ブルズ 95-107 ヒート

ブルズ 95-107 ヒート

待ちに待ったシーズン開幕!しかし初戦を勝利で飾る事はできませんでした。相手は憎きヒートだった事もあって悔しさ倍増です。2006年にもヒートのリングセレモニーに付き合わされてそのときは42点差の勝利で台無しにする事ができたのですが、今回は逆にやられてしまいました。

ローズが下がってから第2Qにかけてボコボコにされた感じでしたね。相手ベンチ陣にやられたイメージです。スリーをがつがつ入れられてしまいました。普段ブルズはスリーに対するディフェンスが上手いはずなんですが、この試合は好き勝手打たれては決められていました。どうしたブルズ。この辺りしっかりと修正してもらいたいところです。

レギュラーシーズン復帰戦となったローズは、序盤期待できるようなドライブがいくつかあったもののその後シュートがあまり入らずリズムに乗ることができませんでした。更にはデンさんとジミーが早い段階からファウルトラブルになってしまい、かなり厳しい状況に。期待の新加入マイク・ダンリービーもまるでシュートが入らずミス連発で悲惨な事に。シボドーHCもダンリービーを下げてルーキーのスネルを出すはめに。しかしルーキーにレブロンはさすがに荷が重く、そこからどんどんとどつぼにハマっていった感じでした。

第4Q一時は25点差まで開いてしまったのですが、終盤ダンリービーのシュートが辺り出したのとジミーのディフェンスからの得点が増え始め追い上げモードに。8点差まで詰め寄ったのですが、そこで息絶えてしまいました。

とりあえず前半が酷すぎたのでその印象が強すぎるのですが、ちょいちょい良いところもありました。ブーザーが31得点と、普段ヒート相手には沈黙してしまうんですがこの日は一人奮起してる形となりました。しかもお得意のジャンプシュートではなくガンガン中に攻めていたのは良い傾向。それもっと見たいです。ファウルトラブルにあっていたジミーも最終的には20得点3リバウンド3アシスト5スティールと活躍してくれました。特に後半始まってから3回ほど立て続けにスティールからレイアップ/ダンクを決めていたのが印象的でした。

とにかくターンオーバーですね。これを抑える事が最重要課題かと。トラップをうまく処理しないとどんどん増える一方なので、なんとかしたい所です。

切り替えて次のニックスとのホーム初戦を是非とも勝利で飾ってもらいましょう。

1Q 2Q 3Q 4Q Total
Chicago Bulls (0-1) 15 18 25 37 95
Miami Heat (1-0) 17 37 24 29 107
Game Stats

以下AP記事翻訳

カルロス・ブーザー
Joe Murphy/NBAE via Getty Images
MIAMI – 試合前にリングを受け取り、試合終盤にはチャレンジが待ち構えていた。

マイアミ・ヒートは両方にしっかりと応えた。

シェイン・バティエーが試合残り1:33に右コーナーから決めた重要なのを含む4本中4本のスリーを決め、ヒートは一時25点差まで広げたリードをほとんど失ったもののデリック・ローズ率いいるシカゴ・ブルズに107-95で勝利した。両チーム共この試合が新シーズンの開幕戦だった。

エリック・スポルストラHC「メインイベントに集中しないといけない状況の時は何が起こるかわからない。メインイベント、それはもちろん試合の事だ。しかし(リングセレモニーの影響で)皆の感情が高ぶってとても特別な時間だった事は否定できないよ。昨シーズンがどれだけ大変でつらい物だったかチームに関わる全員が理解しているからね。だからマイアミ・ヒートにとって特別な夜をその後勝利で飾る事が出来たのはとても良かった。」

レブロン・ジェームズが17得点8アシスト6リバウンドしたマイアミは、試合前に2013年度NBA王者としてのチャンピオンリングを受け取り、チーム3枚目となる優勝バナーを掲げた。ヒートは序盤9-2とリードされたが、その後の前半の残りでシカゴを52-24と圧倒した。

