ペリカンズ 131-128 ブルズ 3OT

ペリカンズ 131-128 ブルズ 3OT

色んな意味で勝っておきたい試合でした。久しぶりのホーム、ダンリービーの復調、タージの活躍、デンさんの活躍、延長に次ぐ延長。流れがこっちに向いている!と純粋に感じていたのでこれは行けると思っていたのですが、最後のポゼッションでどうしても決められない/止められないの連続となってしまいました。

デンさんが37得点8リバウンド7アシストと大活躍。重要な局面で沢山決めてくれました。しかし7ターンオーバーとミスが多かったのも事実。これを決めれば勝てるんじゃないか!という場面でTOしてしまうというシーンが何度かありました。当然ボールをデンさんに集めるしかないからの結果なので、彼を責めようがありません。

先日のピストンズ戦でキャリアハイの23得点したタージが、この日もキャリアハイを更新する活躍で26得点に加えて14リバウンド。終盤はもうブーザーをベンチに下げてタージを出し続けていましたね。それぐらい今良いです。ポストムーブはもうブルズの武器として計算に入れていいレベルに来ていると思います。ポストではなく相手に面している時も、ジャンプシュートが入るので相手がそれを意識してしまいドライブがしやすくなるという良い流れ。ダブルチームを引きつけてアシストするなんて場面もありました。

今日の試合は3OTという事もあってそちらに目が行ってしまうのですが、個人的には最初の3Qでのプレイでもっと差を出せたんじゃないかと思っています。ここ最近ずっとなのですが、これまでブルズの長所だったリバウンドが全くいかせていません。ボックススコアを見ればリバウンドを55-54で制してはいるのですが、実際リバウンドをしっかりするようになったのは第4Qくらいから延長にかけてでした。なんでそれ取らないの??というようなオフェンスリバウンドを取られそこからセカンドチャンスを許すパターンが非常に多かった。あれをしっかり防いでいれば、前半シュートが決まっていただけに(前半FG率59%)延長までいかないような展開に出来たのではないかと思っています。

とはいえ、延長までもつれこんで必死にプレイしているのはとても伝わってくるのでなんとか勝利を摑み取ってほしい。2OTのビハインドからの反撃とかはかなり熱かったです。

次戦は5日にホームでのヒート戦です。幸い2日試合がないのでしっかりと休んで立て直して欲しいですね。

1Q 2Q 3Q 4Q OT 2OT 3OT Total
New Orleans Pelicans (9-8) 24 26 27 26 6 13 9 131
Chicago Bulls (7-9) 21 35 24 23 6 13 6 128
Game Stats

以下AP記事翻訳

タージ・ギブソン ブロックCHICAGO – 3度の延長で50分以上プレイしていたジュルー・ホリデーはやっとコートを去れる事に安堵した。

試合に勝てた事も良かっただろう。

ホリデーが残り2.6秒でスリーポイントプレイを決め、ニューオリンズ・ペリカンズはシカゴ・ブルズに131-128と競り勝った。

ホリデー「正直いうと、もうとにかく試合が終わって欲しかったんだ。いくつか自分達の思うようにいかない判定もあったけど、3度目のオーバータイムでなんとか試合を決める事ができた。」

それまで両チームともなかなか試合を決める事が出来なかった。

ペリカンズは残り4.5秒でタイムアウトを取ったが、最後のもみくちゃからホリデーがゴールへフリーでドライブ出来た事に関してモンティ・ウィリアムズHCは自分の手柄にはしなかった。

ウィリアムズHC「(自分の手柄かどうか)それは馬鹿げている。ジュルーがプレイをしてくれただけだ。私はそんなに賢くない。私はたまに考えすぎる事がある。彼が良いプレイをしてくれただけだよ。自分が賢いって是非言ってみたいものだが、それはない。特定のプレイを展開できるようにセットしたが、彼が良い判断をしてくれた。手柄は全部彼のものだよ。」

ホリデーはこの日19得点12アシスト。第4Q残り3.9秒で18フィートからのシュートを決め103-103の同点にし延長に持ち込んだのもホリデーだった。

ペリカンズはライアン・アンダーソンが11本中7本のスリーを含む20本中12本のシュート決めキャリアハイの36得点。エリック・ゴードンは23得点した。

ブルズはルオル・デンが37得点8リバウンド7アシスト、タージ・ギブソンが26得点14リバウンド、マイク・ダンリービーが23得点、ジョアキム・ノアが19得点10リバウンドした。

