久々に連敗、そして後味の悪い試合となってしまいました。納得のいかないプレイやコールにイライラがマックスに達したノアが冷静さを失い第3Qにテクニカルを2度取られ退場。その後一時7点差まで詰め寄りましたが一度崩れたチームの体勢を整える事ができず結果的に惨敗となってしまいました。
カズンズにプレイでもメンタル面でも良い様にやられる形になってしまいましたね。先日のアンソニー・デイビスに続きまたもやインサイドを攻め立てられてしまいました。カズンズは審判の見ていない所での肘打ちやチープショット、そして自分がやられたかのように見せるフロップが非常に多くブルズの選手達は明らかに苛ついていました。去年はダンリービーの後頭部にエルボーして退場していたりと、元々関係性もよくありませんでした。それが完全に裏目に出てしまいましたね。残念。
しかしそれはそれ。この試合はとにかくシュートが全く入りませんでした。FG28.2%、スリー20%、FT64.7%と何も入らない状態でわずか70得点。先日のペリカンズ戦から続いているフリースローの入らないのがとても気になりますね。シュートが入らない時はフリースローを稼いでなんとかリズムを作りたいものなのですが、それすらも上手くいかない試合でした。
カークとオーガスティンの両PGがあわせて19本中3本しかシュートが入らず10得点に終わったのも痛かったですね。どのポジションからもゲームを作る事ができませんでした。そしてノアの退場がそれに拍車をかけてしまった。
この日の朝の練習でメディアに自分の第4Qでのプレイタイムについて不満を述べたブーザーは35分の出場で8得点9リバウンド。シュートも15本中わずか4本とここ数試合あまり良いプレイができていません。ふくらはぎの怪我の影響もまだあるのだと思います。昨シーズンは彼が好調な時はチームも明らかに好調だったので、プレイの質をそろそろあげてもらいたいです。ブーザーの不満に対するシボドーの反論はツイッターにほうにまとめてつぶやきましたので、そちらをどうぞ。ザ・正論って感じでした。
12月半ば以来の連敗でまた5割を下回ってしまいました。しかし周りは待ってくれません、次戦は明日すぐまたサンズとの試合があります。シーズンワーストの内の一つに入るであろう試合をやったばかりなので、こんなもんじゃないと見せてもらいたいです。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Chicago Bulls (23-24) | 12 | 21 | 24 | 13 | 70 |
Sacramento Kings (16-32) | 24 | 20 | 27 | 28 | 99 |
Game Stats |
以下AP記事翻訳
カズンズは25得点16リバウンドの活躍でサクラメントはシカゴ・ブルズに99-70と勝利し連敗を7で止めた。
キングスの得点とリバウンドリーダーであるカズンズは足首の捻挫で6試合連続で欠場していた。序盤から積極的に攻め第1Qに11得点7リバウンドしキングスは24-12とリード。その後逆転されることは一度もなかった。
カズンズ「正直に言うと今日はプレイすべきでは無かったんだ。でも俺は怪我でずるずると欠場が続いてしまうようなタイプじゃない。だから痛みを我慢しながらプレイ出来るレベルまで戻ったら、プレイする準備は出来ていたんだ。」
カズンズは15本中8本のシュート、15本中9本のフリースローを決めた。34分近い出場で4アシスト1ブロックも記録した。
感情的なカズンズはフィジカルなプレイで知られており、ハッスルスタイルでNBA屈指の守備的チームであるブルズ相手にはそれが必要だった。
しかしこの日はキングスの方がよりエネルギーのあるチームだった。リバウンドでシカゴを53-30と圧倒し、終止相手のシュートに対して詰めていた。ブルズはシュート率わずか28.2%で、1985-86シーズンにチームがサクラメントが移籍して以来最も低い被シュート率となった。
ルディー・ゲイ「相手のようなとてもフィジカルで守備的なチームに勝てたという事実が、我々が今日どういうプレイ出来たかを物語っている。相手に揺さぶられることなく、ほぼ冷静さを保つ事ができた。」
しかしシカゴのオールスターセンター、ジョアキム・ノアはそうでは無かった。第3Qにわずか3分間で2度テクニカル・ファウルを取られ退場し4得点4リバウンドに終わった。残り7:40でノアがカズンズに対してファウルを取られた時点で2度目のテクニカルを取られた。
退場を告げられたノアはコートを去りながら審判達に侮辱する言葉を浴びせ続けた。
ノア「あんな態度を取るべきではなかった。3人の審判にはとても申し訳ないと思っている、謝罪する。彼らは彼らの仕事をするためにコートにいるんだ。あんな事絶対に言ってはいけない事だった。彼らが俺の謝罪を受け入れてくれてお互い前に進める事を望むよ。」
