本のフリースローを沈めた。

ロスアンジェレスは後半も7-0ランで開始し、第3Q残り5:04でグリッフィンが21フィートからのシュートを決めリードを71-48とした。そこからブルズはオフェンシブリバウンドからの得点等で得点を重ね、試合終了まで残り6:14でマルコ・ベリネッリがスリーを決め87-74と詰め寄った。

しかしグリッフィンがわずか58秒の間で2本のフリースローと2本のレイアップで一気にまたクリパーズが支配した。その後70秒間の間に18フィートからのジャンプシュートを3本続けて決め、残り2:07で99-80とした。

ブーザー「この敗戦は忘れるのは難しそうだ。活気が足りなかった。相手はとても良いチームでゴール下をの守りが堅い。多くのルーズボールも取られてしまった」

Game Notes

  • クリッパーズはベンチが平均40.9得点記録している。
  • この勝利でヴィニー・デルネグロ監督は自身の勝率を5割以上につけた。2010-11年にクリッパーズの監督になってからは79勝78敗。シカゴ監督時代は2年間続けて5割で2度ともプレイオフに進出している。ブルズはデルネグロの代わりにシボドーが監督になってから117勝40敗。

2 コメント

  1. さすがにマズい気がしてきました。今シーズンのクリッパーズは確かに優勝候補ですが、今のブルズが強豪チームに勝てないという現状なのがハッキリしてきましたね。仕方ないとは言え、ノアに得点が求められてる時点でちょっと違うかなと。
    ローズ復帰が待ち遠しいです。

    • ポラリスさん、コメントありがとうございます!
      この試合は本当に全てがかみあわなかったですね。確かにノアが得点を求められるのは違和感がありますが、昨シーズンと比べてかなりノア自身のオフェンス力があがっているのも確かです(この試合はまったく駄目でしたけど)。
      以前よりもジャンプシュートに自信をもっているのと、ポストプレイからでなくてもドライブして得点するシーンも多く見られる様になってきました。そこは期待したいところです。
      かと言ってそればかりに頼る訳にはいかないので、ローズ復帰までは他の選手にもまんべんなく貢献してもらいたいですね。

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