ユナイテッド・センターでサーカスが行われるためアウェイ連戦を1勝5敗で終えたブルズ久しぶりのホームでの試合だった。ホームで5連勝していたブルズは初めてホームで敗戦した。ここ7試合で6敗目。

デリック・ローズを右膝半月板の断裂で失ってからまだ1勝しかできていない。

デン「今は色々な事が自分達の思うようにいっていない。とにかく今は結束して戦い続け必死にプレイするしかない。勝手に事態が良くなる事はない。自分達で良くしなければならないんだ。今は接戦を沢山落としてしまっている。そこはもっとうまくやっていけない所だ。個人レベルでは、試合終盤に自分がもっと良いプレイが出来るようにならなければいけない。旅(アウェイ連戦)から戻ってきての試合だっただけに厳しい試合だった。疲れてはいないなんて嘘はつかないよ。疲れいていた。多くの選手もそうだったよ。我々のチームも相手のチーム、相手は特に連戦だったからね。終盤疲れからメンタル面でのミスが多発してしまった。」

最初の延長では3分近く両チームが1点差のリードを奪い合う接戦で、残り2:08でデンのドライブでブルズは109-106とリードした。ブルズはそこから2度もディフェンスで相手を抑えるも、自らも得点出来ずリードを広げる事ができなかった。残り10.2秒でゴードンがスリーを決め109-109の同点とし2度目の延長へと持ち込まれた。

2度目の延長ではブルズは118-113のビハインドから反撃し、ニューオリンズのミスにつけ込み残り4.7秒でデンのドライブで122-122の同点とした。

3度目の延長でブルズは序盤リードを奪ったが、今度はペリカンズが反撃。残り1:08でアンダーソンがスリーを決め127-126と逆転された。ノアが得点し128-128の同点としたが、そこからはホリデーのプレイだった。

ウィリアムズHC「疲れきったよ。このような試合で全身全霊を注ぎ込み、最後に選手達が勝ち切ってくれると最後は脱力感が残る。連戦でNBA屈指のディフェンス相手にこのような勝利をもたらしてくれた選手達を誇りに思うよ。」

Game Notes

  • 2シーズン連続でペリカンズのセンターで2012年ドラフト1位のアンソニー・デイビスは自身の地元であるシカゴで行われる唯一の試合を欠場する事となった。デイビスは日曜に行われたニューヨークとの一戦で左手を骨折し、復帰時期は未定だ。昨年は脳しんとうで欠場した。
    ウィリアムズHC「ロッカーに戻った時にまず言われた事は”2年連続”だったんだ。何の事を言っているのか理解するのに少し時間がかかった。彼はとにかくここでプレイしたいんだ。かわいそうだな。」
  • 先週手術を受けたローズは怪我以来初のホーム戦には出席しなかった。
    トム・シボドーHC「彼とは話しているよ。うまくやってるよ。」

33 コメント

    • スカラブリ煮さん、コメントありがとうぎざいます。
      今日は勝ちきれない以前にゲームを作れなかったのが厳しかったです。リバウンドはしっかりしないと駄目ですね。

    • myさん、コメントありがとうございます。
      非常に悔しいですね。敗戦ながらも得るものが何もないわけではないので、なんとかここはこらえてもらいたいです。

  1. 仰る通り、いろんな意味で勝ちたかった試合ですね。
    ただ、ダンリービーが明らかにプレイレベルを上げてきたので、
    これは大きな収穫だったと思います。
    2OTで彼のスリーで同点に追いついた時はすごく興奮しました。
    プレッシャーのかかる場面で結果を残せたのは今後の自信につながるはずです。
    とても心配だったので本当にホッとしました^^;
    デンとタージは相変わらず好調だし、
    ライアンにはやられてしまいましたが、次のヒート戦でもノアはボッシュに付かなければならないので、
    良い機会だったのではないかと思います。
    とにかく1敗には違いありませんが、得るものの多かった1敗だと思います。
    勝ちきれなかったのは残念ですが、それくらいで腐るような連中で無いのは百も承知なので、
    次のヒート戦では連敗ストッパーぶりを取り戻してくれることを願っています。

    • Rockさん、コメントありがとうございます。
      ダンリービー奮起してくれたのは嬉しいですね。
      ずばずばシュート決めていました。まだ連携ミスからのTOが目立つので、その辺も修正していってもらいたいです。

      しかしアンダーソン無双でしたね。思わず「もうやめて。。」とつぶやいてしまいました。

  2. 3OTで負けるのは選手もダメージがデカイと思います。大敗よりこの負けはきついんじゃないでしょうかね。ブザービーターを決めるチャンスが二度ありましたが決めきれなかったのが痛かったですね!ここぞで決めれる選手が今はなかなかいないのが接戦で勝てないとこかと思います。選手はがんばってますがチームを引っ張れる選手が今はいないのが痛いですね。ヒートはどうなりますかねー?

