NBA 2021-22シーズンのトレードデッドライン(期限)周りで起きた動きのまとめです。今年は日本時間2月11日午前5時までです。
今年は多くのチームが団子状態で順位争いが激化しているため、1勝の重みが大きいです。なので1勝でも多くするために早めに動くチームが出てきて、トレード発生の時期がばらければ良いのに(願望)。
- ダニエル・タイスがセルティックスに復帰
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獲得:
ダニエル・タイス -
獲得:
デニス・シュルーダー
エネス・フリーダム
ブルーノ・フェルナンド - タイスがセルティックスに出戻り。ロケッツはフリーダムをウェイブする予定。さらにロスター枠確保のためにDJ・オーガスティンとアルモニ・ブルックスもウェイブされます。
- ウィザーズがクリスタプス・ポルジングスを獲得
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獲得:
クリスタプス・ポルジンギス
2巡目指名権 -
獲得:
スペンサー・ディンウィディー
ダービス・ベルターンス - Ⓜ︎Qさんが忙しくなりました。今季はある程度活躍しながらも相変わらず怪我などで安定してコートに立っていられないポルジンギスをマーベリックスがついに放出。ドンチッチがベンチに下がっている時間帯にディンウィディーに預けられるのは大きいですね。ジェイレン・ブランソンが万が一オフシーズンに去ってしまった時の保険にもなりそうです。ベルターンスはチーム変わって復調すると良いですね。
- サンズがウィザーズからアーロン・ホリデー獲得
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獲得:
アーロン・ホリデー -
獲得:
金銭 - ホーネッツがウィザーズからモントレズ・ハレルを獲得
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獲得:
モントレズ・ハレル -
獲得:
ヴァーノン・キャリー
イシュ・スミス
2巡目指名権 - サンズがトーリー・クレッグを獲得
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獲得:
トーリー・クレッグ -
獲得:
ジェイレン・スミス
将来の2巡目指名権 - セルティックスがスパーズからデリック・ホワイト獲得
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獲得:
デリック・ホワイト -
獲得:
ジョシュ・リチャードソン
ロミオ・ラングフォード
2022年1巡目指名権 (1-4位プロテクト付き)
2028年1巡目指名権スワップ権利 - ジェームズ・ハーデンとベン・シモンズがトレード
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獲得:
ベン・シモンズ
セス・カリー
アンドレ・ドラモンド
2022年1巡目指名権 (2023に変更可能)
2027年1巡目指名権(1-8位プロテクト) -
獲得:
ジェームズ・ハーデン
ポール・ミルサップ - 本当に動いたー! 果たしてハーデンはフィラデルフィアの街を気に入るでしょうか。頑張れフィラデルフィアの繁華街。
- セルティックスがPJ・ドジアーとボル・ボルをマジックに放出
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獲得:
PJ・ドジアー
ボル・ボル
将来の2巡目指名権
金銭 -
獲得:
将来の2巡目指名権 - ボル・ボルたらい回し。ドジアーもボル・ボルもシーズンアウトで、セルティックスとしてラグジュアリータックスを避けるための動き。これでシュルーダーを動かなさなくても大丈夫になったけど、果たして?(→ロケッツにトレードされました) ユーバンクスはウェイブ。マジックはこのトレードを成立させるためにロスター枠を空ける必要がありイートワン・モアとMCWがウェイブされるようです。
- ラプターズがゴーラン・ドラギッチをスパーズへトレード、サディアス・ヤングを獲得
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獲得:
サディアス・ヤング
ドリュー・ユーバンクス
