ポジション:センター|年齢:25|2011-12年棒:185.7万ドル
シーズン総評
昨年ルーキーとして前途有望なシーズンを送ったアシクにとって今年は一歩後退する形となった。ディフェンス面では相変わらず素晴らしいが、オフェンス面での成長が見られなかった。ポストでボールを受け取ることにてこずり、インパクトを残すことが出来なかった。ブルズは彼のディフェンスを高く評価し信頼されているが、オフェンス力の低さのせいでトム・シボドーHCは彼を期待していたほど使用することが出来なかった。
シーズン・ハイライト
アシクにとって今年のシーズンのハイライトとローライトは同じ試合で起こった。フィラデルフィア・76ersとの第6戦の最初の47:52がハイライトだろう。足首を捻挫したジョアキム・ノアの代わりに先発したアシクは、39分間出場し10得点9リバウンドの活躍。試合終盤では疲れきっているようにも見えたが、全身全霊のプレイを見せた。
シーズン・ローライト
今シーズン度々貢献することが出来ない試合があったが、第6戦最後の8秒に関して彼はこの夏中うなされることとなるだろう。リードの3点に広げるチャンスのフリースローを両方外してしまい、その後リバウンドしたアンドレ・イグダラが速攻をしかけ残り2.2秒でアシクがファウル。イグダラは2本フリースローを決め、試合とブルズのシーズン共に終わらせた。
ノート
ブルズはアシクがまだまだ成長すると信じている。練習ではコーチがつきっきりでポストでのボールの受け取り方などを叩き込んでいる。まだ練習での成果をうまく試合に反映できていない状態だ。アシクはブルズ選手の中でもディフェンス力が非常に高いほうだが、オフェンス力を更につけないとコンスタントな起用は難しい。アシクは耐久力があるのはブルズにとって良いニュースだ。今シーズンは全試合に出場した。
発言
ノア「オマーは素晴らしいゲームを展開したよ。彼はもの凄く努力家であり、俺のチームメートだ。どのチームメートでも落ち込んでいるのは見たくないよ。誰かがつらいときは全員つらい。うちは全員で勝って全員で負けるんだ。全員だ。」
第6戦後のノアの発言より
これから
アシクの契約はこのオフシーズンのブルズの課題の1つだ。彼との契約延長のためにブルズはいくらまで出す気があるかが鍵となる。制限付きFAであるため、他のチームの提示した金額に対してブルズはマッチする権利を持っている。アシクとは再契約したい所だが、どこまで払えるだろうか?あまりにも高すぎて、ブルズがluxury tax(ぜいたく税)を払いたくないと判断した場合は再契約しない可能性もある。しかしそうなった場合は、センターが実質ノア1人になってしまうため、それもあまり得策ではない。
最終評価
レギュラー・シーズン:C-|プレイオフ:C-
元記事:Bulls player recap: Omer Asik|By Nick Friedell
記者のNickさんはずいぶん否定的ですが、
個人的にはブルズの中でギブソンと共に大好きな選手です。
シーズン中はセットで出てることが多かったので勝手にオマー・ギブソンと命名して応援していました。
あと再契約の件ですが、彼の場合少し特殊な契約状況で、
どのチームもMLE(Mid Level Exception)である500万ドルまでしか提示できません。
それくらいであれば、ブルズは喜んでマッチすると思っています。
唯一足枷になる可能性のある契約タイプは
複数年提示で最初は500万ドルでも後半どんどんあがっていくタイプです。
それでも契約する価値のある選手だと自分は思っていますが。
とにかく今後が楽しみな選手です。
ビッグマンは成長に時間がかかるのでじっくり見守りたいです!