ジミー・バトラー|ブルズ - ラプターズ
ジミー・バトラー|ブルズ - ラプターズ

Frank Gunn/The Canadian Press via AP

どフリーのシュートをたくさん外しセカンドチャンスを許し続けた結果15点差までリードされてしまいましたが、後半からジミーの奮起でじりじりと追い上げ。終盤についに同点とし、ジミーのスリーで逆転!そのまま勝利!ジミーはなんとチーム記録となる後半40得点(試合は42得点)!1989年にマイケル・ジョーダンが記録した39得点を上回る快挙となりました。

この日も試合開始はいい感じで17-10とリード。しかしそこから10-0のランを許すなどガタガタになり始め、今日はあんまりよくなさそうだなーという内容でした。ここ数試合頑張っていたベンチ陣からの得点もあまりなく、フリースローもほとんど得られず厳しい戦いに。デローザンがジミー以外の選手相手に無双していたのも痛かった。

痛いと言えば途中デマーレイ・キャロルの肘がジミーの顔に当たってしまい流血。一時ロッカーに下がり一針縫う必要がありました。しかしそこから試合に復活すると、そこまで2得点だったジミーが大爆発。まるで外す気配がありませんでした。ドライブからの得点、バンクショット、大量フリースロー獲得、逆転スリーとあらゆる方法で得点していました。まさに圧巻。

ニコが2試合連続でいいシュートタッチだったり、カークが相変わらず安定していたり、リバウンドがなぜかしっかりできずセカンドチャンスを許しまくった、ジミーの活躍なかったらひどい試合でボコボコにされていた、とか色々あるにはあったのですが、なんだか全部ジミーの印象で吹っ飛びました。今日はとにかくジミーの活躍を満喫したいと思います。

次戦は日本時間6日の午前10時からホームでバックス戦です。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Chicago Bulls (20-12) 26 22 33 34 115
Toronto Raptors (21-14) 26 34 27 26 113
Game Stats

以下AP記事翻訳

TORONTO – 1ハーフだけ、ジミー・バトラーはマイケル・ジョーダンを超えた。

それだけだ、と本人は話す。1ハーフ。それでも凄まじい活躍だった。

バトラーは後半にマイケル・ジョーダンの持つ1ハーフでのチーム記録を破る40得点、試合を通して42得点の活躍でシカゴ・ブルズをトロント・ラプターズ相手に115-113の勝利へと導いた。

ジョーダンは1989年のミルウォーキー戦で後半39得点あげていた。バトラーは前半シュート4本中わずか1本ながら、最後の2クォーターで19本中14本のシュートを決めブルズの4連勝に貢献した。

「自分と彼(MJ)を比べないでほしい。比べられてしまうと彼が成し遂げたことを自分がやるんだと思われてしまう。頑張ってはいるけど、まだまだ彼とは次元が違うよ。」
ジミー・バトラー

一人ジョーダンのチームメイトで感心している人物がいた。

「ジミー・バトラーのパフォーマンスは素晴らしかった。これほどの個人の活躍はなかなか見られるものではない。」
スコッティー・ピッペン(Twitter)

バトラーの活躍は唇の縫合を受けた後だった。第2Qにデマーレイ・キャロルがドライブした際に彼の肘がバトラーの顔に当たってしまった。傷をふさぐのに一針縫う必要があり、その後試合に復帰した。

「怒っていたけどとにかく積極的に行くようにしたんだ。」
ジミー・バトラー

バトラーは第3Qに9本中7本のシュートを決めフリースローも7本全て決め21得点をあげた。ラプターズが一人の選手に1Qでとられた得点としては今季最多。

第4Qには残り30.9秒にコーナーからスリーを決めブルズに第2Q序盤以来となるリードをもたらした。その後バトラーが更に2本フリースローを決め勝利を決めた。

コーチも彼のパフォーマンスに畏怖の念を抱いていた。

「これだけは言えるよ:自分のコーチングキャリアの中で一番のパフォーマンスだった。」
フレッド・ホイバーグHC

ブルズのコーチはチームの後半のプレイも称賛し、この4連勝で「自分たちにとってとても重要な週を締めくくることができた」と語った。

バトラーのチームメイトも同様に賛辞を送った。

「得点を沢山しただけではなく、とてお効率的な方法で得点しこの試合を勝つのに必要不可欠だった。」
パウ・ガソル

ガソルは19得点13リバウンドで今季17度目のダブルダブルを達成した。

ラプターズのドウィン・ケイシーHCはバトラーを止めるのにあらゆる手段を試みたと話したが、チームが試合をほぼリードしながらも終盤に崩れてしまったことを悔しがった。ラプターズは2013年12月31日以来ブルズに勝利していない。

