ホークス 84-91 ブルズ

ホークス 84-91 ブルズ

ホームで連勝!今シーズン平均103得点以上しているホークスをわずか84点に抑え、守備とリバウンドで勝ちとった試合でした。ノア、デンさん、そして右膝痛で欠場したブーザーの代わりに先発したタージが3人それぞれ二桁リバウンドしてくれたのが良かったですね。デンさんに至っては7オフェンスリバウンドとセカンドチャンスに貢献。自らのシュートミスを拾うのがとても上手いですねデンさんは。

序盤からミルサップに対してタージとノアが良いディフェンスをして押さえ込んでいたのも効果的だったかなと思います。タージとノアが合わせて8ブロックと、ゴール下をしっかりと守ってくれました。

守備はしっかり出来ていたものの、ガード陣のファウルトラブルやターンオーバーもありブルズもなかなかオフェンスを見いだす事ができませんでした。特に第3Qはぐだぐだでしたね。第3Q中はアシストが一本もなく、ボールが上手く回っていない事を物語っていました。

しかし第4Q途中からダンリービーがヒートアップ!第4Qだけで11得点してくれました。コーバーは未だにシカゴでも人気のある選手なのですが、彼とのマッチアップで燃えていたんじゃないかとノアが試合後コメントしていました。本人は否定していましたが(笑)。外だけでなくプットバックを見せたりと、シュターでありながらも206cmある高身長を上手く利用できていました。ダンリービーは今シーズンほんと安定していますね。チーム状況が良かろうが悪かろうが安定したプレイを見せてくれるので頼もしいです。

そういえばこの第4Qにまたもやノアからタージへのアリウープホットラインを見せてくれました。相性良いですよねこの2人。

次は2日空けてホームでサンズ戦。今季周囲を驚かす好調さを見せているサンズですが、是非連勝を伸ばしてもらいたい!

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Atlanta Hawks (18-16) 18 27 19 20 84
Chicago Bulls (14-18) 26 24 17 24 91
Game Stats

以下AP記事翻訳

マイク・ダンリービー
Photo by Ray Amati/NBAE via Getty Images)
CHICAGO – 怪我まみれのシカゴ・ブルズにとって今シーズン唯一良かった事と言えば守備力であった。

この日も守備が光り、ブルズは自らがシュート率40.7%ながらも、アトランタ・ホークスの今シーズン平均得点を20点近く下に抑えこみ91-84で勝利をあげた。

ブルズの対戦相手は平均シュート率43%。

ジョアキム・ノア「我々には守備のシステムがあって、かなり力を入れている。頭おかしいんじゃないかって位力をいれている。守備は毎日練習しているんだ。」

今シーズン平均得点103.2を誇るホークスはこの日シュート率37.2%に抑えられ、スリーも28本中8本しか決まらなかった。

トム・シボドーHC「我々には守備を理解していてとてもうまくやってくれる中心選手達がいる。しっかり守備をやりリバウンドをしターンオーバーを抑える事が出来れば勝てるチャンスがある事はわかっている。特に今のように怪我人のいる時こそそれをしっかりとやらなければいけない。健康であってもそれは毎試合やらないといけない事なんだ。」

マイク・ダンリービーは自身の20得点中11点を第4Qに獲得、ルオル・デンが17得点11リバウンドし、残り8.8秒で2本フリースローを決め勝利を確実なものにした。シカゴは試合中ほとんどリードを保ち、ここ7試合で5勝目をあげた。

ホークスはポール・ミルサップとジェフ・ティーグがそれぞれ16得点した。

試合残り4:18でカイル・コーバーがスリーを決めブルズのリードを84-82に削ったかと思われたが、ビデオ判定で24秒バイオレーションとみなさら取り消された。その後ホークスは86-79とビハインドの中、デマール・キャロルがオフェンシブ・ファウルを取られた。

マイク・ブーデンホルツァーHC「あれは大きな流れとなった。ゲームを大きく変えた。」

コーバーは第1Q残り9:59でスリーを決め、自身の持つ最低1本のスリー成功連続試合数記録を103へと伸ばした。

コーバーはこの日9本中3本のスリーを決め8得点に終わった。

コーバー「とにかくこのチームの奴らの事は本当にリスペクトしているんだ。毎試合全力でプレイして今夜みたいに削り合いの試合を勝っていく。何かしら方法を見つけていくんだよね。時には美しいバスケとは言えないかもしれないけど、それでも本当にリスペクトしているよ。」