    • jtさん、コメントありがとうございます。
      この試合は見てる方でさえ負けた時の脱力感が凄かったのでチームはもっとですよね。相当悔しいと思います。それでも前向きなコメントを出していましたが。

      ヒート戦は過去にジョン・ルーカス三世無双で勝つような試合があるのがNBA、もちろん勝つつもりで挑んでもらいたいです。

  3. ある程度負ける事は覚悟の上なんで、切り替えるしかないですね

    ヒートとの対戦で今好調な選手がとんなプレイをするか・・・

    今後負けるにしても何か得るもののある試合にして欲しいです

    • kaimanさん、コメントありがとうございます。
      タージはいつもヒート戦に対する闘志が凄いので期待したいです。
      空回りにならないように。。

  4. みてる限り勝てる内容だったんですが、残念です。
    ここまで競った試合で負けてしまうのはメンタル的にも応えることでしょう・・・
    勝利していいキッカケを作りたかったんですがね。

    • まもるさん、コメントありがとうございます。
      何度も勝てそうなチャンスがありましたよね。
      リードを守りきれず、広げる事ができなかったのが痛かったです。

  5. 確かにダンリービーの復調はうれしいですが、これも一試合にすぎない。スネルみてごらんなさい。
    デンさんやタージくらいまで活躍してはじめて「おぉ」と思わせられるんだよね・・・。

    • スカラブリ煮さん、コメントありがとうございます。
      スネルを見てごらんなさいというのは?スネル昨日も良かったと思いますよ。
      ダンリービーをこれをきっかけにまた調子を戻してもらいたいです。

    • TIKEさん、コメントありがとうございます。
      連敗止めたいです!連敗しないのが代名詞のようなチームだっただけに
      最近は連敗がちで厳しいですね。がんばれー。

  6. ダンリービーはこのまま安定した活躍を願います。まだ控え目な感じがするんで新メンバーではありますが我を出して積極的にいってもいいかなと思いますね!ギブソンも今シーズンはかなりよくなってますが平均15点を安定して取れたらそれこそ本格的にブーザーのことを考えるんでしょうが。ノアもハッスルプレイを見せてくれますが今シーズンのスタッツが10点10リバウンドいかないのは物足りないですね・・・。

    • jtさん、コメントありがとうございます。
      シボドーはセルティックス時代にスクリーンを複数かけてレイ・アレンに打たせるっていうセットを経験しているので、シューター用のオフェンスは結構あるはずなんですよね。なのでリップも出場してる時とかは楽に得点出来ている印象でした。ダンリービーもそこに乗っかってもらえると嬉しいのですが。
      ノアは今シーズンまだまだですね。たまに例年のようなエネルギーを見せてくれるのですが、どうも本調子じゃない感が否めません。乗って来た!っていうのは一目でわかるんですけどね、持続してくれると嬉しい。

  7. 次のヒート戦まで今日の疲れが残ってないといいのですが…特に最近デンの集中力といいますか闘志丸出しな感じはこちらもパワーもらいますね!ギブソンもいいですね!ライバルヒート相手にはギブソンがスターターでもいいかなと。チームの皆もそうだけど確かギブソンはヒートには絶対に負けたくないって気持ちが強い選手なんですよね

    デンの37得点はキャリアハイでしたかね?

