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飛行機を貸してくれたマーク・キューバン氏

ペイサーズ戦スパーズ戦とアウェイが続きましたが、どちらの試合も移動にはいつもと違う飛行機を使っていたようです。原因は、ペイサーズ戦に備えてインディアナポリスに飛行中にエンジントラブルが起きてしまったのです。元ブルズ選手で現在チームのラジオ解説者をつとめるビル・ウェニントン氏がラジオの「Waddle & Silvy Show」で詳細にコメントしていました。

ウェニントン「エンジン3号基のコンプレッサーがどうやら故障していたようで、爆発したかのような音がしたんだ。どうやら爆発ではなくジェットエンジンのバックファイアーだったみたいなんだけど、とても大きな音がした。エンジンから火花が飛び散っていてね。離陸時に前進し始めた3秒後くらいにでっかい “バーン!!” っていう音がしたから “何今の?止まるのかな?” って声があがったんだけど、飛行機はそのまま滑走路を進んで行ってね、 “いやいや、何で止まらないの?” っていう状態だったんだ。」

「我々は飛行機の後ろのほうにいたからエンジンがすぐ側でね、凄く聞こえたんだ。機長達は前のほうにいるから聞こえなくて、何も感じなかったみたいだからそのまま離陸したんだ。でも5分後にまた2発くらいバーン!バーン!って音がしてね。何人かが窓越しに火や火花が飛び散ってるのを見たんだ。もう全員 “良い人生だったな” 状態だよ。」

飛行機はその後シカゴの空港に戻り、選手達は全員家に帰されました。翌朝にシカゴのアイスホッケーチームであるブラックホークスのチャーター機を借りてインディアナに向かいました。

ステイシー・キング(ブルズTV解説者)「正直とても怖かったよ。皆墜落すると思ったんだ。だから飛行機は旋回して空港に戻してくれた。全員無事だった。無事着陸出来て本当に良かったよ。もう陸に着いてからは自転車でインディ行こうかと思ったくらいだよ。それくらいしばらく精神的にやられていた。」

「こんな所で嘘ついても仕方がないから言うけど、もしテディーベアがあったら奪って必死に抱きかかえていたと思うよ。本当に怖い状況だったんだ。無事に戻してくれたパイロット達はよくやってくれた。実際はエンジン1つでも飛べるからまだ2つあったんだけど。墜落してしまうような危険性はなかったみたいだ。でもエンジンから火が出てるのを見るとやっぱり怖いよね。」

サン・アントニオ戦への移動にはマブスのオーナーであるマーク・キューバン氏が飛行機を貸してくれたため、問題なく移動が出来たそうです。

ウェニントン氏によると飛行機内でパニックにはならなかったようですが、皆状況をシリアスに受け止めていたとか。そりゃそうですよね…。怖すぎる。

そしてマーク・キューバンありがとう!

ブルズの飛行機は修理され次第、シーズン残りも使用される予定だそうです。

怪我に悩まされるシーズンですが、飛行機までもが怪我してしまいました。

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