2022年2巡目指名権 (DET経由) -
獲得:
ゴーラン・ドラギッチ
2022年1巡目指名権 (プロテクト付き) - ラプターズでプレイしたくないなーなんてオフシーズンに行ってたドラギッチがスパーズへトレード。スパーズで不満を漏らしてたサドヤンがラプターズへ。スパーズはドラギッチをバイアウトすることが予想されており、マーベリックス、バックス、ブルズ、クリッパーズ辺りが獲得候補とのこと。指名権のプロテクトは2022年が1-14位、2023年が1-13位、それ以降は2巡目となります。ユーバンクスはウェイブされます。
- 4チーム間のトレードでマーヴィン・バグリー三世がピストンズへ
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獲得:
マービン・バグリー三世 (SAC) -
獲得:
ドンテ・ディヴィンチェンゾ (MIL)
ジョシュ・ジャクソン (DET)
トレイ・ライルズ (DET)
将来の2巡目指名権 (DET)
デイヴィッド・ミシノウの交渉権 (LAC) -
獲得:
サージ・イバカ (LAC)
将来の2巡目指名権 (SAC)
将来の2巡目指名権 (LAC)
金銭 (SAC) -
獲得:
シェミ・オジェレイ (MIL)
ロドニー・フッド (MIL)
ヴァニャ・マリンコヴィッチの交渉権 (SAC) - なかなか動きないと思ってたら一発目がいきなり4チーム間という複雑なやつ。クリッパーズはイバカ動かすことでラグジュアリータックスがだいぶ軽減され、バックスはロスター枠が空きます。キングスは選手過多なので誰かしらウェイブする必要が。
- サンダーが指名権を放出する側のレアトレード発生
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獲得:
2026年2巡目指名権 (OKC,DAL,PHIの一番低いやつ) -
獲得:
KZ・オクパラ - いつも指名権をトレードで集めまくることでお馴染みのサンダーが、珍しく放出する側に。さらに以前のトレードでヒートがサンダーに送ることになっていた2023年1巡目指名権が、2025年1巡目指名権(ロッタリープロテクト付き)に変更されました(そんなのありなんか)。これによってヒートは、今後のトレードで2022年か2023年の指名権を利用することができます。
- ジャズが三角トレードでN・アレクサンダー=ウォーカーを獲得、J・イングルズがブレイザーズへ
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獲得:
ニキール・アレクサンダー=ウォーカー (POR)
フアンチョ・エルナンゴメス (SAS) -
獲得:
トマーシュ・サトランスキー (POR)
2027年2巡目指名権 (UTA) -
獲得:
ジョー・イングルズ (UTA)
イライジャ・ヒューズ (UTA)
2022年2巡目指名権 (UTA|MEM経由) - ACL断裂で今季全休となったイングルズをジャズが放出し、CJ・マカーラムのトレードでペリカンズからブレイザーズに移籍していたニキールを獲得。
- ペイサーズがD・サボニスをトレードし、キングスからT・ハリバートン獲得
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獲得:
タイリース・ハリバートン
バディー・ヒールド
トリスタン・トンプソン -
獲得:
ドマンタス・サボニス
ジェレミー・ラム
ジャスティン・ホリデー
2023年2巡目指名権 - えええ?! キングスがリーグ屈指の若手選手であるタイリース・ハリバートンを放出。ここまでで一番びっくりトレード。代わりにサボニス獲得で、もちろんとてもいい選手だけど、明らかに今季のプレイイン・トーナメント進出を狙った動き。マイルズ・ターナーとのフィットを疑問視されてたサボニス、今度はリショーン・ホルムズと共存できるかどうか。一方、ペイサーズはサボニスじゃなくターナーでいくことを決意。さらに両ガードポジションをプレイでき、スリーを決められ、何よりもルーキー契約でめちゃ活躍してくれるハリバートンを獲得。マルコム・ブログドンとの相性も良さそう。シュート力があるヒールドはどこでもフィットできるので、そのままいてもいいし、さらにトレードの駒としても利用できそう。
- ブレイザーズがCJ・マカーラムをペリカンズにトレード