    • 銀座カリーさん、コメントありがとうございます。
      2日オフ日があるのがせめてもの救いですね。ここ最近のデンさんは凄まじいですよね。確か5試合連続で20得点オーバーしているはずです。ヒート戦にも期待。
      タージはヒート戦になるといつもメラメラしてますよね。この試合でも終始ハッスルしているのがとても印象的でした。本当に大好きな選手です。

      デンさんは何年か前に40得点してたと思うのでキャリアハイでは無いと思いますー。

  8. どちらかのチームのファンじゃなかったらとても最後まで観ていられない試合でしたね。ハイブロウなオフェンスの打ち合いか岩のようなディフェンスの応酬の結果での3OTならまだしも、両チーム共に同じようなミスをし続けた結果でしたからね。或いは3OTまでもつれるような試合って大概そんなもんですかね?
    試合への感想は管理人さんが大抵おさえてくれたのでこれ以上何も言う事はないんですが、あえて加えるとしたらフリースローじゃないですか?終盤の大事な場面で落としすぎですよね。ティボドーも不機嫌そうでした。

    ペリカンズのことをあまり知らないんですけど、各ポジションに派手ではないけれど実力がある選手を擁しているという印象を受けました。ホリディはシクサーズ時代からブルズに相性が良い印象だし、ゴードンは大事な場面できっちりスリーを決めたし、ライアン・アンダーソンに関しては現場解説者のステイシー・キングが「ラリー・バードのようだ」と連呼していました。

    それにしてもブーザーなんとかなりませんかねえ?幾らディフェンスがひどいからって、一応長い事NBAでやってきてるレベルではあるわけだし、一応スタメンなわけだし、ファウルトラブルでもないのに4Qと全OT全くプレイしていないって。チームが苦しい時にベンチで選手を鼓舞する役割に大金を支払ってるわけじゃないでしょう。ここ一本絶対に取りたい時にも使わないほど、ティボドーはブーザーにリスクを感じているんでしょうか。不満と言うよりも純粋に判らないんです私。理由が。むしろブーザー好きだし。
    今までそんな使い方されてるスター選手って他にいましたっけ?

    イライラしながら観てましたし負けた時は「負けやがった…」ってイライラの最高潮なんですけど、デン番長のコメント聞くと「次も頑張れよ!」ってなっちゃうんですよねえ。

    • 調子の悪い選手に替えて調子のいいタージを出すのは当然ですよ。
      しかもタージのほうがディフェンスがいいし、それに目をつぶれるほど今はブーザーのオフェンスが
      光ってないからいっそうタージでしょう。
      リスクですよまさに。
      SASのポポさんですらつまらないミスしただけでダンカンひっこめるくらいのことはしますよNBA。
      今はタージのほうが調子もそうだし実際出してる数字・結果も圧倒的にいいだけ。

    • MJ32さん、コメントありがとうございます。
      ミスの応酬みたいな展開でしたね。まあお互い疲労もあるのでそうなるのもしょうがないのかなと思いますが。
      フリースローはそうですねー、そこは決めておこうよっていう所で外してしまっている印象です。実際71%と決して良い数字ではなかったです。これはやはりもったいない。

      ペリカンズは今年いいですよね。良い選手が揃っているとい思います。特にライアン・アンダーソンが怪我から戻って来て一層よくなったところでのアンソニー・デイビス離脱だったのが残念ですね。アンダーソン、さすがにラリー・バードは良い過ぎなきがしますが昨日はノヴィツキーか!ってくらいシュートを決めていました。それ決めちゃうのかっていうのが決めていたのでやられてる側としては辛かったです。

      ブーザーに関して、昨日は単純にタージがめちゃくちゃ調子良かったのが理由だと思います。キャブス戦では終盤タージとオフェンス/ディフェンスで交代していましたからね。やはり終盤ディフェンスで穴を作る訳にはいかないというのが大きいでしょうね。確かにオフェンス力はありますが、調子の悪いオフェンスだけの選手よりも調子良いディフェンスのできる選手を使うという判断だと思います。
      ブルズ加入1年目とかも終盤はいつもタージでしたね。だからこそ尚更ブーザーはディフェンス時の集中力をもっと上げないと駄目だと思うんですけどねー。変わらないんですよねえ。。

