試合スタッツ(ESPN)
Associated Pressを翻訳
ルーカス率いるベンチ陣が奮起、ヒートに勝利!
シカゴ-(現地:2012年3月17日) シカゴ・ブルズはデリック・ローズの欠場を感じさせなかった。
怪我で欠場したMVPの代わりに先発したCJ・ワトソンが20得点、ジョアキム・ノアが13得点11リバウンドし、ブルズはフィラデルフィア・76ers相手に89-80と勝利した。
ローズを鼠径部の怪我で3戦連続で欠いたブルズは、14点差をひっくり返しての勝利となった。ローズは今シーズン13試合欠場しているが、それでもブルズはリーグトップの成績37勝10敗を記録している。ローズ抜きの試合では9勝4敗だ。
「強いチームを倒せたからね、かなり自信になるよ。これを続けなければならない。うちのMVP抜きで戦っているからね、常にもっと良く、もっと上手くならなければ駄目なんだ。昨日の試合から良い感じに立て直せたよ」とノアは語った。
ブルズはローズ抜きでヒートに勝利した後、ポートランドに負けていた。
シカゴは2011年2月5-7日以来、連敗をしておらず、ホームのユナイテッド・センターでは2010年3月1-19日に5連敗して以来連敗を記録していない。
「連敗しない、それがうちのモットーだからね。これまでそうしていきていたし、これからもそれを続けないといけない」とワトソンは述べた。
76ersはジュルー・ホリデーが30得点と活躍した。フィラデルフィアはこれで3連敗となり、敵地では9戦中7敗。ホリデーの他はアンドレ・イグダラとエルトン・ブランドがそれぞれ7得点と振るわなかった。
ホリデーは27本ものシュートを放ったが、76ersにとっては唯一好調なオフェンスとなってしまった。
「そんなシュートしてたなんて知らなかったよ。そうしないといけないと思ったんだろうね。なんとか試合にくらいつこうと必死だったんだ」とホリデーは振り返った。
カルロス・ブーザーがフリースローを2本決め同点にし、ワトソンがスリーを決めシカゴは第3Qに52-49とこの試合初めてリードを奪った。オマー・アシクが第3Q終了とともにティップインを決め、シカゴはリードを64-59と広げた。
「うちはハーフコート・オフェンスを苦手としている。相手はかなり良い守備をするチームだ。相手のペースに落とされハーフコートの展開にされてしまった。それで後半は相手のサイーズとリバウンドに圧倒されてしまった」と76ersのダグ・コリンズ監督は語った。
ローズがいない中、色んな選手が代わりに立ち上がっている。この日はワトソンだった。そのワトソンも最近まで左足首の捻挫で5試合欠場していた。
「CJは戦士だ。彼はまだ怪我をしているんだけどプレイしている。そんな中出場してくれるのを見ていると、彼がどれだけこのチームの為に犠牲にってくれているかがよくわかる」とノアは語った。
カイル・コーバーがジャンプシュートを決め、アシクがフリースローを決め、コーバーが更にスリーを決めリードは71-63に。そこから76ersは徐々に崩壊し始める。スペンサー・ホーズがオフェンス・ファウルの後にテクニカル・ファウルをとられ、エヴァン・ターナーもゴールテンディングの抗議でテクニカル・ファウルをとられた。
ホリデーがゴールを決め、残り3:30で79-75と追い上げたが、そこからはノアが8得点する10-2のランを決めブルズが突き放した。
ブルズは76ers相手に53-39とリバウンドで圧倒。
「このチームがどんなチームなのか物語っているよ。うちは敗戦を自分のせいだと受け止める。多くの人達は試合後色々文句をいってたりするけど、うちは敗戦を真剣に受け止める。それが現れている」とノアはチームについて語った。
76ersは試合開始から11-0と滑り出しは良かった。ホリデーがフィラデルフィア最初の13得点中9得点を決めた。ブルズは最初の7本のシュートを外し、第1Q残り6:49にブーザーがジャンプシュートを決めるまで得点できなかった。ルー・ウィリアムズがレイアップを決め第1Qは76ersが24-11と大きくリードした。
「試合開始が調子良い時ほどひどい試合をしていることが多い」とブランドは語った。
前半終了とともにロニー・ブリュワーはレイアップを決めブルズは44-38と追い上げた。76ersはホリデーが前半に15得点。ブルズはワトソンとギブソンがそれぞれ8得点づつだった。
Game Notes
- ブルズはセイント・パトリックスデー用の緑のユニフォームを着用した。