深刻な膝の怪我にあった2012年4月以来の試合となったローズは34分の出場で12得点に終わった。カルロス・ブーザーが31得点7リバウンドと活躍したシカゴは、試合終盤に8点差まで詰めよった。

しかしヒートが得意とするバティエーの右コーナーからのスリーで反撃を勢いを止め、それ移行マイアミは脅かされる事はなかった。

トム・シボドーHC「近づこうと頑張ってる訳ではない。沢山直さなければならない事があった。いつも最終的には同じ所に戻ってくるんだ、我々のディフェンスと我々のリバウンド。そして序盤もっとボールをしっかりと運ぶ事が出来ていれば、終盤勝利を狙える所まで持って行けたはずだった。」

クリス・ボッシュが16得点、バティエーが14得点、ドウェイン・ウェイドとマリオ・チャルマーズがそれぞれ13得点したマイアミは、7選手が二桁得点。レイ・アレンとノリス・コールがそれぞれ11得点した。

ローズは15本中4本しかシュートが決まらなかった。

アレン「我々のチームがそれに(ローズのシュートミス)大きく影響したと思う。」

ローズ「それよりも負けた事が残念だ。自分のパフォーマンスはもっとシュートを決めてターンオーバーを減らすようにすればいい。」

ハーフタイムまでにマイアミは54-33のリードを奪った。同じペースでいけば108-66で終わり、奇しくもそれは2006年にシカゴがマイアミのリングセレモニーを台無しにしたスコアと全く同じだった。

ブルズは終盤面白い試合になんとかしたが、今回はそうはいかなかった。

試合残り5:34でバトラーがレイアップを決めブルズは15点差に詰め寄った。直後のフリースローを外したものの、リバウンドはカーク・ハインリックの手元にゆきスリーを決めマイアミのリードを91-79へと削った。

次のマイアミのポゼッションでハインリックはファウルアウト。数秒後ウェイドが得点し、次のブルズのポゼッションを防ぎ、ポストプレイでジェームズがデンを力で負かしリードを再び16点へと広げた。

しかしそれでもブルズは終わっていなかった。残り2:47でブーザーのドライブで95-87と詰め寄った。しかしそれ以上点差を詰める事は出来ず、ジェームズはマイアミのバランスを称えた。

ジェームズ「これはチームゲームだ。このチームはその為に構成されている。」

ローズの復帰は2度ドライブし得点するなど序盤は期待できそうなものだった。第1Q残り3:36でローズが初めてベンチに退いた時点でブルズは15-10とリードしていた。

しかし戻った時にはブルズのリードは既に無くなっていた。ローズがベンチに下がってからヒートは13-3のランを展開し5点差のリードは5点差のビハインドに変貌していた。そこからはヒートの時間だった。

第2Qの4分間で全てが変わった。

手術したローズの膝は完治したかもしれないが、バスケ用語的に言うとコールは2011年度MVPの足首を折った。コールのドリブルフェイクにかかってローズは床に転がりおち、ヒートの控えガードは18フィートからのジャンプシュートを沈めマイアミのベンチ陣は椅子から飛び出して喜んだ。そこから接戦だった試合はヒート圧勝モードへと転換した。

コール「とても感情が沸き起こっていた。」

そこから17-0ランが始まった。ブルズは9本連続でシュートを外し、その内の1つではローズがボッシュにブロックされた。逆にマイアミは10本中7本シュートを決め、残り4:23でジェームズがドライブからレイアップを決めヒートはいつのまにか41-20と大きくリードしていた。

Game Notes

  • 昨年の東カンファレンス準決勝まで遡ると、マイアミはブルズに5連勝している。
  • ジェームズは後31得点でレギュラーシーズンとプレイオフ合わせてキャリア25,000点となる。NBA史上28人目の達成者となる。

12 コメント

  1. どうもこんばんは。やっと開幕しましたね!
    初戦を落としたのは悔しいですが、ローズの復帰シーズンですので徐々に調子を取り戻していければいいなと思います。

