ブルズ - ボブキャッツ

ブルズ - ボブキャッツ

レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾れず、東4位確定。勝って終わりたかったですが、最後に色々と課題が浮き彫りになったのでプレイオフ開始までの3日間でそこを修正していって挑んでもらいたいです。

そしてこの日ネッツが敗戦、ウィザーズが勝利した為4位と5位が入れ替わりブルズの対戦相手はウィザーズに確定しました。順等に勝ち上がれば第2ラウンドとはペイサーズという事になります。

試合はブルズとボブキャッツらしいディフェンシブな展開となりました。延長に入っても一方が90点超えるのがやっとというのが全てを物語っていますね。

ブルズは試合終盤からオーバータイムにかけてシュートが全く入らなかったのでとにかく痛かった。何度か勝つチャンスはあったのですが物にする事ができませんでした。もの凄い細かいファウルを取られまくったのもありましたが、そこを騒いでもしょうがない。

ジェファーソンとマクロバーツにオフェンスリバウンドを沢山とられてしまったのも痛手となりました。相手のセカンドチャンスをもっと潰せていればというシーンが何度もありました。

ワシントンはネネやゴルタット辺りがリバウンドを取りにくるはずなので、ノアの言う「どでかいボックスアウト」をしっかりとやってもらいましょう。今日のようにセカンドチャンスからのスリーというパターンをなるべく無くしたいです。ブラッドリー・ビールなんかは確実に決めてきますからね。

プレイオフ初戦は現地日曜に行われます。日本時間ですが月曜の午前中ですね。まずは初戦勝利を!一戦一戦じっくりといきましょう。

1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
Chicago Bulls (48-34) 21 18 21 20 6 86
Charlotte Bobcats (43-39) 16 27 16 21 11 91
Game Stats

以下AP記事翻訳

CHARLOTTE – シャーロット・ボブキャッツがマイアミ・ヒートを第1ラウンドで倒す大番狂わせが起きるとチャンスがあると思っている人が少ない事はアル・ジェファーソンも理解している。

しかしこのベテランセンターにとってそれは関係ない。

ジェファーソン「覚えているかな、我々は10月の時点でチャンスを与えてもらえていなかったんだ。リーグ最下位になるはずだったんだろ?だからこの壁の向こうで何が言われているかなんて気にしていないよ。」

ボブキャッツは延長の末にシカゴ・ブルズに91-86で勝利し、今シーズンを東7位となる43勝39敗の成績で終えた。ここ2年間で28勝120敗だったチームからしてみると悪くない。

しかし、次は2連覇中の王者を倒すというタスクが待ち構えている。ボブキャッツはレブロン・ジェームズ率いるマイアミに勝利した事がない。

ヒートはジェームズと契約して以来、ボブキャッツに15勝0敗だ。

ケンバ・ウォーカー「チャレンジになるだろうけど、何が起こるかわからないのがプレイオフだ。決して簡単ではない。今年ずっとやってきたように自分たちの持つ全てを出し切るよ。」

シリーズは日曜日(現地)に開幕する。

ジェファーソン「熾烈な戦いになる。」

ブルズは東4位でシーズンを終え、第1ラウンドは最終日にブルックリン・ネッツを追い越し5位の座を奪い取ったワシントン・ウィザーズと対戦する。

カルロス・ブーザー「トランジションが上手いチームで、シューターとサイズを兼ね備えている。プレイオフに進出するには良いチームでなければならない、そして彼らは良いチームだ。」

最終Qで決勝シュートを外したウォーカーは、その後オーバータイムで自身の22得点中8得点をたたき出した。ボブキャッツは今シーズン初めてブルズに勝利をあげ、レギュラーシーズン最後の9試合で8勝目をあげた。

シャーロットはジェファーソンが10得点18リバウンド、クリス・ダグラス−ロバーツが最初の3Qは無得点ながらも13得点の活躍を見せた。

オーバータイムにジョシュ・マクロバーツがD.J.オーガスティンのスリーをブロックしウォーカーの速攻へとつなげたのが転機となり、ボブキャッツは残り1分で88-81とリードした。