「第4Qに34失点もしてはいけない。しっかりと踏みしめて相手の喉元を踏んで試合を終えないといけない。直前までは主導権を握っていたが、第4Qに守備をしっかりとやることができなかった。」
ドウェイン・ケイシーHC

チームハイとなる24得点を挙げシーズンハイとなる3本のスリーを決めたデマー・デローザンは最後スリーで逆転するチャンスがあったが、シュートはわずかに及ばずリムに弾かれた。

「最後のスリーはいいシュートが打てたと思っていた。入ると思った。」
デマー・デローザン

ラウリーのダブルダブル
カイル・ラウリーは22得点とゲームハイ10アシストで今季5度目のダブルダブルを達成した。ラウリーはここ6試合で平均8.7アシスト記録している。

今日の発言
キャロルの肘を受け縫合が必要だったことについて:

「彼もわざとやった訳ではないけど、顔がおかしくなっちゃったからしばらくデートにいけないよ。」
ジミー・バトラー

ローズ欠場
デリック・ローズは右ハムストリングの怪我で3試合連続欠場したが、ホイバーグHCによると「確実に良くなってきている」とのこと。ローズは現地月曜に過去に2度手術した膝のMRIを受ける予定だ。

TIP-INS
ブルズ

  • ブルズは相手にリバウンドで上回った試合は17勝3敗。
  • シカゴは7試合連続で100得点以上記録している。
  • バトラーは40試合連続で1スティール以上記録している、現在アクティブな記録としてはNBA最長。自身のキャリア最長でもある。

ラプターズ

  • ラプターズはこれから5試合連続アウェイ戦で、1月14日にはNBAグローバル・ゲームの一環としてオーランド・マジックと対戦する。

次戦

  • ブルズ:日本時間水曜にホームでバックス戦
  • ラプターズ:日本時間火曜にアウェイでキャブス戦

17 コメント

  1. ナイスゲーム!
    ブルズは負けゲームを勝ちにもっていったのはデカイ!
    勝ちが決まって嬉しそうに円陣を組んでる姿みるとすごい団結力を感じます。ブルズはガソルとバトラーがいれば大崩れしないでしょう!ローズ必要ですか?ノアとローズで2、3人いい選手持ってきてもらいたいです!

  2. ジミィィーーー!!!スゴ過ぎて涙が止まりませんでした・・・おまけに最後の円陣、号泣しました。ちょっと前までこうゆう接戦を落としていただけに勝てて良かったです。3、4Q負けていた時もベンチが立って応援してたのが、まだ諦めてないぞって感じでスゴい良かったです。いやー今季何度ジミーに助けられたことか・・・本当にスゴい!

  3. 管理人さんあけおめです。
    いつもチェックさせて頂いてます。

    以前にザック・ロウ氏のコラムを翻訳されてましたが、またお願い出来ないでしょうか?
    年末のESPNのやつです。
    恥ずかしながら何となくしか分かりませんでした笑

    よろしくお願いしますm(_ _)m

  4. ジミーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎

    ハーフで40点とってしまう2wayプレイヤーになるなんて、30位でドラフトされた時は誰も想像出来ませんでしたよね。まさしくMIP。仮にローズがダメでも期待できる若手がたくさんいるのはファンにとっては嬉しい限りですね

  5. ドライブ、FT、スリーとあらゆる手段を駆使して積み重ねたスコアなのがまた素晴らしいですね。
    もちろん毎試合こんな活躍は望めないけど、ジミーに対する期待感が
    「いい仕事をしてくれそう」から「とんでもない仕事をしてくれるかもしれない」にランクアップしました(´ω`)

    ローズは個人的には復活してほしいと思ってますが、
    体を労わったバスケとかクレバーなプレイとか言い始めた頃から「アレッ?」って感じで、
    昨シーズンからのプレイを見ても、もうシカゴに必要なピースに戻れるとは思えません・・・

  6. シカゴが強けりゃ誰がエースでもいいさ。

    ジミー好きだなぁ、本当に厳しい環境からのしあがって今の地位にいると思うと涙ぐましい。

  7. ジミーやりましたね!ついに伝説を一つ越えましたね!

    同点弾を決めた時のキャロルの表情が後半のジミーの活躍っぷりをうまく表していると思います笑

    ジミーのしっとり1対1も、ローズのさっぱり1対1もどちらもチームに必要だと思います。このままイースト1位までいってほしいですね!

