何度かこちらで翻訳したことのあるザック・ロウ氏の記事ですが、彼の「好きな事嫌いな事」のスーパーサイズ版を読んでいたらいきなりミロティッチが2回出てきたので重い腰をあげ全部翻訳してみました。長いです。
急いで訳したので誤字脱字祭りだと思いますがどうぞ!
元記事はこちらです:The Supersize NBA Season-Ending Things I Like and Don’t Like|by Zach Lowe
1. 不注意なファンがビールまみれ
これは野球とかで何百ドルも払った(多分彼の会社持ちだろうけど)席で携帯に顔をうずめてる人にファウルボールが直撃する奴の痛くないバージョン。試合が中断しちゃうけど、どっかの金持ちがミスパスのせいで突然ビールまみれになるのを観れる満足感がある。今季は結構これが多くて、どれも愉快だった。ゲームで一番いい席にいるんだよ!試合見ろよ!
2. ニコラ・ミロティッチ、エレベーターの扉を通過
最近はリーグのディフェンスもエレベーター・ドア(編注:二つのスクリーンの間を通り抜け、酢クリーナー二人で閉じてディフェンダーを止めるプレイ)に気をつけるようになってきたのでオフェンス側はおとりを使ったりして工夫しなければいけなくなってきた。ミロティッチが何本もフリーでスリーを打つ事ができているブルズのこの美しいプレイを見てみよう。
最初はデリック・ローズがファウルラインを横切ってパスをもらってウィングでピック&ロールを仕掛ける割と基本的な「ループ」の動きに見える。
でも違うよ!それらの動きはどれもミロティッチの為のジョアキム・ノアとタージ・ギブソンによる巨人サンドウィッチへの前触れでしかないんだ。ギブソンが戻ってきた今、ブルズはミロティッチをスモールフォワードで起用する事が増えてきている。シカゴの4人にビッグマンを使うのに使える出場時間が足りないからだ。ミロティッチのスキルを考えるとそれはもったいない(彼はウィングじゃなくてストレッチ・パワーフォワードだ)のだけど、もし二人のビッグマンと彼を同時起用するのであればそのサイズをスクリーンに有効活用するに越した事はないよね。
3. ミロティッチ、ファウル貰おうとしすぎ
ミロティッチは今季見てるのが最も楽しい選手の内の一人だけど、普通にスリーを打てる時でさえ相手からファウルをもらおうとしすぎる事がある。これは考えすぎだよニコ。
4. タイラー・ゼラーの素早い左手
ゼラーは左手がなかなか上手く使えていて、向かってくるディフェンダーが間に合う前にフックやフリップショットを放つ事ができる素早いリリールを持ち合わせている。これとかほとんどもうタッチショットだ。
それの他に、ピック&ロールで1,2ドリブルからの動きをどちらの手でも行う事ができる。どんなビッグマンにとっても重要なスキルだ。
5. ニューオリンズの束になるプレイ
モンティ・ウィリアムズHCはこのプレイをちょっと使いすぎではあるけどとても有効なのと、ライアン・アンダーソンの復帰で更にそこから派生したプレイをいくつか増やす事ができる。コンセプトは単純だ:それだけでも有効であるアンソニー・デイヴィスのピック&ロールからスタートする。そこからデイヴィスをマークしている選手にバックスクリーンをかける。結果相手は混乱しデイヴィスがロブパスを受けるためにゴールを走る事ができ、その動きが方々からヘルプディフェンスを引き寄せる事ができる。
ウィリアムズHCはよく批判されている。ほとんどが間違った批判ではない。ただこういったファンキーなプレイを編み出しているのも事実で、今季は予測できないようなベンチ選手をうまく起用できている。
6. ライアン・ケリーのパンプフェイク
ライアン・ケリーはいいパンプフェイクを持っている。本来プレイすべきであるパワーフォワードのポジションをプレイしている時は、それを利用して相手ディフェンダーをジャンプさせレーンにドライブし、小粋なパスを出している。多分これは2014-15レイカーズに対する褒め言葉としては最上級に部類するものだと思う。少なくともバイロン・スコットHCが言ってきたことよりはだいぶ褒めているはずだ。
そういえばレイカーズがニック・ヤングに対するトレードオファーがあれば考えるっていう報道見た?まじか!芳しくない契約をしてるあまり良くない選手を欲しいっていう連絡が来たら耳をかたむけるって?すげー!トレード期限後にジャヴェール・マギー周りの人たちが彼が優勝候補のチーム達からのオファーを待ってるっていう情報をリークした時くらい面白い。
7. ライアン・ケリーの髭
いまいち。