ジェファーソン「プレイオフに向けてこういうタイプの試合が日宇町だった。相手はプレイオフチームで、今日の試合はまさしくプレイオフの様な試合だった。」

シカゴはジョアキム・ノアが14得点13リバウンド、ブーザーが14得点11リバウンド、オーガスティンが17得点した。

ブルズは対ボブキャッスをここ11試合中10勝していた。シャーロットでは平均22点差で5連勝中だった。

ボブキャッツは最初の29本中21本のシュートを外し33-23と序盤からリードを許した。しかしジェファーソンがジャンプシュートを決め、そこからボブキャッツは11本連続でシュート決め43-37のリードでハーフタイムを迎えた。

何度かリードが変わる第3Qの末、ブルズは60-59のリードで最終Qを迎えた。

シカゴが突き放しにかかる度に、ダグラス−ロバーツ反撃するような展開となった。2日前にアトランタ・ホークスとの試合でブザービーターを決めたダグラス・ロバーツは第4Qに12得点した。試合残り3:42でオフェンスリバウンドから左手でレイアップを沈め75-75の同点にするプレイを見せた。

残り25秒でタージ・ギブソンがジャンプシュートを外した後、ウォーカーは決勝シュートを決めるチャンスがあったが18フィートからのブーザービーターは外れた。

ウォーカー「良いシュートを打てたんだけどね。外してしまった。」

ウォーカーのオーバータイムでの活躍で、ボブキャッツはオールスター戦以降の成績を20勝9敗とした。

スティーブ・クリフォードHC「選手達は本当によくやってくれている。今は考えない様にしているが、いざこの一年を振り返る時には実感すると思う。このチームがどれくらいの物になれるか予測出来なかったので絶対的な目標数値みたいな物はなかったんだ。これはとても良いグループで、まだまだ成長の余地がある。今日はロッカールームに戻る時の気分は最高だった。彼らはとてつもなく努力した。彼らは開幕からずっと頑張っていたんだ。」

Game Notes

  • ジェファーソンは第3Q中盤に左膝挫傷で一時ロッカーへと戻った。その後ゲームに戻り第4Qはフル出場した。
  • この勝利でボブキャッツはブルズによるシーズンスウィープを阻止した。

21 コメント

  1. 残念でした。
    私はレギュラーシーズン中はwowowで録画して夜に見ているのですが、昨日からプレイオフに備えてリーグパスを購入したので4Q以降を仕事の合間に見てました。
    勝負所でノアのドライブが悉く決まらなかったのが痛かったですね。あれが決まるとチームとしても盛り上がりますからね。
    とはいえレギュラーシーズンは4位で終了。昨年の事を思うと信じられません。
    いよいよプレイオフですね。相手はまさかのウィザーズでしょうか。
    昨日の翻訳記事にもある通りブルズはレギュラーシーズン中もプレイオフの様に一戦一戦を魂を削りながら全力で戦ってきたチームです。プレイオフでどことやろうともやってくれると思ってます。
    それにしても昨日の翻訳記事は読みながら泣きそうになってしまいましたよ。ありがとうございました。息子のミニバスにも通じると思うので読んで聞かせますね。

    • 4番さん、コメントありがとうございます。
      リーグパス購入されたんですね!是非プレイオフ満喫してください。
      いつもなら決まっていたノアのドライブがなかなか決まらなかったのは痛かったですね。タージもつられて至近距離でのシュートを多く外していました。
      ワシントンとのプレイオフ、楽しみです。誰と当たろうとやる事はかわらないので個人的にはどこでも良かったのですがワシントンには2005年に第1ラウンドで敗れた嫌な思いであるので是非払拭してもらいたいです。

      翻訳記事は原文がとても良かったので、少しでも皆様に伝える事ができたのなら良かったです。是非息子さんにも読ませてあげてください!ありがとうございます。

  2. 第3シードを取れなかったのは悔しいですが、これでプレーオフ負けということではないので、ある意味敗戦でレギュラーシーズンを終えたのはよかったかもしれません。だって連敗はないんでしょう?(笑)
    さらに気迫と集中力のレベルを上げて大番狂わせを起こしてもらいましょう!

    • マルコジョーダンさん、コメントありがとうございます。
      そうですね、連敗は最近ほとんどしていないのでその流れにのって初戦勝利といきましょう!