ホークスは試合残り11:12でマイク・スコットがフリースローを決め67-67の同点とした。ブルズがリードを失うのは第1Q残り6:19以来だった。しかしダンリービーがスリーで反撃、ノアがプットバックで得点、そしてジミー・バトラーがレイアップを決めブルズは残り8:41で74-69と再びリードした。

アトランタは残り5:38でティーグがレイアップを決め1点差まで詰め寄ったが、ダンリービーがジャンプシュート、タージ・ギブソンがダンクを決め84-79とブルズがリードを広げた。

ブーデンホルツァーHC「マイク・ダンリービーが後半凄かった。いくつかのシュートはしっかりと守備してタフな、難しいシュートだったはずなんだ。これは彼を褒めるしかない。」

カルロス・ブーザーは右膝の痛みで今シーズン初欠場。MRIの検査では異常が無かったため大きな問題では無い事をブルズは望んでいる。ギブソンが代わりに先発した。

シボドーHC「重要なのは全員が健康な状態で戻って来てくれる事だ。カルロスの離脱は短期である事を願う、そうであると信じている。今シーズン初めてチームが全員揃い始めている時期だからね。」

バトラーとD.J.オーガスティンがそれぞれ11得点、ギブソンとノアがそれぞれ10得点12リバウンドした。

アトランタはスコットが12得点、キャロルが10得点した。

ホークスは第3Qに二度ほど1点差まで追い上げたがリードを奪う事は出来なかった。ブルズは67-64のリードで最終Qを迎えた。

ブーデンホルツァーHC「ずっと接戦だったが勝つ道を見つけ出す事が出来なかった。終盤もっと賢いプレイをしなければいけないと思う。全てのポゼッション、全てのリバウンドで競い合う必要がある。」

前半終了のブザーと共にデンがハーフコートショットを決めブルズは50-45のリードでハーフタイムを迎えた。残り2.9秒でコーバーがスリーを決め一時は10点差まで広がっていたブルズのリード47-45へと削った。

ブルズは第1Qを26-18で終えた。

アトランタはここ11試合中10試合で100得点以上獲得していた。ホークスは連戦の2戦目だった。

Game Notes

  • ホークスのガード、ジョン・ジェンキンズ(背中下部の痛み)は6試合連続で欠場。月曜に行われるブルックリン戦も欠場する予定だ。
  • 金曜のゴールデンステイト戦でキャリア初先発し16得点したホークスのセンター、ペロ・アンティッチはこの日も先発した。
  • 両チームの対戦は今シーズン初。昨シーズンはブルズが2勝1敗とアトランタに勝ち越している。

8 コメント

  1. ここ、2試合は良かったと思います。選手の「酷使」を批判した記事を読みました。
    極端ですが「勝つ」ために、必要な選手、ケガをしない選手を集めることが、HCが変わらない限りは必要と思います。チームの方向性は間違っていないとは私は、思います。「傑出」したスター選手より「巧い」選手を集めるべきかと思います。ベリネリやロビンソンは、本当に昨シーズンは、休まずでていました。そういう選手に「pay」すべきです。
    スネルですが、周りの「信頼」を得るにはまだ時間がかかるか、それともこれで終わるのか、4thQのところで興味深い場面がありました。ボールが回ってこない状況でした。これがプロの世界です。試合中はもちろん、普段の練習からしっかりやってもらいたいところです。とにかく、当面の目標は「5割」ですので、3勝1敗のペースが必要かと思います。

    • komohisaさん、コメントありがとうございます。
      怪我は選手の体調管理なども影響しますが、着地時に他の選手の足を踏んでしまったりなど事故性の高いものもあるので予測が難しいですよね。誰しもが怪我で離脱する可能性はあると思うので、そのメンバーの入れ替わりにどう対応出来るかがこのリーグで上手くやっていく鍵だと思います。