  8. ジミーの活躍素晴らしかったですね。試合の内容を忘れてしまうくらいでジミーが後半で40点取った事しか頭にありません、試合終了後のパウからの全員で喜びを分かち合う姿、こういう勝利を積み重ねてチームがまとまっていくんだと感じました。

  9. ろーずがジミーのように走攻守フルで今日みたいなフルでハッスルしたら次戦どっか痛いとかで欠場するんでしょうね!こんだけプレイして絶対どっかしら痛いだろうに休まず試合に出続けるなんてジミーはチームになくてはならない選手でチームのために自己犠牲してるんだろうなと思います。自分が欠場したら今のチームはダメとわかってるでしょうし、そこが新たに大型契約を結んで自分が引っ張るという責任感のあらわれでありそういうのがファンにも伝わってきます!ファンとして自分のためでなくチームのためにこんなにやってくれる選手を応援し続けなきゃいけないと思いますね!

  10. ローズはもうMAXにふさわしい活躍しろとも試合にちゃんと出ろとも言わないから、サラリーごとどこかに行ってほしい

    FG3割台でジミーと同数のシュート撃ってるのがチームにとって悪影響すぎる
    効率の悪いオフェンスを展開する迷惑系PG
    かといってディフェンスで貢献できてるわけでもない
    オフには乱交不倫を繰り返し(←これは事実)、強姦示唆までしたとして民事訴訟までされてる
    今季ローズいない試合で5勝1敗(負けたのはGSにだけ)
    プレイにも人間性にも説得力のないローズにリーダーシップがとれるわけがない
    ほんと今のブルズには邪魔ですね

    ブーザーやデンはローズ以下のサラリーでローズ以上の働きはしてても叩かれて
    結果切り捨てられていったんですねぇ

  11. ブルズが好きだからこそ非難されるんでしょうね!よそのチームのMAX選手が怪我や不振でサラリーに見合ってなくてもなんとも思わないですし、逆にそのチームどんまい!と思いますがファンのチームの選手がそんなならオイ!と思いますね。ローズファンならいくらもらってどんだけ欠場しようが、成績が悪かろうが頑張れ!で終わるんでしょうけどね!自分はブルズファンなんでMAXに見合った働きをしてないと思うので言われても仕方ないと思います。ローズだから言われるのではなく、それこそブーザーも散々言われてましたし、よそでもデロンウイリアムスは見切り付けられましたし、ジョージョンソンやハワードなどサラリーに見合ってないと移籍の噂は上がりますし、MAXの選手は特にサラリーに見合ってないと言われるのではないでしょうか。サラリーは限られてるのでブーザー、デン、コーバー、DJなどサラリーを考え見切りをつけ別の選手を取って今のブルズがありますし、チームとして変革も必要かなと。ローズはどの選手よりもお金もらっていますが、欠場時もこれだけやれてる現状があるのでならその重要なサラリーを占めてるローズを出してバトラーの負担を軽くできる選手をとったりした方がいいと思います。ガソルが来シーズン今のような格安で契約できるか?なんでそこでまたこれまでのように格安の代替え選手取ってきて当たればいいですが外れたらメインに怪我がちローズでバトラーの負担が増えさらにバトラーまで怪我したらそれこそ終わりですよ…

  12. 初コメ失礼いたします。初期のスリーピートからシカゴを応援しております。確かに怪我前のローズを知っていると今の成績は物足りなく思うし、多くの批判を受けるのはMax契約した者の宿命でしょうが、それでもローズにはシカゴ以外のユニフォームでプレーしてほしくありません。地元イリノイ出身のドラ1なんて奇跡以外の何物でもないでしょう。私は気長に待ちたいですね、ローズの復活を。

  13. ローズはヤオミン入団後に立場が逆転してもエースの座に固執して厄介者になったフランシスのようになるのか、スプリーの台頭でMIA移籍後に復活したTハーダウェイのようになれるのかってとこでしょうかね。とにかくあのシュートフォーム改善しないと将来厳しいと思います。
    デンの移籍は当時痛かったですが残留してたらジミーの成長はなかったと思うので、結果的には良かったと思うしかないですね。

  14. 自分が大怪我をしてアスリート生命を断たれたからか選手の動きをよく見てしまうんですが、ローズは怪我する前から走り方やジャンプ後の足の接地など見ててヒヤヒヤしてました。
    シュートフォームもそうですが、体が流れ過ぎです。また、ドライブでも、足を摺り気味に動かすようになっているのもかなり気になります。
    批判しちゃうのは、期待の裏返しなので、本当に頑張ってほしいです。怪我のケアが出来なくて潰れてしまうのには、勿体無い選手の1人であることには、変わりありませんから。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.