Detroit Pistons 68 – 92 Chicago Bulls

試合スタッツ(ESPN)

Associated Pressを翻訳

ブルズ、対ピストンズ戦で13連勝

Carlos Boozer Jumpshot
(AP Photo/Charles Rex Arbogast)

シカゴ-(現地:2012年1月9日) 試合終了まであと4分を残したところで、デリック・ローズはベンチに下がり、その後すぐカルロス・ブーザーも続いた。ルオル・デン選手にいたっては、第4Q中はほとんどベンチでの応援にまわっていた。

この勝利によって、ブルズはスタメン選手に充分な休息を与えることができた。

ブーザーの23得点を筆頭にシカゴはデトロイトに92-68で勝利をあげ、対ピストンズ戦では13連勝となった。

シカゴは先日のアトランタでの敗戦(94-109)から見事に立て直した。 ローズは22得点8アシスト、ロニー・ブリュワーは12得点、ブーザーは8リバウンドだった。

「ディフェンスです」とローズは語った。「毎試合こんな感じでディフェンスをしっかりやり、走ることが出来れば簡単だ。ただそれを維持するのはとても難しい。先日の試合はとても恥ずかしいものだった。そこから立て直そうとただただプレイし続ける、それを今夜することができた。」

ブルズは現在12日間で9試合という30年ぶりの過密スケジュール中。前半を4勝1敗という成績で乗り切った。この後も火曜日にミネソタで試合をし、水曜日にワシントンとのホーム戦があるので連戦となる。

「AAUみたいな感じだな、レベルはNBAだけど。」とブーザーは高校時代に所属していたクラブチームでのスケジュールと比較している。「だから当時を思い出しながら仕事しているよ。正直休んでるよりは試合をしているほうが良い。」

グレッグ・モンローが14得点10リバウンド6アシストで率いたデトロイトは4連敗中。ルーキーのブランドン・ナイトは13得点、テイショーン・プリンスとベン・ゴードンはそれぞれ11得点だった。

ピストンズは今シーズン未だ100得点を超えておらず、平均82.4得点はリーグ最低だ。今日の試合は今シーズンで最も低い得点となった。

「ディフェンスは良くなっている。」とローレンス・フランク監督は言う。「オフェンスからディフェンスへの切り替えがだいぶ良くなっていた。オフェンス面では正しいプレイができていたと思うが、今日のようなハイレベルなチームとやるときは4Q中ずっとそれをやらなくてはいけない。」

シカゴは68-59とリードした状態で第3Qを終了し、第4Q開始とともに18-3のランで一気にリードを広げた。ローズはその間にジャンプシュートと力強いダンクを決めている。

第4Qでリードを広げたことによって、試合に出る事の少ないブライアン・スカラブリーニ選手の登場を求めるコールが始まり、その後と試合終了まで2:43分残したところで登場した。14.6秒残したところで彼の決めたフェーダウェイ・ジャンパーでユナイテッド・センターの観客の声援は大爆発、ベンチもそれを楽しんでいた。

トム・ティボドー監督は「攻守共に良い試合の始めかたをすることができた。ボールもよく回せていたので良いリズムに乗れた。カルロスが素晴らしい活躍で、ベンチ選手が良い起爆剤になってくれた。」

デトロイトは第1Q終了時に9-0のランで21-21のタイスコアに持ち込んだが、その後ブルズも9-0のランでお返しをした。ピンストンズのジョーナス・ジェレブコがオープンにしてしまったカイル・コーバー選手が3ポインターを決めてランを締めくくった。

アトランタでの敗戦で自分たちのディフェンスに不満だったシカゴは、第2Q開始から5:52の間無得点に封じた。そのQでピストンズは最初の8ショット全てミスをした。

前半ブルズは最高で11点差つけていたが、もっと開くことができたはずだった。26.9秒残ったところでブリュワーが簡単なリバウンドからのプットバックをミスし、プリンスがレイアップを決めシカゴのリードを43-34と縮めて前半を終了した。

ピストンズはガードのロドニー・スタッキー(鼠径部痛)とフォワードのチャーリー・ビラヌエバ(右足首痛)を怪我で欠いた。スタッキーとビラヌエバは3試合連続欠場で、その日その日の判断とされている。

フランク監督は「全チームとも沢山試合があり、それが現実だ」と、NBAの長いロックアウトにより生じた詰め込まれたスケジュールについて語った。「選手が怪我をしている最大の理由がそれだ。短い期間で以前のようなトレーニング練習の無い状態で沢山試合がある。NFLでもそれが起きて、今それがNBAでも起きている。ただそれが現実だ。」

シカゴもCJワトソンが左肘の張り、元ピストンズのスター選手だったリップ・ハミルトンが左鼠径部痛でそれぞれ欠場した。ブルズのこのオフシーズン最大の補強だったハミルトン(201cm)はここ6試合で1試合(水曜日に行われたピストンズでのアウェー戦 99-83で勝利)しかプレイしていない。

Game Notes

  • 前試合を欠場したピストンズのフォワード、オースティン・デイがこの試合で復帰。
  • シカゴは連戦の初戦では今シーズン5-0。
  • 最後にブルズが12日間で9試合プレイしたの1972年の1月26日から2月6日の間。その時は6-3で終えた。
  • ピストンズが最後にシカゴ勝利したのは2008年12月23日にデトロイトで行われた95-87の試合。デトロイトはシカゴのホームであるユナイテッド・センターでも11連敗中。

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