8. ボールを下げないアンソニー・モローとクレイ・トンプソン
これはもう不公平レベル。世界有数のクイックリリースを持ち合わせた二人が、高めのパスが来たら時に更に素早くリリースする方法を見つけてしまった。
こいつら凄いよ。モローがなんでこんなにオープンスリーを外しているのか、彼のジャンプシュートどこかおかしいんじゃないかって最初の40試合くらい議論してたの覚えてる?うん、私も覚えてないよ。
9. カール・ランドリーの消滅
2年前、ステフィン・カリー時代のゴールデンステイトチームがプレイオフに行く最初の年にランドリーは最優秀シックスマン賞を獲得できるかっていうレベルにいた。その活躍をキングスとの4年$26Mの契約へと結びつけたが、キングスは特にポスト重視のビッグマンを必要としていなかった。
それ以降ランドリーの話はほとんど聞かなくなってしまった。またもやサクラメントで良い選手がキャリアを潰してしまった。昨季は膝と腰の怪我でほとんど出ることができず、今季はコーチをひっかえとっかえしているチームのローテーションに入ったり出たりの繰り返しだった。ジョージ・カールはランドリーをしぶしぶプレイしている感じが見られ、来季以降ランドリーがどうなるかは不透明だ。
10. TV放送中の上空からのカメラアングル
この気分転換は大好き。
チェス盤を見るにはより適したアングルで、選手達がどう動いているのか、コート上を動き回っている際にどれくらいスペースが有る(無い)のかをしっかり見る事ができる。試合を通してこのアングルはきついけど、数ポゼッションはこうやって見れるのは楽しいね。
11. トランジション守備を簡単に見せてしまうボストンやミルウォーキー等のチーム
アイザイア・トーマスとフィル・プレッシーが両方ベンチに下がっている時、ボストンはペリメーターに3人似たサイズを配置する。エイヴリー・ブラッドリー、マーカス・スマート、ジェイ・クラウダー、エヴァン・ターナーの何かしらの組み合わせだ。どの選手も1ポゼッションは相手のポイントガードやウィング選手に対してほぼ守りきる事ができる。
それを利用するとトランジション・ディフェンス中に自由が利き、正しい相手を追っかけ回すよりも一番近いペリメーターの選手に付くという選択肢が生まれる。追っかけ回していると混乱が生じ、賢いオフェンスはディフェンダーが誰につこうか考えている間に簡単に得点してしまう。ボストンはそういった失点の仕方の心配をする必要がない。
マイケル・カーター-ウィリアムズを筆頭に長いウィング選手を擁するバックスにも同じ事が言える。
12. アンソニー・デイヴィスの受け渡しフェイク
ビッグマンのハンドオフフェイクはもはやアートに近いものだが、ニック・コリソン、アンドリュー・ボーガット、マット・ボナーなど多用している選手達はフェイクをいれてドライブをしかける時に決して素早い動きができる選手達ではない。ヘルプディフェンダーは彼らがリムに届くまでに十分時間がある。
しかしデイヴィスがこれを行った場合はどうだろう?やばい。
これはニューオリンズが終盤によく使う戦術で、シーズン序盤にスパーズ相手に眉毛が実際これで決勝シュートを決めている。
13. モンテ・エリスと徒競走
エリスはミッドレンジシューターとして悪くは無いが、遠くなればなるほど確率を落ちていくため相手守備は彼へのスクリーンの下に回る事が多い。彼のドライブを打ち消しロングシュートを打たせるためだ。
しかしエリスはそんなシュートは打た無い。ボールを持った自分がどれだけ速いか理解しているのだ。相手がスクリーンの下に周り反対側に向かっている事はわかっているが、相手よりも素早くそこにたどり着ける自信があるのだ。
これは試合の中で見れるバトルとしては過小評価されてると思う。
14. ネルソン・マンツの笑い声
相手が馬鹿なターンオーバーを犯した時に多くのチームが流す効果音なんだけど、いつまでも古びないねこれは。
15. 良いプレイがあった後にヒュービー・ブラウンが発する「ナアアアアアイス」
ヒュービー・ブラウン最高。
16. ラッセル・ウェストブルックの「悪かった」っていう合図
ウェストブルックのやろうとしすぎたディフェンスは以前に批判しているけど、これは評価したい。自分の間違いをここまでしっかりと認める選手は他にいない。ウェストブルックのミスが失点につながってしまった時、彼はすぐさま腕をできるだけ高くに挙げ、胸を何度か叩き責任を負う。多くの選手は静かにこういうのをやるものだ。腕を半分くらいあげたり、胸を軽くこすったりして周りが気づかないレベルでやるのが彼らの責任の負い方だ。