  9. 管理人さん
    ブーザーの調子が悪くタージの調子が良いからタージをより長く使う、のは当然です。
    終盤の展開でディフェンスをがっちりいきたい時にタージを使うのもわかります。
    でもそれって昨日今日の話じゃないですよね。おそらく昨シーズン通して、ブーザーって4Q殆ど出ていない気がするんですよ。それこそどんな試合展開でも。
    ディフェンスがひどく、オフェンスも期待したほど良くは無い、控えのタージの方が両方ともいい、じゃあスタメンを外れるのか?となるところを外れるどころか選手紹介では最後に呼ばれるエース級の扱いなわけです。1Qから積極的にリムに向かっている、おっ今日は調子が良さそうだ、20点取る30点取る、ディフェンスにも意欲的だ、おっ今良いヘルプをした、でも終盤はベンチ。こんなシーンを昔から何度も見てます。
    昨日も書きましたが、フロント批判とかそんな高尚な意味は無いんです。純粋に理由を知りたい。シーズン通して終盤に使わない理由がディフェンスだけなのか。そして過去現在NBAに似たような扱いをされた選手っていただろうかと。あ、あとユタ時代のブーザーの記憶があまりないんですが、やっぱりその頃から今と同じような評価だったんですかね?
    ティボドーはチームと選手を厳しく律するタイプの監督です。能力が足りないだけでなく努力もしない改善もしない選手がいたら、どんなにオフェンス能力が高くても優遇するようなことはしないでしょう。ブーザーをスタメンで使い続ける。大事なところでは使わない。ブーザーもその使われ方に不満を持っているという話は聞こえてこない。ってことは双方今の使用法で満足している?チームメイト達もそれを納得している?そんなチーム・選手っています?あああーわからん!

    ずっと抱えていた疑問だったんですが誰に聞いていいかもわからず、つい今回管理人さんにぶちまけてしまいました。

    • MJ32さん、ちょっと詳しく数字を調べてみました。
      ブーザーは確かに第4Qあんまり出ていないイメージが強いのですが、調べてみると昨季までは極端に少ないという訳ではありませんでした。チーム内の他の選手と比べてみても割と平均的にです。2010-11シーズンとかほとんどベンチにいたような印象でしたが意外と出ていました。
      2010-11年 平均7.5分
      2011-12年 平均7.0分
      2012-13年 平均7.2分
      2013-14年 平均4.4分

      今シーズンの平均4.4分は極端に少ないです。まあ16試合しかデータが無いので最終的には平均に近い数値になっていくと思いますが。

      これに対してタージの分数を見てみると:
      2010-11年 平均7.2分
      2011-12年 平均8.0分
      2012-13年 平均8.2分
      2013-14年 平均9.1分

      少しづつタージに分数を奪われているのがわかります。単純にシボドーがタージの方を信頼しているというのがあるんだと思います。

      特定の選手がコートにいる時にチームの100ポゼッション平均での得点の数値であるOffense Ratingから、同条件の平均失点であるDefense Ratingを引いた数をNet Ratingと呼ぶのですが、2人のNet Ratingを比較していくとそれがよくわかります。
      2010-11年
      ブーザー Net 6.6、タージ Net 7.6
      2011-12年
      ブーザー Net 6.9、タージ Net 17.6
      2012-13年
      ブーザー Net -5.4.、タージ Net 0.7
      2013-14年
      ブーザー Net -5.2.、タージ Net 4.5

      どのシーズンもタージが上回っています。11-12年はもう大差ですね。他の選手の活躍も影響しますし、その年のチームの強さで出場している試合状況が違うのでこれだけで全てが説明出来る訳ではありませんが1つの指標にはなると思います。タージは特にDefense Ratingの数値が低い(失点数なので低い方が良い数値です)のがシボドーの想定している事にはまるのだと思います。

      ユタ時代も数年見てみましたが、
      05-06年 8.8分 Net 11.6
      06-07年 9.0分 Net 10.7
      07-08年 7.6分 Net 9.9
      08-09年 7.1分 Net -3.4
      09-10年 8.1分 Net 6.2

      途中下がってはいますが、ブルズ時代よりは起用されていますね。しかしこの頃のユタはチームとしてのDefense Ratingがそもそもそんなに良くなく、点を取って勝つみたいな数値でしたのでブルズ時代と評価の仕方が違うのかなと思います。

      ざざっと見てみただけなので、もう少し詳しく他の数字も見て行けば色々わかると思いますのでまた時間を作って検証してみますねー。

    • あーごめんなさい、数値を見る時に重要な所を見落としていました。
      平均分数は上記の通りなのですが、プレイしていない試合というのを考慮していませんでした。

      第4Qプレイした試合数
      2010-11年
      ブーザー 48、タージ 69
      2011-12年
      ブーザー 44、タージ 62
      2012-13年
      ブーザー 57、タージ 63
      2013-14年
      ブーザー 10、タージ 16

      という事でやはり圧倒的にプレイしていないですね。理由は上記のパフォーマンスが影響している事には変わらないと思います。逆に言うと、出場すればそれなりの分数はプレイするという事でしょうか。シボドーは基本的に調子の良い選手を使うという傾向が見られるのでこれはそういう事だと思います。