    試合を見てて個人的に気になったんですけど、ちょっとローズがボール持ちすぎかなって思いました。何をするにしてもローズを中継するみたいな。
    昨シーズンのパス重視の全員バスケが影を潜めていたのは残念ですね。
    ブーザーやノア、ハインリックの流れるようなパスオフェンスとローズの得点力が合わさったら一段階上のオフェンスが展開できると思います。
    ローズはカットからの合わせも上手いしすぐ馴染めると思うので、勝負所でのローズとパス中心の全員バスケとを使い分けられるようになったらいいなと思います。

    何はともあれこれから長いシーズンが続きますし、大きく戦力補強したペイサーズ、ボストンからの助っ人とキッドがHCのネッツ、カーメロのいるニックスと今年のイーストは激戦ですね。
    今年こそは悲願の優勝、そしてヒート王朝に待ったをかけるシーズンにしてほしいものです。

    Go Bulls Go!!!

    • さぼ10さん、コメントありがとうございます。
      元々ローズがチームとの連携を取り戻してフィットしていくには数試合かかると予想されていましたからね。プレシーズンが好調すぎて少し期待が高まってしまいました。
      まだローズがボールを持って展開するオフェンスと、昨年のようなパス回しオフェンスのうまい融合を模索している段階だと思います。これからどんどん良くなっていくと思いますよ!とても楽しみです。

      今年は東のチームががっつり戦力アップしてきたので激しいシーズンになりそうですね。

      Go Bulls!!

  2. 初めまして。シカゴ在住の者です。Forever 23さんのリンクからやってきました。
    ついに始まりましたね。試合への感想は概ね同意です。

    そもそも昨年を通してブルズのオフェンスはローズがいなかったことを差し引いても脅威とはほど遠く、特に終盤でここ一本を欲しい時はネイトの気の強さのみに頼っている状況でした。
    今日の試合を観た限り、ローズが復帰したといってもそれだけで何かが劇的に変わるほど甘くはない世界だし(と言いますかローズにはその力を持っていると思うけど発揮するにはもう少し時間が掛かるかと)、基本的には昨年とその辺はあまり改善できていないというのが第一印象でした。

    リズムが悪くシュート率が悪い時こそ、基本に立ち返ってイージーバスケットを目指すのが私の自論です。でも昨シーズン全般と今回の初戦は、リズム・効率関係なくとにかく外から打ちまくって外す典型的なパターン。リーグを代表するようなロングシューターもいなくてしかも調子が悪いとなったら、そりゃヒートのディフェンスは廻りだしますよね。結果ヒートのリズムが良くなってリラックスしちゃって、実力以上に点を重ねる選手が続出した有様でした。

    あと、前半ブルズのパス回しが早くて、それは戦略的にというよりも、慌てている、という印象を受けました。浮き足立っている、相手にプレッシャーを感じている、そんな様子。そうなるだけの条件が複数揃っていたのでしょうがないですかね。

    結果としてヒートのチャンピオンぶりが目立つだけの試合となってしまいました。本当に悔しいですが、12月5日ホームでの再戦に向けて臥薪嘗胆の思いで我慢します。

    • MJ32さん、コメントありがとうございます。
      Forever 23さんのとこから来て頂いたんですね!ありがとうございます。

      プレシーズン中の怪我等もあって、まだお互いとプレイする事に慣れていないなという印象がとても強かったです。ローズが入って何も変わらなかったという決断を早々に下している人を某掲示板でやたらと見たのですが、現実はこれから徐々に一番良い形を模索していくという方が正しいのかなと思っています。

      ヒートは大嫌いですが完成しているチームですからね。シーズン初戦でその差が出るのは当然かと思います。それでも勝ってやるっていう気持ちでいっぱいだったので敗戦は悔しいですが、チームが少し熟し始めた次戦ではしっかりとリベンジしたいですね。

