全くオフェンスの機能しない試合でした。特に後半はひどく、まるで得点できる気がしませんでした。ボール回しもよくなく、いまいち流れの掴めないままリードを広げられてしまいました。

ディフェンスはそれなりだったのですが、ブルズの強みであるはずのリバウンドで圧倒されてしまい何度もセカンドチャンスを与えてしまったのが敗因かもしれません。ここまで得点源となっていたデンとベリネリが2人合わせても29本中8本しかシュートが入らなかったのが痛いです。

そして特に目立ったのが怪我明けのハインリックのプレイでした。ターンオーバーとファウルが多いうえに、シュートが全く入りませんでした。シボドーは以前ハインリックのプレイは数字で評価しないといっていましたが、ネイトやティーグがいない間活躍していることも考えると、そろそろ起用方法も変わってくるかもしれません。

次はライバルのボストン戦です。今シーズン既に一度負けているのでなんとしてでもリベンジしたいところです。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Chicago Bulls (13-10) 20 14 19 18 71
Memphis Grizzlies (16-6) 11 28 22 19 80
Game Stats

以下Associated Press記事翻訳
MEMPHIS – メンフィス・グリズリーズが序盤シカゴ・ブルズのディフェンス相手に苦戦し、良いシュートが打てずターンオーバーを何度も犯した。

しかしグリズリーズのベンチ陣が奮起し、メンフィスはブルズに80-71のスコアで勝利した。

マイク・コンリー「彼らの活躍は大きかったよ。交代してから一気に試合を変えた、テンポを変えた。ボール回しをうちらのリズムに引き戻してくれたんだ。先発陣もそれを見て何をしてるのか理解した。うちらが試合に戻ってからもそうするように心掛けたんだ。」

Conley
Photo: The Canadian Press
コンリーは12本中6本のシュートを決め17得点4アシストでメンフィスの得点リーダー。ザック・ランドルフは10得点15リバウンドの活躍。

ルディー・ゲイは12得点したが13本中わずか5本と現在スランプ継続中だ。ウェイン・エリントンは自身の11得点全てをベンチ陣が奮起した第2Qに獲得。メンフィスは第1Qわずか11得点と今シーズンの第1Qチーム最低得点を記録した。

ブルズはカルロス・ブーザーが16得点13リバウンド、マルコ・ベリネリが13得点した。ルオル・デンとジョアキム・ノアがそれぞれ11得点。デンは17本中4本しかシュートが決まらなかった。

ノア「ディフェンスはそれなりに良かった。何度か良い守備で止めて速攻に走れたんだけど、簡単な得点機に決めることができなかった。速攻でターンオーバーを犯してしまうことが多かった。ああいう時にしっかり得点できればもっと良くなるはずだ。」

両チームともシュート率が37%をわずかに超える程度に終わった。しかしスリーポイントではメンフィスが11本中6本決めるのに対してブルズは11本中たったの2本。メンフィスのフロントコートであるゲイ、ランドルフ、マーク・ガソルは会わせて34本中10本、シカゴのデン、ブーザー、ノアは42本中16本だった。

メンフィスはリバウンド戦で51-39と圧勝、オフェンスリバウンドに至っては18本も奪った。

トム・シボドー監督「第2Qが問題だった。28-14と得点で負かされた。第1Qはとても良かったのに第2Qが酷く、リバウンド戦でもやられてしまった。」

グリズリーズは第1Qにあ22本中4本のシュートしか決まらずターンオーバーも6回犯しリードを奪われた。

しかし第2Qにベンチ陣がエネルギー溢れるプレイで一気に追い上げた。クインシー・ポンデクスター、ジェリド・ベイレス、ウェイン・エリントンが合わせて放った5本のスリーを全て決めた。

エリントンは第2Qに11得点しメンフィスは39-34でハーフタイムを迎えた。

エリントン「セカンド・ユニットとして、交代してから積極的にプレイして気迫溢れるプレイと良いボール回しを心掛けているんだ。今日は自分の方にボールがまわってきて、シュートをどんどん決めることが出来た。バスケ選手はね、何本か入り始めるとちょっとしたゾーンに入るんだ。前半かなり好調だった。」

ブーザーは前半9本中5本のシュートを決め12得点8リバウンドした。

両チームの得点リーダーは前半共に不調だった。平均17.8得点のデンは7本中2本におさえられ4得点。ゲイは6本全てのシュートを外し無得点。

第3Qを終えてメンフィスはコンリーの7得点の活躍でリードを61-53へと広げた。ノアは6得点した。

マリース・スペイツが第4Q開始後ティップインを決めリードは63-53となりついに二桁に。

シカゴはそこからディフェンスのプレッシャーを上げ、グリズリーズは一時的にパス回しが難航。

ライオネル・ホリンズ監督「相手を評価しなければならない。彼らの守備は凄い。リチャード・ハミルトンやデリック・ローズを怪我で欠いているにも関わらず、素晴らしいディフェンスで勝ち続けているんだ。」

シカゴは第4Qにデンをもっと起用しようとしたが、彼はそこまで12本中3本しかシュートが入っておらず不調だった。

残り5:05でジミー・バトラーが速攻からダンクを決めシカゴは5点差まで詰め寄った。しかしそこからメンフィスはまたリードを二桁に戻し、そのまま勝利し2連勝とした。

ランドルフ「キレイな試合ではなかったけど勝てた。充分だ。」

Game Notes

  • シボドーは試合前にローズの左ひざのリハビリはスケジュール通りだとコメントした。復帰時期は未だ決まっていない。
  • メンフィス大学で1年プレイしたローズは、プロになってからFedExフォーラムでまだ2回しかプレイしていない。
  • シカゴはメンフィスで通算2勝9敗だ。
  • ブルズのガード、カーク・ハインリックは左ひざの打撲で2試合欠場してからの復帰戦となった。「完全に良くなったという感じではなかったが、出場するには差し支えない状態だと判断した」とコメント。
  • コネチカット州ニュータウンであった銃乱射事件で亡くなった26名の被害者と捜査中に殺された1名の警察官あわせて27名のために、国歌斉唱前に27秒間の黙祷が行われた。
  • 71点はシカゴにとって今シーズン最低得点。12月4日のインディアナ戦で記録した76点を下回った。
  • ゲイは12得点に終わり、14得点以上の連続記録は24試合で途絶えた。

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