      後付け加えると、リバウンドだと思うんです。ブーザーって平均リバウンド数それなりに高いのでしっかりやってると思いがちなのですが、ブーザーのリバウンドだけビデオでずっと追ってみると相手のいないリバウンドがとても多いんです。ここぞという時に相手と競り合いながらリバウンドを摑み取るというシーンが他の選手に比べて少ない印象を受けます。そういう時にリバウンドしているのはだいたいデンさんやタージ。

      このペリカンズの試合だけでも見てみるとわかるのですが、ブーザーのリバウンドはほとんど周りに人がいない中でのリバウンドなのに対して、タージは混み合った中でなんども跳ねながら奪い取るリバウンドが多かったです。なんならこの試合ではカークの方がリバウンド頑張ってる感じがしました。

      試合終盤となるとそういったリバウンドがかなりゲームを左右するので要因の1つかなと思っています。

  10. 管理人さん、
    すごい!何てことの無い私の書き込みに対して詳細なデータを調べてくださり有難う御座います。と言いますか恐縮です…。
    タージとブーザーの使い方はこれらの数字が如実に表してますし、ティボドーの明確なゲームプランとして確固となっているようです。
    てことはティボドーがブーザーに与えている役割というのは「1-3Qの試合を作り上げていく過程で、とにかく君は点を取ってきてね。それだけを頑張って。ディフェンスは頼むから最低限足をひっぱらないくらいには頼むよ。終盤になったらディフェンス面で頼れるメンバーで固めるので、その時はベンチでよろしく」ということであり、ブーザーもチームもそれで納得している、と。
    で、タージの成長著しい今考えることは当然タージのスタメンですが、そこは管理人さんが以前おっしゃったようにそんなシンプルな問題はないということですね。ベンチスタートのほうがタージに合っているかもしれない。確か過去にもタージの調子が良い時にスタメンで出場したことが数度あったと記憶していますが、プレイの方は特に記憶に残っていないのでもしかしたらやっぱり合わないのかも。

    リバウンドに関しては、確かに言われてみれば。終了後スタッツを見ると「へーブーザー結構取ったんだな」って思いますが、苦しい展開の時に掴み取ってきてくれた!って印象がないかもしれません。でもそもそも終盤にコート上にいること自体が少ないわけで、そういうシーンを見た記憶がないのも当然で…あああ堂々巡りになってしまいました。

    本当に今のブルズのメンバー全員好きなので、出来る限り長くこのチームでやってくれることを薄ーく願っている次第です。ブーザーのファイナルショットとか相手のラストショットをブロックとかだって見てみたい!

    • いえいえ、数字を見るのは大好きなので全然です!むしろいつももっと色々と調べたいのですがなかなか時間が作れなくて困っています(笑)。

      だいたい役割的にはそれであっていると思いますが、シボドーがそれを与えている訳ではないと思います。今日のヒート戦ではブーザーが調子良かったのでやはり終盤また出て来ました。なのでやはり終盤出れていないのは本人のプレイがそうさせているという方が、表現としては正しいのかなと思います。

      ただブーザーはこれを割とプロフェッショナルに受け止めているなという印象です。こういう扱いをされると腐ってしまうスター選手の方が多いと思うんですよね。そこを文句言わずチームの応援に徹しているのはさすがだなと思いますが、出来ればプレイでさすがだなと思いたいです(苦笑)

      チームもそれで納得しているという事は無いと思いますが、それが勝利へつながるならそれで良い、でもブーザーおまえは使ってもらえるよう頑張れよ、というスタンスなんじゃないんですかね。

  11. 以前はベンチでもコート上の選手を鼓舞しているブーザーを見て「いい奴だなあ」なんて思ってたんですけど、それが何時の頃からか「お前はベンチで応援してる場合じゃないだろ」に変わって、で今までお伺いしてきた疑問になったんですよね。
    でもヒート戦の圧勝で、それこそ管理人さんおっしゃるように今回は比較的長く試合に出ていた姿をみて、とりあえず私の疑問は封印というか決着というか、もう考えない事にします。
    単に勝ったから今だけものすごく!!気分が良い!!だけかもしれませんが!!!

    • MJ32さん、とりあえずブーザーには第4Q出そうかなーどうしようかなーとか考えさせないくらい活躍してもらいたいです!でもタージも起用したいんだ!うぎゃー!という嬉しい悲鳴があげられるようになるといいなーと思っています(笑)

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