いやあ、なんか凄い試合でした。第2Qでホークスがわずか5得点でハーフタイム時の得点が46-20という誰もが二度見するようなスコア。ツイッター上でも「え、何があったの??」状態のつぶやきが多く見られました。
ブルズのディフェンスが良かったというのもあるのですが(13ブロック!)、どちらかというとホークスがターンオーバーを連発しシュートを外しまくって自滅したっていう印象がありました。どちらにせよ最近点とられすぎだったり、こないだのサンズ戦の大失態もあったのでよくぞやってくれたっていう気持ちでいっぱいです。前回のホークス戦のリベンジにもなりましたね。
最近アトランタは苦戦していたのでいけるかな、とは思っていたのですがここまでいくとは思ってもいませんでした。しかも第2Qホークスが全く得点できていないなか、ブルズもシュートを多く外していたのでもっとリードが開いていた可能性もあります。そんな中またもやブーザーが頑張っていました。すっかり頼れるビッグマンになりましたね。この日もダブルダブルで地味にダブルダブル数では東カンファレンス1位!
この圧倒的なスコアのなか、あまりエキサイトできるようなプレイがなく観客はあまり乗っていなかったのですが、後半タージ・ギブソンがこの強烈なダンク!一気に盛り上がりました。他には第4Q終盤に新加入のデイクワン・クックが2本スリーを決めブルズとして初得点を記録しました。
次はアウェイでのラプターズ戦です。この勢いのまま乗り込んでもらいましょう!
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Atlanta Hawks (21-16) | 15 | 5 | 17 | 21 | 58 |
Chicago Bulls (21-15) | 26 | 22 | 23 | 26 | 97 |
Game Stats |
CHICAGO – 午前中の練習でトム・シボドー監督の雷が落ちた。そしてその効果はてきめんだったようだ。
カルロス・ブーザーが20得点13リバウンド、ルオル・デンが18得点しシカゴ・ブルズはアトランタを前半チーム史上最低となるわずか20得点に押さえ、ホークスに97-58で圧勝した。
ジョアキム・ノア「今朝ティブス(シボドーの愛称)がシュート練習の時に怒鳴りまくっていたんだ。朝早くに起きてティブスにずっとずっとずっと怒鳴られていたんだ。これは2度起こらせちゃいけないことだなって思ったよ。この試合の準備はできていた。正しい考え方で試合に挑め、勢いあるプレイでリバウンドもよく出来た。全員ステップアップして貢献することが出来た。」
アトランタは控えのマイク・スコットが10得点下以外は、先発メンバー含め誰も二桁得点しなかった。ジョシュ・スミスとカイル・コーバーがそれぞれ9得点。
残り7.9秒でジェフ・ティーグがレイアップを決めなんとかチーム史上最低得点記録の更新は免れた。
アトランタはアウェイで5連敗となり、ここ7試合で6敗目を喫した。
ラリー・ドリュー監督「これはとてもとても恥ずかしい結果だ。一時期のチームの状態から今の状態を見ると、攻守共にチームとしてのセンスを全て失ってしまったようだ。そして何でそうなってしまったのかはっきり理解できない。」
ブルズは第2Qにホークスをわずか5得点に抑えハーフタイムを48-20で迎えた。第1Q残り2:54でイヴァン・ジョンソンが得点を決めてから、第2Qのこり5:15でアル・ホーフォードがゴール下から得点するまでアトランタは得点することが出来なかった。その間ホークスは17本連続でシュートを外し14-0と得点で下回った。
第2Qは21本中2本のシュートしか決まらなかった。スミスがフリースロー1本とジャンプシュートを1本決めた。ホークスは前半39本中8本のシュートしか入らずシュート率20.5%。前半ジョシュ・スミスは10本中3本、ホーフォードは8本中2本のみに終わった。
ドリュー監督「非常に気掛かりなのは努力面だ。毎試合もっと努力するんだなんて言わなくても良いはずだ。努力することで給料もらっているんだ、そんなものは毎試合自発的にやることだ。ケミストリーがよくないのかもしれない。とにかくまたエンジンがかかるよう何とかしなければならない。とりあえず今は心電図が水平になった状態だ。フィジカルな問題ではなくメンタルの問題だ。なんとかこのチームを蘇生させる方法を見つけなければ。」
前半ブーザーが14得点、デンが8得点しハーフタイムのリードを作った。ノアは前半だけで12リバウンド、試合を通して9得点16リバウンド獲得した。
ブルズは昨年3月19日の対オーランド戦で記録したチーム史上最低失点の記録を更新。アトランタの前半20得点もシカゴにとってハーフでの最低失点記録となった。それまでの記録は1999年ニックスの22得点だった。その試合でもブルズはニューヨークを第2Q5得点に抑えている。
シボドー監督「うちは決まったスタイルでプレイしないといけない。試合が始まってからジョアキムとカルロスがその方向づけをうまくやってくれた。」
ホークスのこれまでのチーム最低記録は1994年ミネソタ戦で1クォーターで6得点と過去に3度記録(直近では2011のニューオリンズ戦)しているハーフで25得点だった。
ノアはチームのディフェンスに驚きを見せなかった。
ノア「別にショックではなかったよ。むしろ第3Q最初の5、6分の準備をしろって考えていたね。今シーズン25,6点差つけなあがら負けることがあった。だからどんなリードでも充分とは感じていない。」
第3Qには試合が荒れ始めた。ハミルトンがデヴィン・ハリスへのオフェンスファウルを取られた直後、ハリスはレイアップを決めようとしていたハインリックを力強く押し床に叩き付けた。すぐさま立ち上がりハリスに向かったハインリックをチームメートがなだめる結果に。ハリスはフレイグラント1を取られた。その他にもティーグとスミスがそれぞれ別のシーンでテクニカルを取られた。
スミス「全く得点を決めることが出来ず、ゴールに攻めてもファウルを取ってもらえてなかったんだ。ああいった困難に立ち向かう時はもっと頑張らないといけないってことなのかね。」
タージ・ギブソンは5ブロックを記録し、試合残り7:13でアンソニー・トリバーの上から力強いワンハンド・ダンクを決め観客を湧かせた。
Game Notes
- ブルズは最大44点リードした。
- 前回の両チームの対戦ではホークスが92-75と勝利している。
- ホークスのガード、アンソニー・モローは背中下部の怪我で欠場した。