【速報】ブルズがトム・シボドーHCを解雇

【速報】ブルズがトム・シボドーHCを解雇

シカゴ・ブルズがトム・シボドーHCの解雇を正式に発表いたしました。

2010年6月23日にブルズのヘッドコーチとして就任して以来、一心不乱にこのチームを導いてきてくれていました。5年間で255勝139敗(勝率.647)。しかし選手の怪我などもありプレイオフで結果を残す事ができませんでした(23勝28敗 .451)。ここ1,2年はフロントとの確執の噂が絶えず、かなりの雑音になっていたのも事実。

僕は割とシボドー指示派だったのですが、やはり解雇となってしまいましたね、残念です。

他チームと指名権トレードの話もありましたが特に正式化するものもなく断念。他のチームのヘッドコーチ空きが埋まるのを待ってから解雇するのではというだいぶ酷い噂も出ましたが、それも特にすることなくそのまま解雇という形になりました。ドラフトとかもあるので早めに動きたかったというのもあるのでしょう。

後釜として第一候補にあがってちるのは以前ブルズに在籍していたこともあるアイオワ州大のヘッドコオーチであるフレッド・ホイバーグ氏です。ニックネームはザ・メイヤー(市長)。アイオワ州大のヘッドコーチとしての成績は5シーズンで115勝56敗(.673)で、2013-14シーズンにはNCAAのベスト16までチームを導いています。割とアップテンポなコーチングスタイルです。

まだ決まってるわけではないので彼の話はこれくらいに。シボドーは厳しいコーチではありましたが、怪我まみれのシーズンで他所ならギブアップしてるような時でも勝に導いていた手腕は確かにありました。しかしフロントとの確執が強すぎたようですね。チームからの発表もなかなか手厳しい内容になっていました。どうせならもう少し綺麗な形で終わりたかったというのが本音です。

とはいえ決まってしまった事は決まってしまったこと、前に進んでいかなければなりません。昨季マーク・ジャクソンとドロドロの終劇を迎えたウォリアーズもこうして翌年ファイナルに進出しています。新しいコーチが新しい風を吹き込んでくれることに期待したいです。

シボドーさんおつかれさまでした。ありがとう。

追記:シボドーのコメントが出たので翻訳しました。

「信じられないほど素晴らしいファンの皆様とシカゴの街に感謝を述べたい。彼らと関われなくなるのはとても寂しくなるだろう。その努力、愛情、献身さ、プロ意識で私とブルズを支えてくれた私のスタッフと、タレント溢れる選手たち、その素敵な家族にも感謝を述べたい。ジェリー・ラインズドルフ氏が私に与えてくれたチャンスには感謝している。達成した多くの事、逆境に立ち向かい続けたこと、我々のファンにふさわしい素晴らしいパフォーマンスを見せるために全力を注いだ事を誇りに思っている。私はバスケを愛している。これからUSA代表での仕事や、次のNBAでのヘッドコーチとなる機会をとても楽しみにしている。」トム・シボドー

11 コメント

  1. 嘘だーー、ティポドー好きだったのに… 余計来シーズンオフの不安要素が増えた。つら

  2. う~~ん・・・ う~~ん・・・ こうなる気もしてたけれど、う~~ん・・・
    作シーズン終了後にここで常連さんのMJ32さん、管理人さんとシボドーのPO前後の戦い方について意見交換させて頂きましたが、結局今シーズンもPOに辿り着いた時点で他のチーム
    に比べて消耗が激しくコンディション不良の選手が多かった事、特に戦術的な面や選手起用
    で打開力に欠ける点が再度浮彫になってしまった感は否めないのですが、それでも・・・

    シーズン中にアシスタントコーチ陣とも選手のPTを廻って確執があったといった報道も
    目にしたので心配もしていたのですがね・・・

    正直、自分はブルズの歴代HCでシボドーが一番感情移入出来たHCだと思います。
    禅マスター・フィルおじさん以上の存在と言っても過言ではありません。
    だからこそ今シーズンのPOでは違いを見せて欲しかった気持ちが強かったのでがね。

    13-14シーズンの感動は生涯色褪せない思い出になったと断言できます!
    ありがとうシボドーHC。 出来ればノア、カーク、ダンリービー兄貴が健在な内に
    ブルズでチャンピオン・リングをはめて欲しかった。

    蛇足ですが、この決定がジミーの契約に影響しない事を願います!
    心配は

  3. こういうチーム事情や成績ではなくフロントの人間的な思惑が絡んだHC交代は
    上手くいったためしがないし、上手くいきそうにも思えません。。。

    ジミーもシボドーを追って移籍しそうで。。。

  4. とりあえず現時点では色んな人・メディアが色んなことを言っているので、フロントや選手との確執云々という部分に耳を貸す気にはなれません。
    純粋な私の気分としては、今まで本当に有難う。ただ優勝する為には他の人を試したい、という感じです。
    ブルズにリーグ最強レベルのディフェンスシステムをもたらしてくれました。(14-15シーズンは除く。)
    それに比べるとオフェンスシステム、ロースターやPTの弾力性の低さへの対応が乏しく感じていましたが、経験を積む事で身に着けて行くのだろうと期待していました。毎年期待し裏切られては期待し、今年のプレイオフの戦いぶりを見て私の中では断を下しました。NBAのヘッドコーチとしては超一流だが、プレイオフを優勝できる監督ではないと。ローズを2年連続で欠くなど不運に見舞われた部分はありましたし、勿論それが結果に多分に影響しましたがそこは正直どうでもいいのです。レギュラーシーズンからプレイオフに戦場が移る際、プレイオフ用にどれだけのアイディアを準備していたのか、そこがポイントであり、私の目にはティボドーが準備しているように見えなかったからです。
    相手のスカウティング部隊にしてみたら、非常に研究し易い監督だったのではないでしょうか。