苛ついていたブルズはジミー・バトラーが17得点。2連敗を喫しここ4試合で3敗目。トニー・スネルとタージ・ギブソンがそれぞれ11得点した。シカゴは第4Qを28-13と圧倒され、今シーズンのキングスの対戦相手としては最も低い得点数となった。
ブルズは12月31日にニューオリンズに敗戦してから11勝5敗と好調だった。12月中旬以来の連敗となった。
トム・シボドーHC「我々のプレイが酷かった。審判のせいにはしないよ。このリーグの特徴の一つなんだが、物事が変わって行くスピードはとても速い。良いところから悪いところに行くのはとても速いし、同様に悪いところから良い所にいくのだって速い。今はこの状況を速く変え、脱さないといけない。」
シカゴは2月9日のレイカーズ戦まで続くアウェイ6連戦の3試合目だった。
アイザイア・トーマスが19得点したキングスは、第4Q開始4分でリードを20点差まで広げた。ゲイは14得点し、ジマー・フレデットは自身の11得点を全て第4Qで獲得した。
フレデットは5本全てのシュートを決め4アシスト2スティールを記録した。
フレデット「コーチは起爆剤を欲していて、いつでも行ける準備をしていないといけない。最初カズンズに何本かアシストを決める事ができた。そこからはシュートも入り始めたから積極的にいくようにし続けたんだ。」
ブルズのフォワード、カルロス・ブーザーはこの日の朝にシボドーHCが第4Qにブーザーではなくギブソンを起用する事が多い事に不満を漏らしていた。この日は第4Qに7分を含む35分出場し8得点9リバウンドに終わった。
カズンズはゴール周りで圧倒的なプレイを見せ、第3Qに12得点しサクラメントが71-57とリードする要因となっった。フィジカルなプレイは続き同Q中に3本のテクニカルが取られ、ほとんどのファウル後両サイドから苦情が出続けた。
マイケル・マローンHC「10日間休んでいただけにデマーカスから何が得られるかは未知数だった。25得点17リバウンドしてくれた。彼が戻って来て良かったよ。彼がいると全然違うチームになる。」
Game Notes
- クインシー・エイシーが第1Q終了間際にスリーを決め、キングスのメンバーとしては27試合目にして初めてスリーを決めた。エリシーはシーズン中にトロントからトレードで加入し、ラプターズでは2本スリーを決めていた。
- カズンズは第3Qに今シーズン12個目のテクニカルファウルをとられた。
- ブルズは34本中22本しかフリースローが決まらなかった(64.7%)。
残念ながら久しぶりの連敗です。
チームのオフェンスが上手く行っていなかったフラストレーションと、自分のプレイに対するコールへのフラストレーションが爆発しちゃいましたね。
一つ目のフレグラント前のプレイは遠目で分かりづらかったのですが、二つ目のルーズボールファウルに関してはちょっと裁定が厳しかったですね。あれでファウル取られるのは苦しい。
相手への危険なプレイではないので、出場停止処分は下っていないと思いたいです。
明日はPHX戦ですか。
連戦で走りあいやらされるのは嫌ですね。ブレッドソーがいないので、まだマシでしょうが。
何にせよ、そろそろオフェンス立て直してくれー。
蛍石さん、コメントありがとうございます。
ノアの取った行動は庇うべきことではありませんが、コールは酷かったですね。2つ目はただのボックスアウトでしたからね。あれでファウルとか何もできません。
コートを去る時にF*ck Youを連呼していたので、それに対する罰金は確実にあると思います。出場停止までいかないといいのですが。。
今日は今シーズンワーストと言っていい内容でしたね。
ノアの退場は痛かった…もう少し冷静でいてほしかったですが、ノアの気持ちはよくわかります。今日の判定もそうですが、今のチーム状況に関しても苛立ちがあったりしてるかのかもしれないですね。
内容はよくない、試合にも勝てない、そんな中、ブーザーが不満をブチまけたり…なんかチームの和が乱れなきゃいいんですが…
ブーザーに関しては、確かにシボドーが言う通りだと思います。
結果が出てないなら仕方ない事です。今日だって、タージの方がいい動きしてたと思いますし、少しブーザーには失望しました。
とにかく、明日は勝ってもらいたいです。
hide-miさん、コメントありがとうございます。
ノアの退場の影響もあるのですが、全体的に守備に対する意識がかなり甘かったように感じました。いつもならもっと詰めているようなところをできていなかったりと、今のブルズの代名詞である気迫みたいなものが欠けていましたね。
2QからTVを点けて点差を見ておや?と思ったのですが、いつものオフェンストラブルだろう、一度立て直したら大丈夫だろうと思って観てました。その後すぐにタージ、スネル、ジミーのディフェンスチームが堅守を披露してみるみるうちに点差が縮まっていって、珍しくモハメドもモチベーションが高いように見えたし、安心して一旦その場から離れて、3Qの途中に帰ってきたら「なんだこりゃ?」
