フレッド・ホイバーグがブルズのヘッドコーチに就任

フレッド・ホイバーグがブルズのヘッドコーチ就任へ

アイオワ州立大ヘッドコーチのフレッド・ホイバーグ氏(Fred Hoiberg)が、シカゴ・ブルズの新ヘッドコーチに就任することがほぼ決定的となりました。噂される契約は5年$25M辺り。

つい先日トム・シボドーが解任されたばかりですが、早速新体制のブルズが動き始めることとなりました。

ホイバーグは現役時代ブルズに1999-00から2002-03までの4シーズン在籍していました。エルトン・ブランド、アーテスト、チャンドラー、ジャマクロ、ジェイレン・ローズなんかとかぶっている感じですね。懐かしい。2005年ミネソタ在籍時に心臓の手術を受け、少しだけ復帰したのちにアシスタントコーチを少しだけ勤め、翌年からフロント入りをしました。

2010年に地元であり母校でもあるアイオワ州立大学のヘッドコーチに就任。5シーズンで115勝56敗(勝率.673)の成績を残しました。2013年にはNCAAトーナメントで16強まで勝ち上がっています。ちなみにホイバーグの前任はグレッグ・マクダーモット氏、現在ブルズに在籍するダグ・マクダーモットの父です。こんな所でもブルズつながりが。

実はアイオワ州立大とブルズの繋がりは強く、以前にもフィル・ジャクソンの後任として当時のアイオワ州立大のヘッドコーチだったティム・フロイドを迎えています。その時彼のアシスタントだったガー・フォーマンも一緒にブルズ入りしており、彼は現在ブルズのGMを務めています。ホイバーグがアイオワ州立大の4年性だった時に、フォーマンがアシスタントをやっていた時代とかぶっています。

アイオワ州立大の選手だった頃から彼のあだ名はザ・メイヤー(市長)。地元出身選手という事もあり高校の頃からとても人気があり、あだ名に乗っかってアイオワ州立大のあるエイムズ市の市長選で何票か書き込み票があったというエピソードも。

ホイバーグは少なくとも大学ではとてもアップテンポなオフェンスを展開しています。最近流行りのボールをがんがん回してスリーをどんどん打っていくスタイルで、大学ではホイボール(Hoiball)と呼ばれていたそうです。なんだそれ。前任のマクダーモット時代に全国185位だったオフェンスを24位まで引き上げた実績があります。とりあえずこれまでのブルズとはだいぶ違った感じのオフェンスが見られるのではないでしょうか。ニコ、マクダーモット、スネル辺りはその恩恵を受けてステップアップが狙えるかもしれません。

NBAレベルでのヘッドコーチ経験はありませんが、フロントでの経験なんかもあり業界的にまったく無知な訳ではないのは新人ながらも強みになるかもしれませんね。周りを良いアシスタントで固めたいところですね。

コーチのスタイルはドラフトやオフシーズンの動きにも現れると思うので、これからどういうチームに仕上げていってくれるのかとても興味深いです。新体制ブルズの始まりです。

3 コメント

  1. 既報通りのホイバーグ就任となりましたね。 
    ただ、彼は健康面での不安が気になりますね。 彼は心臓の術後間もない状態との事。
    最近でも名将J・カールが体調不良でナゲッツを退任しましたが、NBAの大都市チームの
    重圧は並大抵のものではないと思うのですが・・・ 大丈夫なんだろか。

    最近NCAAの観戦をする機会が激減していて全く分からないので、彼の現役時代のうろ覚え
    と報道から察するにトランジション・オフェンスを思考するスタイルの様で、シボドー・
    スタイルとは真逆のスタイルに転換する事になるのでしょうかね。

    ローズ、ジミーは対応可能でしょうし、ヤングガンズのミロテッチ、ダグ君、スネルは元シューターのHCによる大きな恩恵を受けると思いますが現在のロスターはトランジションに
    合う構成とは余り思えないので、ある程度の刷新がはかられるのかもですね。

    ノアもタージも走れるビッグマンですが、基本ハーフコートに合うスタイルの様な気が
    するのと、一番気掛かりなのはダントーニ時代のレイカーズでガソルがエラく苦しんだ
    過去があるし、カークは大丈夫かなと一抹の不安がありますが、決まった事なら応援するしかないですね。 単なるコネでの人事では無い事とホイバーグHCの健康を願って!
    それと共に新ロスターを楽しみに先ずはドラフトですね!
    は大きいでしょうが

  2. シボドーがいなくなるとやっぱりローズよりバトラー中心のチーム作りになるんですかね
    ローズは安定した成績残すまではそのほうがいいとは思いますが

  3. T-コッチさん、こじろーさん、コメントありがとうございます。
    とりあえず今は期待と不安で半々な感じでいます。アイオワ州立大の試合はほぼ見た事がないのでまだなんとも言えず。。これから色々とフィルムを見て勉強したいと思います。

    健康面では最近また心臓の手術と受けていたというのもあり懸念されますが、そこはやはりホイバーグ側もブルズ側もかなり気にしていたようで、しっかりとメディカルチェックなど行ったようです。本人も不安があったら絶対に引き受けなかったと言っていますので、そこは信頼してみたいと思います。

    まずはとにかくドラフトでどう動くかですね。楽しみです。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.