チームメイトを怒鳴りつけ責任転嫁するという全く真逆の事をする選手もいる。ウェストブルックは良くも悪くも全てを自分で背負うのだ。
17. アーロン・ゴードンがゆく
アーロン・ゴードンはNBA版ティガーだ。彼は気ままに飛び回っていて、リーグの巨大なリムプロテクターがネイト・ロビンソン位の大きさであるかのように挑み続ける。自分を待ち構えているのが多くのシュートをブロックする巨人、ハッサン・ホワイトサイドである忘れているかのようにさえ見える。
これがいつものゴードンだ。心配事なんて何もない。誰かに恥ずかしいくらいブロックされてしまったらどうするかって?ただのバスケの試合だ、ゴードンは次回もまた同じように飛び込んでいくだろう。
18. オーランドがゴードンを起用したラインナップのスペーシング
ヴィクター・オラディポ、エルフリッド・ペイトン、ゴードン、ニコラ・ヴーチェヴィッチ、チャニング・フライじゃないビッグマンの誰かを起用している時は見ていられない。コート上でオラディポがベストシューターな状況は、「詰まったトイレオフェンス」をやってるようなものだ。
トバイアス・ハリス、ゴードン、ヴーチェヴィッチのスモールラインナップにすると少しは改善されるが、それでもあまりシュート力はなく、リムプロテクションに至ってはほとんど無いに等しい。マジックは面白い選手が何人もいるが、どの選手も大きな弱点を持っていてそれらの弱点があまりうまく重なり合っていない。マジックはリムプロテクションとシュート力が必要で、一人で両方やってくれる選手を探すのはなかなか難しい。
酷いスペーシングで苦しんだチームをもう2つ。ピストンズはレジー・ジャクソン、
グレッグ・モンロー、アンドレ・ドラモンドの周りにシューターが必要だ(モンローが再契約すればの話だけど)。マイアミはホワイトサイド、ユドニス・ハスレム、ドウェイン・ウェイドが共にコートでプレイしていた時に苦労していた。クリス・ボッシュが復帰すると少しはマシになるだろうけど、ヒートはウィングにもう一人シューターが欲しいところ。
19. 2-for-1の奪い合い
2-for-1(編注:Q終わり数十秒でオフェンス-ディフェンス-オフェンスで終わる事)のチャンスを求めて両チームが急いで得点するシーンが増えている気がしない?
Q残り36秒で一方が得点し2-for-1獲得したと思っていた所、相手が5,6秒位で急いで得点し2-for-1を奪い返す。
この場合最初に得点されたチームにはハイリスクハイリターンな選択肢に迫られる。2-for-1を奪えるのはいい事だけど、それを獲得するために素早くオフェンスを展開しようとするとだいたい酷いシュートになる事が多い。誰か賢い人これのデータの研究してくれないかな。
20. 逆チャージング
クリス・ポールがこれのマスターだ。先頭を切っているボールハンドラーがリムまでのコースが空いているにも関わらず、追っかけてくるディフェンダーの前に突然方向転換する騙しプレイだ。チープなファウルを獲得する以外にその選手が突然方向転換する理由が全くないので見ていて不快だ。
方向転換があまりにもあからさまな時は、勇気ある審判はたまにオフェンスの選手からチャージングを取る事がある。素晴らしい。あれはバスケのプレイなんかじゃない。
21. J.J.ヒクソンのプレイ
誰しもがプレイしているのを見るのが嫌いっていう選手が何人かいると思うのだけど、私にとってそれがヒクソンだ。チームメイトからリバウンドを奪い、やる気がない時はディフェンスそのものを否定するような動きをする。
パスしようと判断した時はそれほど酷いパサーではないけど、ほとんどの場合は自分の得点の事しか考えていない。ミッドレンジジャンパーの時でさえ、周りにガラ空きのウィング選手がいても変わらない。
彼がバスケをしているのを見ていると意気消沈してしまう。ナゲッツといえば、ダレル・アーサーがジャンプシュートを打つ度に降伏宣言しているように見えてきた。
22. レブロン・ジェームズはもはや別スポーツをプレイしている
レブロンが他に誰にもできないような事をやってみせてくれるのはいつだって楽しい。そしてそういう時、彼は一人だけ別のスポーツをプレイしていのではないかと錯覚してしまうほどだ。右サイドでカイリー・アーヴィングがピック&ロールを展開する中、TV画面の端で待っているレブロンに注目。ピック&ロールでレブロンのディフェンダーであるジャレド・ダドリーがファウルライン近辺に引き寄せられる。
