いやあ、ボコボコされました。シボドー政権で最も点を取られた試合となりました。前半だけで63点やられてましたからね。前半はブルズもスリーが結構入っていたのでなんとか5点差とくらいついていましたが、試合内容的には完全に相手ペース。ファリードがどこからそんな元気が…!っていうくらい暴れ回っていたのと、最近あまり調子のよくなかったウィルソン・チャンドラーがわざわざ今日絶好調になってしまったせいで早い段階から手に負えないゲームになってしまいました。
試合前の予想通りノアは復帰し、ベリネリは欠場しました。しかしノアはわずか23分の出場にとどまり、2得点5リバウンドとあまり冴えなかったですね。足がやはりまだ気になるのでしょうか、明日出場するかどうかまだわかりませんね。
考えてみれば現状のチーム状況を考えると負けてもしょうがないっていう話なんですが、どんな状況でも予想もしない強さを見せてくれるブルズに慣れすぎていたのかもしれません。今日はそれが出来ませんでした。
連戦初日だったのでまたすぐジャズ戦が控えています。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Chicago Bulls (29-20) | 25 | 33 | 16 | 22 | 96 |
Denver Nuggets (32-18) | 33 | 30 | 37 | 28 | 128 |
Game Stats |
以下Associated Press記事翻訳
DENVER – ケネス・ファリードはオールスターのダンクコンテストまで待ちきれなかったようだ。
デンバー・ナゲッツ2年目のファリードは、ダンクコンテストのメンバーに選出されたことを数々のダンクでお祝いし、ナゲッツ8連勝の原動となった。ナゲッツはシカゴ・ブルズに128-96と圧勝。
ファリードは26分間の出場で21得点12リバウンド。ナゲッツは1月1日から18試合で15勝あげており、この日も試合開始から気迫溢れるプレイでブルズを驚かせた。
ハーフタイムまでにすでに17得点8リバウンドしていたファリードは、最終Qには既に他の先発メンバーと共にベンチに下がりチームの圧勝を楽しんでいた。
ウィルソン・チャンドラーは5本全てのスリーを決め、シーズンハイとなる24得点。平均失点91点を誇るブルズ相手にデンバーは3Qで100得点し、早々に試合を決めた。
ジョージ・カール監督「ウィルソンとケネス、共に素晴らしいパフォーマンスだった。あわせて45得点19リバウンド。あれなら毎日やってくれてかまわない。」
ファリードはオールスターの週末で陽を浴びる喜びよりも、ペプシ・センターに入っていた多くのTVカメラに触発されたと語った。開幕から23戦中17試合がアウェイ戦で勢いになかなか乗ることが出来なかったナゲッツは、ここに来て調子が出始めているがまだあまり気づかれていないとファリードは感じているようだ。開幕から23戦中17試合がアウェイというのはンバでは25年以上前例がない。
ファリード「今日は支配するっていう気概で挑んだんだ。とにかく今日ははっきりと皆に見せてやりたかったんだ。ウィルソンも同じ気持ちだった。うちのチームも同じ気持ちだった。全国放送で見せてやりたかったんだ。やることはやった。」
ジャベール・マギーも自身のダンクショーを展開し10得点した。ナゲッツは1月18日以来負けておらず、一時は35点差までリードを広げた。
ナゲッツの128得点は今シーズン最多で、ブルズにとっては12月25日にヒューストンに奪われた120得点を上回る最多失点となった。トム・シボドー監督3年目にして最多失点となった。
ファリード「今日はTNTで声明を出すことができた。見ている人達に、我々の事に気付け、注意しろってね。我々は毎日ベストを尽くし記録を作ろうとしているんだ。」
シカゴはカルロス・ブーザーが先発メンバーの中では最多の18得点。ブルズはこの日もデリック・ローズ(左膝)とカーク・ハインリック(右肘)が欠場した。センターのジョアキム・ノア(右足)は復帰したものの、わずか1本のシュートと5リバウンドに終わった。控えのデイクワン・クックが19得点でブルズの得点リーダーとなった。
今シーズンベストゲームと言える試合後に笑顔を我慢出来ないカール監督がコメントした。
カール「ああ、相手は人手不足だよ、何人か怪我をしている。我々はやらないといけないことをやっただけだ。ダンクやスリーが入るのと、守備のエネルギー、ケネスが跳ね回っているのを見るのは楽しかったよ。」
ファリードは試合前に2月16日にヒューストンで行われるオールスターのスラムダンク・コンテストのメンバーに選出されたことを知った。
ファリード「いやあ、自分が何が出来るか披露してファンを楽しませられることに興奮しているしとても嬉しいよ。」
前半の見せ場となったのは、タイ・ローソンの外したレイアップに完璧なタイミングで飛びつきそのままダンクを叩き込んだ時だった。しかしこの日最高の見せ場は第3Qにローソンがノアからスティールし、ファリードの速攻を演出しデンバーに80-64のリードをもたらした際だった。
その後、ゴール下にドライブするノア相手に素晴らしい守備を見せボールを奪った。ナゲッツはその間28-6のランを決め、ペプシ・センターでの7連勝を確実なものとした。
シボドー監督「前半はとてもオフェンシブなゲームだった。第3Qに完全にやられた。とても良い守備をしていた。相手は第3Qに37得点もし、大きなリードを奪われそこで決着がついてしまった。」
3Q終了して既に100-74と手に負えない展開になり、最終Qに出場した両チームの先発メンバーはローソンだけだった。ローソンも最終Q開始2分でベンチに下がった。
ローソンは16得点12アシストの活躍で、彼がコート上にいる際ナゲッツはなんと得失点40だった。
ファリード「楽しかった。皆入り込んでいて、素晴らしい夜だった。」
Game Notes
- 最後にスラムダンク・コンテストに参加したデンバーの選手は2009年のJ.R.スミス。
かなりボコられましたが、ブルズのこういう酷いゲームってなかなか無いです。前向きに考えれば、普段は安定した強さのチームだという事ですよね。
ファリードはシュートセレクションも良いし、素晴らしいプレイヤーだと思います。頑張れブルズ!
いやーファリードすごかったです。ノアとギブソンがいつもハイエネルギーなプレイをみせてくれますが、この試合は完全にファリードでしたね。
ファーストブレイクであれだけ決められるとどうしようもないですね。守備力を活かした得意の展開に持ち込めず、殴り合いになると酷いことになると痛感しました。
普段の予想外の粘り強さを見せられると、野戦病院化してることをつい忘れがちになってしまいますよね。ただ、あの粘り強さは見てて非常に気持ちが良いので、是非とも次戦はあの底力を見せて欲しいところです。
ファーストブレイクとペイントで好き勝手やられてしまいましたね。点の取り合いになってくるとなかなか厳しいものがあります。
あの粘り強さはブルズファンにとっては誇らしいものですよね。今後もがんがんみせてもらいたいです。