      シボドーはやたらと酷使酷使と言われていますが、個人的にはそこまでか?と思っています。今シーズンは明らかに選手の起用時間も減っています。平均出場時間でトップ50に入ってるブルズの選手はデンさんくらいです。そのデンさんよりも多い選手達が8名もいます。シボドーは出場時間が多いときは練習を抑えめにしたりと調節したりしているのでこれらの数字でさえちょっとした指標にしかならず、結局の所内部の人間に達にしかわからないんですよね。選手達から不満の声が出てるようなら考えものだとは思いますが。

      休まずに安定した活躍をしてくれているという意味では、今シーズンのダンリービーがそれに当たるかなと思います。ローズのいるブルズに優勝する為に加入した選手が、ローズ離脱後も変わらず腐らず文句も言わず安定したプレイをしてくれているのは周りにも良い空気をもたらしているようです。ノアやタージがよくダンリービーの事を褒めているコメントをだしていますね。

      スネルは元々今シーズンプレイなんかほとんどしないだろうと言われていたので、逆に毎試合数分でも出場できる状況なのでそこで経験をどんどん積んでもらいたいですね。

  2. ティボドーHCは常々、誰が戦列から離れても「チームのゴールはただ一つであり、それは勝つことだ」、「Enough to win」と豪語して譲らず、チームも控え選手の奮起でその言葉を現実のものとしてきました。これらの発言は今季も同様の姿勢で戦うことを示したものと言えるでしょう。

    • スカラブリ煮さん、コメントありがとうございます。
      この試合ではブーザーがいなかったこともあり、ジミーが4番をプレイしている時間帯までありました。正にブルズの昨シーズンのスローガンの1つであった「Next man up」ですね。

  3. 久々の連勝ですね!
    この試合は追いつかれかけた3Q終盤と4Q序盤を乗り切って、
    最後に突き放すことが出来たところだと思います。
    一度崩れると歯止めがきかない試合が多かったですからね。
    MDJとても頑張ってくれていて頼もしいです^^
    次は何かと話題のサンズですね。
    マブス戦でコテンパンにやられてしまったので、
    西のプレーオフ圏内のチームに是非とも勝ちたいですね。

    • Rockさん、コメントありがとうございます。
      久々にホームで連勝!嬉しいですね。
      追いつかれながらもリードを渡さなかったのが大きいですね。逆転されてしまうーという速攻をジミーが良い守備で防いでくれたりと、重要な所でそれぞれが良い動きをしていました。
      タンクタンク言われてたサンズは気付けば既に20勝。強豪に挑むつもりでいってもらいましょう!

  4. そうなんです、「Next man up」
    誰かがいないからこそ次なるスター、次なる原石の発見ができるわけですよね。

    サンズのプラムリーも本来ならタンク要因としてサンズにトレードされただけだったでしょう。(スコラとのトレードの数合わせ) それがどうでしょう。今や20勝に到達したサンズのスタメンCです。
    アップテンポなサンズであの運動能力が存分に発揮されてますね。ただプレイタイムをもらってるだけの話では済まないですあの活躍は。
    一長一短って感じのサンズのメンバー(能力はあるがリーグ経験の少ないプラムリー、爆発力はあるがどこか安定しないダンク王グリーン、純PGとは言えないブレッドソー、ツイナーゆえに器用貧乏臭で満載の双子、シュートはうまいがインサイドの弱いフライ、等々)をあれほどまでうまくチームに仕上げたホーナセックはすごいの一言ですよ。
    BULLSも今なんでしょう、そうゆう魅力的なチームになるための原石なり戦力を探していくためには。

  5. BOS戦でMDJの活躍への期待について言及しましたが、前の試合は器用さで、この試合ではシュート力で期待に応えてくれました。20点中11点を4Qに集中させ、3Q17点と失速していたオフェンスを活性化させてくれました。事実、3Qで23%に落ち込んだチームのFG%は、4Qで50%にまで跳ね上がり、一度はCHIに追いついたATLを再び引き離すことができました。

    この試合は、元CHIのカイル・コーバーに連続3pt成功試合数を103試合にまで伸ばすことを許しましたが、コーバーの代役を求めてCHIが獲得したMDJがそれ以上の活躍を見せて勝利した試合でもありました。そのコーバー等が構成したベンチモブはその後解体と再構成を繰り返して今に行き着いた訳ですが、MDJのベンチからの活躍は新生ベンチモブの再構成の兆しを見せてくれたのかもしれません。

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