試合スタッツ(ESPN)
Associated Pressを翻訳
ルーカスとデンの活躍でラプターズ相手に逆転劇!
トロント-(現地:2012年3月21日) ジョン・ルーカスは前半のパフォーマンスに納得がいっていなかった。最終Qにベンチから呼ばれた時、絶対活躍すると誓ってフロアに向かった。
ルーカスは自身の13得点全てを第4Qで決め、ルオル・デンが17得点10リバウンドと活躍しトロント相手に94-82の逆転勝利をおさめた。
「とにかくエネルギーを持ってプレイするよう心掛けた。前半はどうも調子の上がらない感じだったのでその埋め合わせをしたかったんだ。とにかく全力でプレイして、全てをコートに置いてくるんだ、って自分に言い聞かせてた」とルーカスは振り返った。
ルーカスはここ5試合中3試合で二桁得点を記録している。それまでは44試合でわずか6回だった。
「彼はプレイする機会が増えてだいぶフィットしてきている。シュートを決められるからね、みんなもそれがわかってるから彼にシュートの機会を作るようにしているんだ」とデンは語った。
最終Qはカイル・コーバーの活躍もあった。コーバーも自身の10得点全てを同Qで獲得し、ブルズは後半の序盤にあった12点差をひっくり返した。
「うちは本当に層が厚いからね、絶対誰かがどうにかしてこじあけてくれる」とデンは述べた。
「このチームはそれぞれのパーツが本当にうまくはまっているんだ。それぞれが違う強みを持っていて、うちはそれを活かすようにプレイしている。今日の第4Qは強みを活かすことについてはあれ以上は無いくらい良い例だったんじゃないかな」とコーバーもシカゴの層の厚さについてコメントした。
ブルズは他にCJ・ワトソンが15得点、ロニー・ブリュワーが12得点し、3連勝。リーグ1位のシカゴ(39勝10敗)は2/20から3/7まで8連勝をして以来、8試合で6勝あげている。
「色んな方法で勝ち続けないといけない。良いチームになりたいなら、それをやらないとだめだ」とトム・シボドー監督は語った。
ブルズは最終Qにラプターズを32-13と圧倒しアウェイで6連勝。今シーズンの敵地での成績はリーグトップとなる20勝6敗だ。シカゴが最後にアウェイで負けたのは2/12のボストン戦。
更にブルズは、スター選手デリック・ローズが鼠径部の怪我で離脱してから5試合で4勝あげている。シボドーによるとローズはまだ走れる状態にいないという。
「練習量は増えているよ。シュート練習とかはしている。予定通りだ」とシボドーはローズについてコメントした。
ラプターズはデマー・デローザンが23得点、ジェームズ・ジョンソンが16得点したが、3連敗で10戦で7敗目。
「相手はリーグトップの守備的チームだ。うまく作戦を実行できなかった。優勝を狙っているチームが一段階レベルをあげてきたら、全てのプレイを成功させないといけない。失敗の余地はないんだ」とラプターズのドウェイン・ケイシー監督は語った。
アンドレア・バルニャーニは10本中わずか2本のシュートしか決められず、8得点に終わった。6アシストは自身のキャリアハイに1つ足りなかった。
ホセ・カルデロンも同じくシュートが不調で、10本中3本の9得点8アシスト。
トロントは第4Q中18本中4本しかシュートを決めることが出来なかった。
シカゴは最終Q最初の7得点をルーカスが獲得した。残り8:10での彼のスリーでトロントのリードを72-69へと削り、ラプターズはたまらずタイムアウトを取った。
その後ゲイリー・フォーブスがシュートを外し、ルーカスからのアシストでコーバーが同点スリーを沈めた。そしてオマー・アシックがリーナス・クレイザのシュートをブロックし、タージ・ギブソンがダンクを決めついにリードを奪った。ルーカスとコーバーが更にジャンプシュートを決め、シカゴはその後逆転されることは無かった。
第4Q最初の8分間でトロントが唯一決めたゴールはエド・デイビスのフックショットだった。ラプターズは最初の11本中10本のシュートを外し、残り3:28でバルニャーニがフリースローを決めるまで得点できなかった。その頃には72-64だったトロントのリードはすでに84-74のシカゴリードにかわっていた。
Game Notes
- ブルズは今シーズン、ローズ抜きで11勝4敗。
- シカゴはトロントとの2戦であわせて第4Qを53-25と圧勝している。
- ラプターズはNBA史上初となる迷彩柄のユニフォームでカナダ軍への敬意を表した。今シーズンは4度着用予定。300名以上のカナダ兵が出席した。
- ラプターズは現地金曜にニューヨークとホームで対戦するが、ブルズは現地土曜までオフで、再度トロントと対戦する。