  3. うーん、悔しい…!勝利で終わりたかったですね。トロントが負けたので尚更、勝って3位になりたかったです。
    試合内容も、あと味が悪い敗戦でした。最後は、相手のホームとあって流れを持ってかれちゃいましたね。

    不用意なターンオーバーがあったり、特にタージが悪い意味で目立っちゃいましたね…。
    アウトサイドから結構落としてましたが、今日は中でも結構決めきれないシーンが目立った気がします。
    リバウンドでも負けちゃいましたし、オフェンスリバウンド与えすぎかなと。
    DJが、17点も決めたんだ…って感じな位、オフェンスに良い印象があまりなかったですね。
    今日の課題点も含めて、シボドーも選手も、すぐに修正してくれると思うので、気持ちを切り替えてプレーオフに備えて欲しいですね!
    観戦するだけの自分は、もう準備万端ですけどねw

    • hide-miさん、コメントありがとうございます。
      良いレギュラーシーズンだったので勝利で終わらせたかったですね。終盤はターンオーバーが続いてしまったのが残念でした。色々と課題が浮き彫りになったので、この3日間でしっかりと修正してもらいましょう!
      既にプレイオフ待ちきれません!

  4. 「誰もがあたりたくないチーム」 ですけども、それはどのチームもどこともあたりたくはないでしょうね。
    バックスかシクサーズなら当たりたいでしょうけど。

    結局、ごくごく普通のチームなわけですよ、プロですから。PO出るならどのチームも持っている気迫があるってだけで。
    ネッツにしろロペス、KGの不在、チーム不和で崩れるも持ち直した。ラプターズもタンク予想の前評判を覆した。ホークスは最後まで諦めなかった。ボブキャッツは底辺のチームから這い上がった。

    どのチームにもドラマは存在します。BULLSだけじゃない。

    • スカラブリ煮さん、コメントありがとうございます。
      うーん、そこが多雨絶えたかった訳ではないのですがまあいいです。
      スカラブリ煮さんが今年のブルズ、昨年のブルズ、ここ数年のブルズを特別なチームだと思わないのであればそれまでです。別にそこを強要しているつもりは全くありませんよ。

  5. この戦力でこの成績なら上出来でしょう。スパーズを西のブルズと言えるくらいになって欲しいですね。レギュラーシーズンでの強さは証明しましたがプレイオフはエース不在がさらに厳しそうですが選手、シボドーがどんな試合を見せてくれるのか楽しみです。プレイオフでの強さも証明して欲しいです。

    • kaimanさん、コメントありがとうございます。
      シボドーのポポヴィッチリスペクトは周知のものですからね、そこを越えてリーグが理想とするようなチームと言われるようになって欲しいですね。いいですね。西のブルズ。
      プレイオフになるといっきにハーフコートプレイが増えるので、シボドーの腕の見せ所だと思います。ぜひ自分も含め、周りをあっと言わせる様な活躍を見せてもらいたいです。

  6. う~ん・・・ OTまで縺れての敗戦は疲労感が倍増しそうですね。
    POはどのチームもシフトアップして臨んでくるからブルズのコンディションが
    気になる所です。 
    少数精鋭で突っ走って来た蓄積疲労が、ここ何試合か気になっているので心配です。
    ブルズのスタイルは相当な運動量が必要とされるので、兎に角コンディション次第ですね。

    特にウォールの様なスピード・スターをマークするとかなりスタミナが削られるので
    走らせない様なゲームプランも必要になるでしょう。
    シボドー采配と選手達(特にタージかな)のコンディション調整が上手く行く事を
    切に願うところです。

    • T-コッチさん、コメントありがとうございます。
      僕はそこまで、最近みんな疲れてるなっていう印象を受けていないのでそこをあまり心配していません。確かにリバウンドでやられる事が増えていたりとかはあるのですが、どうもその辺は疲労ではない何か違うものが原因なような気がしているんですよね。僕の勝手な解釈なので全然違うかもしれませんが(苦笑)。なんにせよプレイオフまで3日間あるのでその間に色々と切り替えてもらえるといいですね。

