先日チームUSAのアシスタントコーチに就任したわれらがシボドーHC!今季も彼の手腕がうなりをあげていましたね。ローズがいないので捨てシーズンとされていた今季ですが、シボドーの徹底したゲームプランとディフェンスで見事レギュラーシーズンで45勝しプレイオフ第2ラウンドまで導いてくれました。このロスターでここまで躍進できるコーチはなかなかいないと思います。
基本的にはディフェンスが凄いとして知られているシボドーですが、実はオフェンスも悪くない。ブルズのボール回しはのってる時は本当にすばらしいなと思います。そして今シーズン何度も感心させられたのがタイムアウト明けのプレイ。残り数秒しかないところで簡単に得点を奪ったシーンが何度あったことか。こういう所で監督のレベルの差がでますよね。
相変わらず選手の出場時間に体する批判はとても多いですね。ジミーが連続で48分フルで出場し続けたり、デンさんが2年連続で平均出場時間がリーグトップとなりました。しかしデンさんの数字を見てみると平均38.7分。そのすぐ後ろにコービーとデイミアン・リラードが38.6分、ケビン・デュラントとニコラ・バトゥームが38.5分。平均ではなく総出場分数で見るとデンさんは2903分で13位、1位はリラードで3167分。という具合にリーグ全体をみると1人だけ突出してる訳でもないんですよね。
二桁差で勝っていても手を抜かずに先発陣を起用するから酷使しているという風に見られがちなのだと思います。怪我人の多いシーズンだったためその日のロスターを見てみると、下げたらラドマノビッチとか使わないといけないような状況も多かったので仕方ないところもあったかと思います。とは言え選手達の出場時間が多い事にはかわりないので、スパーズのポポビッチHCみたいにレギュラーシーズン中は少しゆるめる時があってもいいのかもしれません。しかしイメージができません、シボドーHCが手を抜いてスタメンを休ませるような試合が(笑)。ノアなんかは足底筋膜炎のこともあるので、たまに休ませてあげるのはありかもしれませんね。
これからUSAチームもあり相変わらずバスケ漬けの日々を送る事になりそうですが、来季もよろしく頼みます。
※以下ESPN記事翻訳です。僕の意見ではありません。
シボドーは何故彼がNBA屈指のコーチの一人であるかを今季も証明した。ジョアキム・ノア、ルオル・デン、カルロス・ブーザー率いる予備部品だらけのチームを45勝チームへと変貌させ、マイアミ・ヒートとのプレイオフ第2ラウンドまで導いた。ブルズはデリック・ローズがいない中一歩後退することはわかっていたが、シボドーはその一歩が最小のものになるよう心がけた。ブルズは毎晩全力でプレイし、リーグからのリスペクトを得るほどのディフェンスを誇った。
シーズン・ハイライト
カーク・ハインリック(ふくらはぎ)とルオル・デン(病気)が欠場したブルックリン・ネッツとの第1ラウンド第7戦だったが、それでもブルズはなんとか勝利を絞り出した。シボドー政権のシカゴを象徴するような勝利で、自身も誇りに思っていることだろう。
シーズン・ローライト
11月、ブルズはシボドーがHCに就任してから初めての3連敗を喫した。ロスアンゼルス・クリッパーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ヒューストン・ロケッツに連敗した。
一言メモ
シボドー最大のチャレンジはこの夏の間にデリック・ローズをラインナップに戻す事だ。元MVPが心地よく戻れる方法を見出さなければならない。今シーズンも常にローズの後押しをするという形でそれを行っていた。シボドーのローズに対するスタンスは一度もぶれることが無かった。この事実は今後2人の関係性にも良い影響を与えることになるだろう。
コメント
ブルックリンでの第7戦勝利後
シボドーHC「満足はしていないよ。まだやらなければいけない事は沢山ある。開幕を迎える時、シーズンを想像しながれ始めるのだが、様々な事を経験するには忍耐力とメンタルの強さが必要になることを覚悟するんだ。これもその内の一つだった。途中何人か失い、ホームコートは相手のあった。第1戦に顔を思いっきり殴られたが、必死に戦い続けた。今シーズンはずっとそんな感じだ。」
これから
シボドーは常に自分のチームから最大限を絞り出しているが、3年連続で終盤戦を満身創痍で迎える事となった。ゲームに対する情熱とコーチングスタイルは変わる事はないだろうが、選手の出場時間への批判は日増しになっている。おそらくフロントはこの夏シボドーにレギュラーシーズン中は少しだけアクセルを踏んでいる足を弱められないか話し合うだろう。
最終評価
レギュラー・シーズン:A|プレイオフ:A
元記事:Bulls player review: Tom Thibodeau|By Nick Friedell
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いつも、お疲れ様です。プレイタイムに関しては、皆さん意見が分かれるところだと思います。自分はメッセージが込められてるような気がしてなりません。もちろん、贔屓の引き倒しですが。レギュラー陣は、ヘロヘロになるまで頑張ってるぜ、高いサラリーは、伊達じゃないぜ、シカゴはそういうチームを目指しているんだと。
スバルさん、コメントありがとうございます。
意見は分かれていますねー。僕は割とシボドー肯定派ですね。若い選手と30代の選手では起用の仕方も違いますし、試合だけではなく練習時間でコントロールしたりしてるところもあるので、内情を知らない我々がなんやかんや言うものでもないかなと思っています。
スバルさんのおっしゃる通り、そういったメッセージは選手にしっかりと伝わっていて、ジミーはいつも全力でプレイするデンさんを見て「自分もこれくらい頑張らないと」って常に思っているそうですよ!