  3. BFiJさん、こんばんわ!いつもTwitter上ではお世話になっておりますm(._.)m
    やっと開幕しましたね〜!

    私のゲーム総評はBFiJさんとほぼ同意見ですね。ファウルトラブルとTO、確かに課題ですね(._.)
    ヒートも同じくらいTOを犯してましたが第3Qまでは完全にヒートの流れだったんじゃないでしょうか。
    オフェンスに関して言えば、ブルズはドライブをする選手とキャッチ&シュートをする選手がはっきりし過ぎてしまっていて、得意のモーションオフェンスがローテーションディフェンスのヒートに読まれてしまっていた感がありますね。序盤のローズのように何回かペネトレイトが入ればヒートのディフェンスも後手になるんですが…。ローズ自身がダブルチームに遭い、パス回しに苦戦しているのも多々見受けられました。3年前のプレイオフのリプレイを見ているかのようでした。ローズがダブルチームされている間の戦略も必要ですね。
    そして、ディフェンス…今日は酷かったですね(>_<)ローズとハインリック間ですらマークマンチェックが行えておらずインバウンズプレイでチャルマーズにあっさり決められたり、スクリーンプレイではスイッチするのかファイトオーバーするのかの意思疎通が出来ておらず、シュート決められたらお互いを見合ってしまっている有様でした。
    シーズン中はあと3回戦えるので、プレイオフで当たることを想定してティボドーHCにはヒート対策を講じてもらいたいですね。
    初戦は勝利で飾ってもらいたかったですが、気持ちを切り替えてニックス戦に期待しましょう!

    • おっくんさん、コメントありがとうございます。いつもツイッターでどうもですー!
      やはりファウルトラブルとTOでしたね。特にファウルトラブルが厳しかった。
      モーションオフェンスは読まれているというか、ブルズ自身がまだどうすれば良いのかよくわかっていないのだと思いました。まだ誰がどこに行ってどこが得意かという情報が少ないないので、こればかりは経験だと思うので毎試合積み上げて行って欲しいです。
      ディフェンスも同様ですかね。シボドーHCのことなので対策が無いという事はまず無いと思うので、しっかりとそれをシーズン通して組み立てていってもらいたいです。

  4. いやはや、プレシーズン全勝で浮かれていたところに見事にパンチを食らっちゃいましたね。
    「リングセレモニーってブルズのプレシーズン優勝のことですか?w」とか言っててほんとすんませんm(__)mって感じです^^;

    ノア、ハインリックをここで使った判断も微妙なところがありましたね。
    ノアは明らかに動きが重く、ハインリックは試合勘がズレていたのか、
    らしくないディフェンスのローテミスとか集中力を欠いていましたね。
    あとはベンチモブもまだまだ熟成されていないので、
    いきなりMDJとスネルにあの局面を打開するのは難しいですよね。
    ギブソンもバティエーにうまい具合に抑えられてしまいましたし、
    そんな中でジミーは頼りがいを感じました。
    いきなりの5スティールとは驚かされました。
    それにブーザー。今季はあんな感じでずっといってくれるんでしょうか?
    だとするととても助かりますね^^
    ほろ苦い開幕でしたが、良い材料もあったと思うので、
    まだまだ長いシーズン、これからですね。

    • Rockさん、コメントありがとうございます。
      やられちゃいましたねー。悔しいっす。
      ノア、ハインリックが怪我明けでずれがあったのは確かだと思います。ノアの出場時間も慎重になっていましたからね。ただなるべく全員で一緒にプレイしている時間を多く作って連携を高めていってもらいたいので、出場した事自体は良い事だと思っています。
      負けた事は本当に悔しいですが、所詮シーズン中の1試合、出来るだけチームとしての経験値を稼いでいきたいですからね。主力が変わっていないとはいえ、新加入選手も沢山いますし、そもそもその主力が一緒にプレイするのも久しぶりな訳なので、まだまだお互い探り合いな状況が多いと思うんですよね。
      そういう意味では良いポイントも沢山あったはずなので、そこをどんどん伸ばしてもらいたいです。

    • BJAさん、コメントありがとうございます。
      次です次!ホーム初戦勝ってきましょー。

  5. ぶるずよえーwww
    自分がレブロンよりいい選手とか言っといてこれは無いわ^^;

    • jqさん、わざわざそんな事を書きにコメントしてくださいありがとうございます。
      開幕から数試合で全てが判断できてしまう皆さんが羨ましい昨今です。

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