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獲得:
ジョシュ・ハート
ニキール・アレクサンダー=ウォーカー
トマーシュ・サトランスキー
ジジ・ルザーダ
2022年1巡目指名権(プロテクト付)
未来の2巡目指名権x2 -
獲得:
CJ・マカーラム
ラリー・ナンス
トニー・スネル - ついに動いたCJ。1巡目指名権のプロテクトは今年5位から14位の場合はブレイザーズへ、それ以外だったら翌年以降に持ち越しだそうです。CJとお別れはブレイザーズにとって辛いでしょうけど、3年前にウェスタン・カンファレンス・ファイナル行って以来は結果が出せておらず、何か変化が必要なのは明らかでした。相変わらずガード過多ですが、これでキャップスペースが空き、指名権も手に入ったので、来季に向けた動きとなりそう。ペリカンズはプレイイン・トーナメントを狙う感じになりますね。CJの横にペリメーター守れるハーブ・ジョーンズがいるのは面白そう。ザイオンが戻ればまたチームの感じも変わりそう。ただサラリーキャップを避けるための動きが必要になってきそうです。
- キャバリアーズがキャリス・ルバートを獲得
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獲得:
キャリス・ルバート
2022年2巡目指名権 (MIA経由) -
獲得:
リッキー・ルビオ
2022年1巡目指名権 (ロッタリープロテクト)
2022年2巡目指名権 (HOU経由)
2027年2巡目指名権 (UTA経由) - 自らクリエイトできるウィングを東でトップ争いをしているキャブズが獲得。率が特段良いわけではないので、ダリアス・ガーランドやジャレット・アレンの横でプレイすることで、ショットクオリティーも上昇するか楽しみ。オハイオ出身なのでクリーブランドでプレイできるの喜んでいるそうな。アレンとはネッツ時代にチームメイト。ペイサーズは、前十字靭帯断裂で今季全休となってしまったルビオの契約($17.8M)が今季で切れるので、オフにキャップが大幅に空く。
- クリッパーズがノーマン・パウエルとロバート・コビントンを獲得
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獲得:
ノーマン・パウエル
ロバート・コビントン -
獲得:
エリック・ブレッドソー
ジャスティス・ウィンズロー
キーオン・ジョンソン
2025年2巡目指名権 (DET経由) - クリッパーズはカワイ・レナードとポール・ジョージが怪我で離脱してることで、サラッリーカットでもするかと思いきや、さらに補強していく感じでさすがスティーブ・バルマーCEO。コビントンはオンボールディフェンスが駄目なのがPORで分かったけど、カワイとポジョがいれば最強のヘルプディフェンダーになれそう。ブレイザーズは再建始まったかなという印象もありつつ、アンファニー・サイモンズの台頭でどちらにせよCJかパウエル動かさないとダメだったのかなというのもありそう。
- ナゲッツ、セルティックス、スパーズの三角トレード
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獲得:
ブリン・フォーブス -
獲得:
PJ・ドジアー
ボル・ボル -
獲得:
フアンチョ・エルナンゴメス
2028年2巡目指名権 (DEN経由、トップ33プロテクト)
金銭 ($2.35M) - ピストンズにボル・ボルを送ろうとしたけど健康診断でポシャったナゲッツ。ボルが結局右足手術でシーズンアウト。代わりのトレードで獲得したのは昨季バックスで優勝を経験し、ナゲッツが必要とする3Pを持ったフォーブス。
- ニックスがホークスからキャム・レディッシュを獲得
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獲得:
キャム・レディッシュ
ソロモン・ヒル
2025年2巡目指名権 (BKN) -
獲得:
ケビン・ノックス二世
2022年1巡目指名権 (プロテクト付き) - 期待値の割に活躍できていないレディッシュを獲得したニックスだけど、結局全然使っていない。フロントとシボドーHCの考えにねじれがあるのかなんなのか。RJ・バレットとはデューク大学のチームメイト、となるとザイオンも来りゃいいのにと思ってそう。最近調子を上げてきたホークスは、獲得した指名権でさらにトレードもあり得るか?