どーん!トップスピードに到達するためにスペースを確保している様はスプリンターやワイドレシーバーかのようだ。
23. タイソン・チャンドラーによるダンク後の正しい在り方講座
チャンドラーはダンクした際に叫び、リムを激しく掴み、胸をバンバン叩くのが大好きで、見ているのも楽しい。しかし自チームが終盤やられている時にやるのがアホらしい事を理解しているので、そういった場合はおとなし目になる。ぼろ負けしている時はリムをほとんどつかむ事もなくボールを落とすだけにとどまる。「得点みろ」のヤジは彼に通用しない。
24. ミルウォーキーの新ロゴ
いいね!色合いは素晴らしいし、ウィスコンシン州の形をモチーフにしたやつもいい。全体的にクレバーな小細工で溢れている。鹿の首元の緑の部分をよく見ていると「M」の形になっているのがわかる。この同じMはボール版のロゴにも使われており、ポセイドンの槍みたいな鋭さと危険性を感じさせる。
フランチャイズのブランド再構は今のところ順調だ。
25. 行く方向を指差すコーチ
私の父は高校の水泳部のコーチをやっているのだけど、試合を見に行く度にプールの端に位置取り自分の選手がそっち側に息継ぎをした際に選手が泳いでる方向にむかって必死に指さしているコーチ達を見る度に笑ってしまうんだ。他にどこへいくと思っているのだろう?そっちに指ささなかったら選手達をプールの真ん中で止まって逆に泳いでしまうのだろうか?
オフェンスからディフェンスに切り替わる際にコーチが全力でコートの逆を指さして飛び跳ねているのを見る度にこの事を思い出すんだ。スタン・ヴァンガンディとエリック・スポルストラがよくこれをやるんだけど、1kmくらい離れた場所にいる誰かを指しているかのような動きを見せてくれる。コーチが向かうべき方向に指を指してくれなかった場合選手達はどうなってしまうのだろう?そのまま倒れこんだりするのだろうか?
27. ポストでこっそりスティールを狙うカイル・ラウリー
ラウリーは賢いギャンブルと低い確率の賭けに出て得点を献上してしまう境界線をつま先で歩いているようなペリメーターディフェンダーだ。彼の一番凄いスニーキングスキルは、ビッグマンがポストアップしているところにひょいっと入ってスティールするやつだ。
ラウリーはゴラン・ドラギッチを追っかけるふりをして、ホワイトサイドの視界から外れた途端その場で止まる。こういったタイミングの上手さでギャンブルのオッズを自分寄りに引き寄せているのだ。ラウリーはペイント内でとても厄介だ。
27. チェイス・バディンガーのプチ復活
ここ2シーズンほど、膝の怪我でバディンガーはNBA選手として終わってしまったかのように見えていた。しかし昨季終盤、他選手の怪我で自身のプレイタイムが3ポジションに渡って増えたのをきっかけに少しづつ良くなってきている。スモールボールラインナップのパワーフォワードとして3月と4月はスリーが当たり始め、過去にダンクコンテストに出場した時のジャンプ力を少し覗かせる事もあった。
28. エイドリアン・ペインの左手
ペインがどんな選手なのか未だによくわからない。IQが低くゲーム展開がうまく読めない選手という評判だが、ジャンプシュート、プットバックを叩き込む際の爆発力、左手でフィニッシュできる素早いポストムーヴといったNBAスキルも持ち合わせている。
ペインを獲得するために失った指名権の方が個人的には魅力的だが、彼には興味をそそられる。
29. チョップ-ブロック・クローズアウト
シューターに詰める時にたまにこういう事をする選手がいる。
これは、何なの?意味のわからない事をやってシューターの集中力を途切れさせるような効果でもあるのだろうか?あの有名な、高校のインバウンドプレイで選手が犬みたいに吠えていたやつみたいに。
30. パスレーンにいるダンテ・エクサム
エクサムはルーキーとしてオフェンス面では特に何もできなかった。何と無くそこにいて、立ち尽くし、たまにスポットアップからのスリーを打っていたくらいだ。まあまだ19歳だしね。
でもポイントガードとしてはリーチが長く、ピック&ロールを守る際にそのウィングスパンを利用してポケットパスをスティールできることを何度か見せてくれた。
これは決して簡単な事ではない。エクサムがパス寄りになりすぎれば相手ポイントガードは簡単にレーンにドライブできてしまい、ジャズは終わりだ。ボールハンドラーにつきすぎればパスレーンがガラ空きになる。2年目のエクサムを見るのがとても楽しみだ。ルーキーシーズンはいまいちだったけど、ジャズはまだ彼にとても期待している。
31. ヘッドバンドが飛び落ちる時
