6個の優勝リング、2個の五輪金メダル、数々のトロフィーを持つマイケル・ジョーダンですが、この日1つの勲章が追加されました。大統領自由勲章という米国における文民に贈られる最高位の勲章をバラック・オバマ大統領から授与されました。大統領自由勲章は「アメリカ合衆国の国益や安全、または世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」に与えられる勲章とのことです(Wikipedia)。

スポーツ界からは他にカリーム・アブドゥル・ジャバー、ドジャーズの名物キャスターのヴィン・スカリーが同時に受賞。ビル・ゲイツ夫妻、トム・ハンクスなど合計21名が受賞しました。

さすがバスケ好きでブルズファンのオバマ大統領、ジョーダンの紹介スピーチに数々の小ネタを仕込んでいました。大好きだなあオバマさん。こう言ったスピーチが聞けなくなってしまうのは寂しいですね。あまりこういった場に姿を表さないイメージのジョーダンですが、さすがに今回は出席してしっかりとメダルを受け取っていました。

そんなマイケル・ジョーダンの人生・キャリアを熟読できるのはこちらの本!おすすめです!(露骨な宣伝)

以下、オバマ大統領のスピーチ和訳です。

マイケル・ジョーダンは5歳の時に足の親指を斧で切り落としかけた。当時はハンドリングがあまり良くなかったようだ。もし状況が違えば、エア・ジョーダンは発売されていなかったかもしれない。親指のない靴なんて買いたくないからね。

レイカーズを相手に空中でボールを持ち替えるのを見ることができなかったかもしれない。ザ・ガーデン(当時のセルティックスのホーム)で63得点するのも、フルーゲームも、ジョージタウン相手に、イーロー相手に、ラッセル相手にシュートを決めることも、ラリー・バードとHORSEのゲームをするのも、ドリームチームと共にバスケットボールを世界的人気スポーツにすることも見られなかったかもしれない。

それでも、MJという人物はそういったこと以上の存在なのだ。ドリームチームと1996年シカゴ・ブルズという二つの史上最強チームのベストプレイヤーなだけではない。ロゴだけではない。ネットで流行っているネタ画像なだけではない。多様性を謳うチャリティーに寄付する人、ビジネスオーナーなだけではない。

誰かを「○○○のマイケル・ジョーダン」と呼ぶのには理由がある。「脳神経外科医のマイケル・ジョーダン」や「ユダヤ教指導者のマイケル・ジョーダン」や「カヌー界のマイケル・ジョーダン」と言えば、全員に意味が通じる。

なぜならマイケル・ジョーダンは「偉大さのマイケル・ジョーダン」だからだ。彼は何かに卓越していることの定義なのだ。

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「凄まじい競争心に駆り立てられNBA6度優勝、MVP5回、金メダル2枚などありとあらゆる賞を総なめしたマイケル・ジョーダンの名前は、エクセレンス(卓越・優秀)と同義語になった。舌が飛び出し高くから叩き込むダンクはバスケットボールの概念を塗り替え、世界的なスーパースターとなり、その影響はバスケットボールを超越し、我が国の幅広い文化を形成した。ウィルミントン、チャペルヒル、シカゴのコートから現在の社長室まで、彼の人生と存在は何百万もの人々に「Be like Mike(マイクのようになりたい)」という夢と希望を与えた。」

1コメント

  1. これは任期内にオバマがMJに会う為の職権濫用か?!
    だってオバマの目がつぶらに輝いているもの! ただのファンの目だもの!(笑)

    でもオバマはアメリカ合衆国大統領だけれどMJは神様なのだから人間が神様に
    勲章を与えるという大逆転現象と解釈して良いでしょう(笑)
    また一つ大きな勲章を得て、おめでとうMJ! いつかブルズに帰って来てね。

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