シボドーはとにかくスタンスがぶれないところが本当に素晴らしいと思います。
今シーズン特に印象的だったのは、途中怪我人続出でハインリックもデンもノアもギブソンさえも失っていて敗戦が続いていた時、
それでも、
「チームには勝つための戦力は十分にある。」「選手が全力でプレーできれば、今のラインナップでも十分に戦える。」
「私の仕事は選手に全力を出させる準備をすることだ。」「敗戦の責任は選手ではなく私にある。」
と言い切ったところです。
選手たちは本当に勇気づけられたんじゃないかと思います。
だからこそ、ブルックリンとのプレーオフであれだけの力を出すことが出来たんだと思います。
「才能で試合に勝つことはできる。だが、知性とチームワークは優勝に導くんだ。」というジョーダンの名言を思い出しました。
個人が100%の力を出すだけじゃなく、12人で戦うことで、120%にも、130%にもなるということを、
今年のブルズとシボドーは教えてくれた気がします。
ろっくさん、コメントありがとうございます。
本当にぶれませんよね彼は。ハードワークが全てへの答えだっていう根幹が強いので、それがいい具合にチーム内にも伝染しているのがわかりますね。
「We have more than enough to win(勝つための戦力は十分にある)」
「Next man up(怪我した代わりに出る次の選手)」
はすっかりとチームのスローガンみたいになっていました。
こう言った信頼関係を築けた事が、ブルズの今シーズンの予想外の躍進へとつながったのだと思います。これは来シーズンにもぜひ持ち越してもらいたい所ですね。
久しぶりにコメントさせていただきます。
シボドーHCは僕も好きです!上の方も仰られているように、あのブレないスタンスを保ち続けるからこその選手からの信頼感だと思いますし、ローズを常にかばってあげてる関係は他の選手からしても信頼に値するものだと思います。
spensさん、コメントありがとうございます。
ローズや選手との信頼関係はとてもあついものになってきましたね。全員で1つのチームなんだぞっていうスタンスを崩さないので、ベンチから出てくる選手も思い切りプレイできている感じがします。
こんばんは。シボトーHCは、コーチング、戦略など、本当に長けています。
サクラメントで大差で負けた試合のコメントが一番、印象です。準備不足で試合に臨んでしまったことは、自身に責任がある旨コメントしていたのを見て、人としての魅力もあると思いました。
komohisaさん、コメントありがとうございます。
シボドーは本当に優秀なんだなっていうのがこの数年間で身に染みるようにわかります。彼の自分を責め立てるスタイルは凄いですよね。結果的に選手の信頼へとつながっていると思います。とても魅力的なコーチだと思います。
今シーズンのブルズは、とてもいい成績ではないかと思います。
どの選手も気迫あふれるプレイで、よく印象に残るのがロビンソンが
ホームコートで会場を沸かせようとしていたのが、目につきました。
来シーズンも期待してます
spikeさん、コメントありがとうございます。
怪我や病気など色々考えるとよくここまで勝ったなって感じですよね。
ネイトは会場を盛り上げるの大好きですよね。
いつも両手で会場を煽っていました。
[…] トム・シボドーHC|2012-2013総評 […]