見事な勝利でした!今シーズンは終盤接戦で落としてしまう試合が目立つのですが、この日はしっかりと最後まで安定したプレイで終盤逆にリードを作り勝ちきりました。昨晩のクリッパーズ戦が遅くに終わり、そこからの移動でこの日フィラデルフィア入りしたのは深夜を回ってからだったので疲労を心配しましたが、全く問題ありませんでした。
むしろクリッパーズ戦で不調だったデンとノアは見事に復調し2人の活躍で見事な勝利に導いてくれました。特にノアは昨年のプレイオフでこのアリーナで捻挫をした際に観客が歓喜し声援を送った事を根に持っていたようで、シュートを決めては観客を煽るなど、ヒール役を買って出ていたのが印象的でした。この2人の活躍はもちろん、この日終盤バトラー、ギブソン、ティーグ等ベンチ陣が奮闘してくれたのも大きかったです。
しかし最近カークが怪我をしては出場し、また違う場所を怪我し…という去年のハミルトンのようなパターンになってきているのが心配ですね。賛否別れるようですが、個人的にやはりカークがいるのといないのではプレイのレベルが全然違うと感じているので、なるべくベンチ入り出来る状態を維持して欲しいところです。その代わり彼の欠場でプレイタイムを得たルーキーのティーグは今日良いプレイを見せてくれました。第4Qはネイトではなく出場していたのはティーグでした。6得点4アシスト2スティールとどれもキャリハイを記録していました。与えられた少ない時間をかなり有効に使っているので、成長が楽しみな選手です。
次はまたアウェイ戦で今年からブルックリンにホームを移したネッツとの試合です。その後もメンフィス、ボストン、ニューヨークと強敵が続くので1戦1戦確実に挑んでいって欲しいですね。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
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Chicago Bulls (12-9) | 21 | 20 | 28 | 27 | 96 |
Philadelphia 76ers (12-10) | 24 | 20 | 22 | 23 | 89 |
Game Stats |
以下Associated Press記事翻訳
PHILADELPHIA – シカゴ・ブルズは怪我で複数の選手欠いているだけでなく、昨晩遅くに行われたロスアンジェルス・クリッパーズ戦からの疲労も残っていた。
しかしブルズのプレイからは疲れを感じる事はなかった。
ジョアキム・ノアが21得点、ルオル・デンが19得点12リバウンドし、ブルズはフィラデルフィア・76ersに96-89で勝利しこれでアウェイ戦4連勝。
ノア「今年はずっと戦い続けているが、いくつか取りこぼしてしまった試合がある。しかしまだまだシーズンは長い、こういうプレイを続けて行かないといけない。連戦は気を抜くととてもタフだ。でもうちは今日必死にプレイし全員が貢献した。それが必要なんだ。今日はとても快活なプレイができたと思う。ゴールを積極的に攻め、リバウンドも必死にくらいつきにいった。」
ホームでの敗戦後すぐにフィラデルフィアに移動したブルズは、休日を送ったシクサーズよりも元気なプレイを見せた。
マルコ・ベリネリが16得点、カーク・ハインリックの代わりに先発したネイト・ロビンソンは14得点した。ハインリックはクリッパーズ戦で左膝を痛めその日判断とされている。
トム・シボドー監督「NBAでは目の前にきたものをとにかく戦わなければならない。連戦なんて関係ない。プレイするための準備はこのリーグではとても大きな武器となる。今夜はそれを見せることが出来た。うちはタフだった。」
フィラデルフィアはジュルー・ホリデーが26得点、エヴァン・ターナーが16得点、サデウス・ヤングが13得点した。控えのスペンサー・ホーズも10得点10リバウンドと貢献、ニック・ヤングも10得点した。
ゲーム終盤、足が重いように見えたのはシクサーズのほうだった。
ダグ・コリンズ監督「疲労は敗因の1つだと感じた。」
試合終了まで残り5:20でホリデーがジャンプシュートを決めフィラデルフィアは80-79とリードを奪った。
しかしブルズはそこから7-0のランで86-80とリードを奪い返した。
ジェイソン・リチャードソンがスリーを決めシクサーズは3点差に戻したが、デンがすぐさま力強いドライブからのレイアップで反撃しリードを5点に広げた。
デンはクリッパーズ戦で今シーズン自身のワーストゲームと言っていいパフォーマンスだったが、この試合で早くも立ち直りブルズをアウェイでの貴重な勝利に導いた。
デン「連戦っていうのは時には気持ちのいいものだし、時には全くそうでない時がある。今夜は立ち直る準備が出来ていた。」
シクサーズは3本のスリーと3本のフリースローを全て外しながらもハーフタイムを44-41のリードで迎えた。フィラデルフィアは前半46%のシュート率で、試合全体で45%だった。
サデウス・ヤング「とにかくプレイを実行し続けて、試合序盤からのっていかないと駄目だ。それが出来ればうちは問題ない。」
Game Notes
- 第2Q残り5:41、カルロス・ブーザーがテクニカル・ファウルを取られた。
- シクサーズのガード、ロイヤル・アイビーは連鎖球菌性咽頭炎で欠場、フォワードのデイミエン・ウィリキンズは右ふくらはぎの張りで欠場した。
- 俳優のマーロン・ウェイアンズが観戦していた。