      スピードに対するゲームプランは既にあるはずなので、その辺を徹底してもらいたいです。オフェンスがめちゃくちゃ速いとされていたドラギッチのサンズにはしっかり対応できていましたからね、今季のブルズ。どんな戦略で対抗するのか、今から楽しみです。

  7. 最近のブルズ対ウィザーズ戦を見るとある限り、ブルズのディフェンスが大きく崩されることは無いかなと思ってます。ウォールとビール、アリーザのジャンパーはかなり気まぐれですし、インサイドではこちらに分があります。注意するのはファストブレークと、不用意なターンオーバーでイージーなシュートを入れられない様にすることですね。

    • 西嶋さん、コメントありがとうございます。
      ネットでの反応を見る限り、相性悪いと言っている人と相性良いと言っている人が同じくらいいるので結局どっちでもないのではと思い始めています(笑)。こないだ勝利した試合ではネネが不在だったので完全な指標にはならないと思いますが、根本的なゲームプランはそこまで変わらないはずなので大勝してレギュラーシーズンでの対戦を終えたのはやはりブルズにとってプラスになると思います。

  8. 後味悪いゲームになってしまいました。アウェイゲームで不利な笛が鳴るのは当たり前、POなら尚更、というのは常識ですが、不利どころかブルズを負けさせようという明確な意図のある笛だったので。この前のサッカーAFCの1戦のような。カークへのあのコールはないでしょう。リプレイを観たステイシー・キング「何もしてないじゃん」って言ってましたね。ノアもリジェクト寸前の抗議をしてました。

    現時点では、ネッツとウィザース強いて言えばどちらと当たりたいかといえば個人的にはウィザーズだと思うので、これで良しとします。4月末の時点で「予想通りだったね」と口にしていたいものです。

    • MJ32さん、コメントありがとうございます。
      あの一連の流れは酷かったですね。特にカークのタッチファウル取られまくりは気になりました。本人も唖然としていました。まあでも敗因は終盤シュートが全く入らなかった事なので、そこは別なものとして考えなければいけませんが、不可解は不可解でした。

      なんにせよとにかく次の相手はウィザーズ!まずは初戦勝利に向けて全力を投じてもらいましょう。

  9. 残念ながら黒星でレギュラーシーズン終了ですか。

    どちらも堅守がチームカラーだけあって、全然得点が伸びませんでしたね。レイカーズやクリッパーズの試合だったら、まだ第3Qと言われて信じるレベルです。

    第2Q、第4Q、OTにオフェンスが回らなくなったのも痛かったですが、それ以上に第2Qでディフェンスが消えたのが痛いですね。
    ニックス戦でもそういう時間帯があったわけですし、流石にレギュラーシーズンの最終戦という事で、疲労などの影響でディフェンス時の集中力が落ちているんですかね?
    得点力に欠けるチームですし、ディフェンスの綻びは敗北に直結しかねないので、何とか修正して欲しいですね。

    試合が進むにつれて尻上がりに良くなっていたカークがファールアウトしたのも厳しかったですね。
    後半からギアを入れ替えたように得点を取ってくれていたので、オーバータイムにも是非残っていて欲しかった。

    • 蛍石さん、コメントありがとうございます。
      ボブキャッツは、スティーブ・クリフォードHCが本当に良い仕事をしたなーと思っています。この堅守っぷりはもう本物と言っていいですね。彼らがプレイオフでどこまでマイアミと張り合えるかも一つの楽しみになりました。

      第2Qですが基本的にブルズはノアがいない時間帯ってオフェンス効率もディフェンス効率も数字ががたって落ちるんですよね。第2Q序盤はノアがいない事が多いので、そこで崩れるとガタガタっとしばらく影響してしまうパターンが多いような気がします。だいたい第1Q終わり辺りからその崩れが始まるんですよね。特にブーザーとオーガスティンが同時に出場している時間帯が一番数字的にディフェンスが弱い時間帯なんです。その後も第2Q序盤はオーガスティンとナジーなので、他の時間帯ほどディフェンス力が出せていませんね。だいたいタージがそこは頑張ってくれるのですが、今日は噛み合なかったですね。

      最近は第4Qのベストラインナップになってから一気に持ち直して畳みかける事ができるのですが、この日はカークのファウルアウトなんかでリズムをうまく作り出す事ができませんでした。

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