    当たり前ですが新しい監督によりチームがより良くなるかどうかわかりません。もしかしたら来年の今頃「ティボドーの方が良かった」と思うかもしれません。それでも今は別の誰かを試したい気持ちです。

    本当に大好きな監督です。彼がどこか他のチームに移ってUCに凱旋した時は迷わずに拍手をするでしょう。

  5. MJ32さん、今年も同じ様な終戦となり、結果こうなりました。
    自分なりに思う事はシボドーは良く言えば信念の人、逆の言い方をすれば頑固過ぎる人
    だったと感じています。

    作シーズンも問題にしましたが、ケガがちなノアや特定の選手だけで頑なに回す
    ローテーションはPT過多に陥りコンディション不良を引き起こし戦術、その他の機能不全
    に陥る事が多々続いた様に思います。
    それと並行して若手の育成が滞った感も否めないのです。 ガーベッジタイムと言える展開
    でも主力2ndユニットを起用し続け若手に中々機会を与えない事が現実にあったと感じます。

    勝利に執着するのはプロとして当然だと思いますが、同時に近い将来の勝利に種を蒔く事も
    必要だと思う事も多々ありました。
    勿論、フロント主導のロスターも再考の余地がありシボドーだけの責任とは言えませんが、偏り過ぎた選手起用法が結局は戦術の幅を狭めてしまった様な気がしてならず、POでは
    ブルズには意外性やラッキーボーイ的な存在は出る可能性が無く同じような敗退の仕方が続いてしまったのかなと思わざるを得ません。

    さりながらシボドーは稀有なモチベーターであり、DF戦術に関してはNBA屈指のHCだと
    言い切る事も出来ると思いますし、局面、局面での戦術は豊富であったとも思いますし
    アイデアマンだとも思います。
    ただ、そのチームプラン、ゲームプランがシーズン通して体現するには消耗が激しく、
    PO迄に種切れになり相手チームには分析が容易なチームになってしまった感がします。

    シボドーにそういった部分を補完し合えるアシスタントコーチの存在やフロントの理解が
    充分だったかのかは残念ながら自分には知りえませんがMJ32さんのご意見に賛同しつつも
    虚脱感と淋しさに苛まれている現状です。

    そしてまた来季も新チームの構築から始まる不安と期待がグチャグチャになっています。
    ドラフトやFA戦線の動きが新指揮官の希望とリンクしたものであって欲しいと願っています。

    取り止めのない無い混乱した長文をお許し下さいませ。

  6. ハードワーク、決して勝負をあきらめない、とても優秀なHCだと思います。ある程度予想されていたとはいえ、いざいなくなってしまうと寂しいです。様々な選手の怪我でつぎはぎのロスターでこれだけの成績をのこしたのだからもっと評価されてもいいと思いますが、チームとして結果が出ていないのでHCの交代で新しい風を吹かすのも有かなと思います。とにかくシボドーには感謝しかありません、選手起用や戦術、フロントとの確執などいろいろ言われていますが、ブルズが強くなったのはシボドーのおかげです、5年間本当にありがとうございました。

  7. 解任だと思いましたよ
    プレイタイムの管理が出来なかったり、正直このままではベンチが育たない感じがありました。せっかくスネルでしたり、ルーキーがいるのに試合に出さず…
    持ち前のディフェンスも今年は発揮できず、東で3位でしたけどオフェンスなのかディフェンスなのかどっちつかずの感じがしました。
    それでもプレイオフに導いたことは間違いないです。出来ることならディフェンスのアシスタントコーチとして残って欲しいですね。

  8. T-コッチさんの仰っている事に賛同です。特に「意外性やラッキーボーイ的な存在は出る可能性が無く」というのは本当にその通りだと思います。例えば昨年、磐石の態勢で優勝したように見えたスパーズですが、プレイオフ中にも進化を続けたレナードだったり、レブロン含むビッグ3のチームと言われていた今年のキャバリアーズにおいて意外な躍進を遂げたトンプソンだったり、完全に優勝に照準を合わせていたチームでさえ、周囲の予想を遥かに超えてスポットを得た選手の登場がチーム躍進のと鍵だったりしますよね。
    ティボドー体制のブルズにおいて、このような選手の登場を期待する事はありませんでした。レギュラーシーズンの成果を元にして、計算出来ない選手はまず出場させない方針である事が相手チームにもファンにもはっきりしている。ロスターのうち2-3人の事は完全に考えなくていいんだとしたら、これは楽ですよね。
    100歩譲ってロスターをかっちり固める事は理解できるとしても、プレイオフ用の秘策も特に用意していないように見受けられました。MJ時代のブルズやシャック-コービー時代のレイカーズのように誰が相手でもガチンコ勝負で圧倒できるだけのチーム力があるのならまだしも、今のブルズにはそれではきつい。

    管理人さんが以前仰っていたかと思いますが、ティボドーは戦術オタクなので、局面局面でのアライメントに関する知識は豊富なんだと思います。実際それで助けられた事は何度もありました。ただ、戦術は選手のコンディションが一定以上保たれている前提で初めて機能するものなので。逆に選手のコンディションを保つ事を何よりも優先させ、常に磐石の態勢でゲームに臨んでいたのがポップ体制のスパーズでした。ティボドーはスパーズのようなチームつくりを目指していたようですが、この5年間の監督ぶりを見ている限りでは、ポップのようになれるとは思えません。

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