ノアの退場を場面のリプライで知ったのですが、ありゃひどいコールですね。
たしかカズンズって高校時代から公私共にトラブルメーカーで有名な奴ですよね。私も大嫌いです。
デリック・ウィリアムズのダンク失敗も、あくまで私見ですがプロとしてのパフォーマンスというよりも下品な動機を感じていらっときました。この二人が在籍するチームをマネイジするのは大変だろうな、と。
この鬱憤は次当たる時に晴らしてくれればそれでいいのですが、ブーザーの発言のほうがより気になりますよね。やっぱり4Qも出たかったんだ。自分のディフェンス能力の低さを受け入れてたのかと思っていました。でも声を上げるのが遅すぎるし(昨シーズンから同様の扱い)、しかもタイミングも悪いし(ここ数ゲームのスタッツはひどい)。ゲームに長く出たいのならそれだけのメリットがあることを監督に知らしめないと。ノアもタージも十二分に知らしめた結果としての現在なので。
ディフェンスってスピードとか読みとか経験とか、体の大きさとかジャンプ力とか当然大事なんですけど、その根幹に「気合」が絶対に不可欠だと思うんですよね。極端に言えば、気合だけでも相当のレベルにいけると信じてます。絶対止めるという気迫によって、もう半歩、あと0.5秒早く、あと数センチ上に届くし、それに相手プレイヤーも気圧される。それをブーザーに感じない。2QにACYが3Pをブーザーの上から決めました。ディフェンダーがブーザーじゃなかったら決まらなかったかもなってつい思っちゃいました。実際調べてみたらAcyという選手は1シーズンに3Pを1本決めるかどうかくらいのレベル。ブーザーのDに偏見を持っているのは認識しています。過小評価をしているのかもしれません。でもそう感じているのは私だけじゃないはず。彼のオフェンス能力は好きなんです。ステップとか空間の使い方が独特だし、とにかく放物線が美しい。出来れば今後もブルズで頑張って欲しいと思っている、それだけに…。
MJ32さん、コメントありがとうございます。
ノアが退場した時のコールは酷かったです。あんなのただのボックスアウトですからね。他にもえ?っていうコールが多くて全体的に見ている側までイライラする試合でしたね。
デリック・ウィリアムズが調子乗ってたやつもイラっとしましたね。カークとタージも切れてベンチで立ち上がって何か叫んでいましたからね。
終盤のプレイタイムはタージとノアがここ数シーズンでオフェンス力を格段に上げているからなんだって事をブーザーは理解してほしいですね。してるのかもしれませんが。自分もディフェンスへの意識を2人がオフェンスを上げたように上げて行けばもっと起用してもらえる機会も増えるはずなんですけどね。
ショットスランプも落ちるところまで落ちてしまいましたね^^;
しかし、そんな中でジミーが17点してるのは良いことですね。
FGは相変わらずですが、やっぱりジミーはFTが取れるのが強みですよね。
こういう試合でもFTで8/10を稼いでいるので、どんどんこういうプレーを増やしてほしいです。
スティールも3個してますし。
ブーザーはローズ怪我、デンさん放出で来年もいる可能性がかなり低くなりましたから、
モチベーション維持が難しいのかもしれないですね。
去年は終盤でもオフェンスはブーザー、ディフェンスはタージと使い分けていましたが、
タージのオフェンス力向上で今年はオフェンスでもタージ使ってますからね。
チームケミストリーに悪影響が出ないか心配です。
Rockさん、コメントありがとうございます。
ジミーはまたフリースローを稼いでいけるプレイスタイルが戻りましたね。スランプ中はそれすら出来ていなかったので、だいぶ試合勘が戻って来たようで良かったです。
ブーザーの件は結局シボドーが正論すぎた&サンズ戦で悪影響も感じなかったので大丈夫そうですね。やはりシボドーは選手のマネージメントが上手い。
うーむ。何とも言えない結果になりましノアの退場は痛かったし
我がブーザーもHCに不満を述べるなどチームケミストリーが崩れていますね
やはりベテランのリーダーの必要性が出てきましたね。
今の状況を打破できるベテランが果たしてだれなのか?皆さんぜひコメントいただければと
思います。
ブーザー大好きさん、コメントありがとうございます。
ベテランリーダーはノアやカークで充分あると思うんですよね。
ケミストリーを乱しているのはメディアだと思います。ネタ欲しさにわざわざそういう質問をして発言させているのがよくわかります。ブーザーがそれに釣られたのが今回の原因かと。フォーマンGMもそういう事は内部に留めろって怒っていました。
現にカークもオーガスティンにプレイタイム奪われているけどどう思うか問われているのでが、「問題ないよ」で終わっていました。
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