デマーカス・カズンズやザック・ランドルフのようなタフな選手にこれが起きた時が一番面白い。相手ディフェンダーに頭をはたかれ、ヘッドバンドが飛び落ちる。選手は鼻であしらいヘッドバンドを拾い観客席に投げ込む。まるでジェリー・ローラーが肩のストラップを外した時の様だ。怒っている人がここからが本番だって見せる合図。
32. パスに対してジャンプしてしまうジョーナス・ヴァランチュナス
優れたビッグマン・ディフェンダーはボールハンドラーが自分たちに向かってきた際に、いかに手持ちのカードを胸の近くで持つかという話をよくしている。アンドリュー・ボーガットやタイソン・チャンドラーはボールハンドラーがドリブルをやめシュートフェイク入れたり、近くのパスできる選手の方向に首振ったとしてもギリギリまで足を浮かせる事はない。こないシュートに対して飛んでしまえば、簡単なドロップオフパスを許してしまう。それを献上するくらいならボールハンドラーに多少マークされたフローターのようなタフショットを打たせた方がマシだ。
ヴァランチュナスは待つという選択肢をまだ学んでいる途中だ。賢いボールハンドラーは、対して恐る事のない動作で彼を飛ばせ、より簡単なプレイからレイアップやダンクを生み出している。
ヴァランチュナスはまだ若いが、ディフェンスでの成長が想定より遅い。
33. ゴラン・ドラギッチのムーンウォーク
こういった記事は彼のような奇術師について書かなければ意味がない。ここではドラギッチがポイントガードがよくやるエルボーを横切る動きをうするかのように見せ、ディフェンダーがそれにつられた所で巻き戻し。
ドラギッチのフェニックスからの去り方は見苦しかったが、それでも彼は目を奪われる様なプレイをする事にかけてはリーグ屈指の選手だ。
34. マイケル・カーター-ウィリアムズの守備
ミルウォーキーが第1ラウンドの下克上を狙う中、彼のディフェンスは注目すべきポイントだ。カーター-ウィリアムズは良いディフェンダーのような風貌を持っているが、実際はかなり酷いものだ。ありふれたフェイクで崩されたり、オンでもオフボールでもピックに突撃してしまったり、ピックを避けられたとしても下にいき過ぎてしまったり、必要のない過剰なヘルプローテーションをしたりする。
ミルウォーキーの超積極的なディフェンスは過剰なヘルプをベースにしているもので、カーター-ウィリアムズはミスを取り戻すサイズとスピードは持ち合わせている。しかし時に制御が利かなくなり、ミルウォーキーの守備そのものを崩してしまう事がある。良いディフェンダーになる素質はあるが、洗練させるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
35. レギュラーシーズンの終わり
さあ、行こう。
面白かったです。
読み終わってまず最初に思ったことは
「ザック・ロウは1日に何時間NBAを見ているんだろう」でした(笑)
NBA観戦のTips集なんかを執筆すれば売れそうです。
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
まあ彼はそれが仕事ですからね(笑)。
でもきっと観戦ポイントが違うんだろうなーといつもおもいます。
唐突な眉毛に笑わせてもらいました
サムスさん、コメントありがとうございます。
向こうも彼のことをBrowって呼んだりするのでそのまま眉毛と訳してみました。
こういうの最高ですね-・∀・
(‘-‘*)さん、コメントありがとうございます。
また面白いのあったらやろうとおもいます!
レイカーズも好きな自分としては、ケリーをちゃんと見てくれている人がいてくれてうれしかったです。
そうなのですよ!ケリーSFで出すと機動力不足で冴えない結果になってしまうんですよー!
PFで出ると、意外に豊富なオフェンスバリエーションを披露してくれるんですけどね。
来季はSF補強して、常に本来のポジションでプレーさせてもらえる…はず…!
ミロティッチはケリーよりずっと機動力がありますが、彼もPFとして出ている時の方がいい働きをしている気がします。身体が大きいとどうしてもそうなっていくものなんでしょうかね?
ブライアントノアさん、コメントありがとうございます。
こういった選手をピックアップしてくれるの嬉しいですよね。
やはり大きい選手はナチュラルに3番やってる選手と比べると身体能力がおとってしまうことが多いですからね。ミロティッチの場合はまだアメリカきて1年目でNBAのスピード感に慣れようとしているっていうのもあるのかもしれません。