コラム

【コラム】by cdc Vol.4 – Is Jimmy the answer? ローズの相棒を担う者(転載・動画追加版)

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昨季、POにおいてMIAの前に1勝4敗でシーズンを終えたCHIは、新たな補強の道を歩み出した。その傍ら、2シーズンCHIに在籍したハミルトンが解雇となり、チームを去った。CHIに来てからというもの、シーズンの大半を怪我で棒に振り、昨季POでは背中の故障も相俟ってローテーションから外れてしまっていた。思えば、ハミルトンは2011年にチームが一新し、再び強豪となる中で、唯一の弱点であった先発SGのグレードアップを期待されて2012年にチーム入りをした「ラストピース」であった。しかし、満足にプレイすることができず、ローズもまた故障を負い、二人のコンビネーションが構築される前に崩壊してしまった。

Is Jimmy the answer? ローズの相棒を担う者

2011年シーズン、ローズがMVPとなりチームは最高勝率をマークしてPOに進出した。しかし、その時もCHIの目の前に立ちはだかったのはMIAであった。当時の先発SGはキース・ボーガンズ。3ptとディフェンスを担うロールプレイヤーであった。この敗退を教訓にCHIはより強力にローズを支え、尚且つパンチ力のあるバックコートコンビを結成すべくボーガンズを放出し、時を同じくしてDETを去ったハミルトンに白羽の矢を立てた。しかしその試みは結実する前に頓挫してしまった。

2013年シーズンはハミルトンのみならず、けが人続出の苦難のシーズンであった。しかしその険しい道のりから白紙に戻った「誰に先発SGを任せるか」という問題に一つの答が見えてきた。それが入団2年目にして頭角を表したジミー・バトラーである。

Is Jimmy the answer? ローズの相棒を担う者

Chicago Bulls’ Jimmy Butler Is Final Piece of Championship Puzzle(Rant Sports)

上記の記事はジミーの成長とローズとのバックコート結成についてこう述べている。

His potential is very high, and we are finally seeing it come to fruition. The backcourt of Derrick Rose and Butler will work greatly for the Bulls. The pair could be one of the best backcourt duos in the NBA.

「ジミーの潜在能力は非常に高く、そして我々は遂にその秘めた力が大成するのを目の当たりにしている。ローズとジミーのバックコートはCHIにとって大いに機能するだろう。このコンビはNBA最高のコンビの一つになり得るだろう」

ジミーが先発SGとして定着する上で最も課題となるのは3ptだろう。リーグでのデビュー以来、ディフェンダーとして能力の片鱗を垣間見せ、2年目は出場機会の増加に伴い得点力も上がってきた。しかし3ptはシーズン後半に改善が見られて確率は38%台ではあるものの、成功数は出場82試合中40本程度に留まり、SGとしては物足らないかもしれない。しかし全試合を先発SGとしてプレイしたPOでは確率を40%にアップさせ、尚且つ12試合で15本の成功数を残すまでに飛躍した。

When playing next to Rose, it is absolutely vital to have a consistent 3-point shooter to space the floor for Rose to attack the basket. If Butler can develop a consistent 3-point shot, which he is proving he can do, he can be a legitimate starting shooting guard next to Rose.

「ローズの隣でプレイする時、ゴールにドライブしていくローズのためにスペースを作る安定した3ptシューターを持つことが絶対的に重要である。もしもジミーがシュートを決められることを証明している信頼のおける3ptを上達させることができれば、彼はローズの傍で先発SGとなり得る」

Is Jimmy the answer? ローズの相棒を担う者

もとより身体能力は高く、ローズのスピードにも対応できるジミーは、来季課題であった3ptを更に効果的に沈めることにより速攻、ハーフコートオフェンスを問わずに活躍できる可能性は十分にある。またCHIのチームカラーである守備と複数のポジションをカバーできる柔軟性にも秀でたジミーは、これまでティボドーHC指揮下でプレイしてきたどのSGよりも先発SGとして適材適所の選手となるだろう。

昨季、ジミーが飛躍する間、遂にローズは復帰できなかった。残念ながら二人の組み合わせを見れず仕舞いのシーズンとなったが、それは言い換えれば、ジミーの成長とローズの復活、そして二人のコンビネーションという楽しみを来季に取っておいたとも捉えられる。大いなる期待を伴って、我々はティボドーHC指揮下での弱点を克服した、最も完成されたスターティングファイブを目撃できるかもしれない。これを思うと来季開幕が今から待ち遠しい。

6 Comments

  1. ろっく

    ジミーの成長は本当に大きかったですね。
    ローズ不在、デンもハインリックも怪我、ノアも怪我で、
    本来なら負のスパイラルになりそうなシーズンでしたが、
    この逆境が逆にジミーを成長させましたね。
    個人的に大きかったと思っているのは、
    デンもいない時、ジミーがオフェンスの1stオプションにならざるを得ない状況を経験できたことです。
    しかも、それに応えてくれる場面もいくつもあり、
    ディフェンスに期待していた選手のはずが、
    オフェンスまで武器になる選手になってくれましたね。
    来季、ローズ、デン、ブーザー、ノアの中で堂々とスタメンを張るジミーの勇姿がとても楽しみです。

    cdcさんのところの記事も見ていました。
    コメントしていなくてすみません^^;
    次からそっちにもコメントします。

    • cdc

      コメントありがとうございます。

      おっしゃる通り、暗いニュースが割と多かったCHIとって、ジミーの成長が得られたことは、昨季と今後に向けてのプラス材料でしたね。攻守で機能し、デンさんの負担を減らし、ベンチとの組み合わせでも力を発揮してくれれば、CHIのチーム力がより一層高まること間違いなしですね。

      私のブログの方でもよろしくお願いしますm(_ _)m。

  2. ('-'*)

    そもそも論ですが,デリックローズはSGではダメなんでしょうか?
    大きめなPGと組ませればいいと思うんですが‥
    ローズがアシストをうけてアリウープするシーンを見ると,そう思うんですよね-,

    • cdc

      コメントありがとうございます。

      かつてハインリックとバックコートを組んでいた時は、まさにPGとの組み合わせでローズはプレイしてました。しかしその時もハインリックの方がSG的でローズはあくまでPGでした。今後ハインリックとの2ガードがパターンの一つとしては見られるかもしれませんが、やはりローズはPGに徹すると思います。また今のCHIではSGはキャッチ&シュートの機会が多いですが、それをローズにやらせるよりはこれまでの起用法が適していると思います。

  3. ('-'*)

    しかし今までのように激しくディフェンスして1試合25点とってコントロールもして‥ではあまりにも心配なんですよね,
    コントロールか得点かどちらかの負担を減らしてあげたいです,
    記事にもあるように,ジミーバトラーや他の4人にもっとオフェンスの責任を散らせるとすばらしいですよね-,

  4. スカラブリ煮

    リチャード・ハミルトン・・・・!?

    今はどこでなにをしているのか・・・思えばリップが怪我がちで出れていないことからブルズはなにか間違っていたのかもしれません。

    ・・・・・・・・!?

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