今オフはフォアマンにとって課題と実際に動ける要素が多いのでとてもアクティブなものになりそうです。全ての動き方を決めるであろうブーザーの去就を筆頭に、オーガスティンやカークを残留させるかどうか、16位と19位の指名権をどう使うかもしくはトレードするのか、数々のシボドーの噂はどうなるのか、メロを獲りに行くのか、ラブをトレードで獲得出来るのか、等々さまざまな噂と憶測が立ちまくっています。それだけブルズが今オフのプレイヤーになり得るという事の現れなのでしょう。
今季はいつになくフロントの動きが多いシーズンとなりました。まずはやはりデンさんのトレード。ルーキーの頃から長年彼を見て来たファンにとって、彼がチームを去らないといけない事をとても辛い現実でした。現地記者や専門家の間ではチームの将来的な事を考えると賢い選択だったという考え方にシフトしているようですが、やはり寂しいという気持ちが強いファンは多いでしょう。
しかしDJの獲得はチームの運命に大きく影響しました。ラプターズを放出され、多くの人達に終わった選手と思われていたなか、ブルズに拾われてからシボドーのシステムに抜群なフィットを見せ救世主となりました。他にもラグジュアリーライン超え不可避と思われていた中マーフィーのトレードでうまく下回ったり、ヒューストンを放出されたグレッグ・スミスを来季分も合わせて格安で獲得したりと良い動きもありました。
シボドーの数々の噂に関しては昨日のシボドー総評で書いた通りだと思います。いちいち噂に反応しませんよと。
メロに関してはなんどかつぶやいたりコメント欄に書いたりしていますが、彼が沢山お金を妥協して安めで来てくれるならまだ納得しますが、獲得するためにそれ以外のロスターをスカスカにするのはあまり賛成できません。タージとかもってのほか。僕が多分タージのトレードで唯一かろうじて5千歩譲って納得するのがラブなんですが、ラブは別にトレードを要求している訳ではないのでミネソタはトレードする前に強くなる事を考えると思います。
昨季までアルドリッジのトレードの噂は絶えませんでしたが、今季の躍進で一気になくなりました。ミネソタもまずはそこを目指すと思います。ドラフト前にラブをトレードする事は無いとも名言しています(名言といってもそれが守られないのもこのリーグなんですが)。ブーザー+ミロティッチ+指名権2つとかでも獲れたら大したもんだと思いますが、今のところあまり現実的ではないのかなーとぼんやり思っています。
まあ何が起きるか全く想像できないのもオフシーズンの楽しみ方の1つなので、自分の予想なんて鼻くそ程度に思って見守りたいと思います。どちらにせよ今オフのブルズの動向はリーグ全体が注目するものになると思いますので、フォアマンには全力でブルズを良くしていってもらいたいです。
※以下ESPN記事翻訳です。僕の意見ではありません。
デリック・ローズが今年もシーズン絶望となる膝の怪我を負う事は誰もわからなかったが、フォアマンはD.J.オーガスティンと契約しオフェンスに空いた穴をうまく埋める事ができた。ローズ離脱により今シーズン優勝の可能性が途絶えた後に、ルオル・デンをトレードに出すという賢い選択もした。
シーズン・ハイライト
オーガスティンの契約。小柄のポイントガードは12月にトロント・ラプターズのウェイバーから拾われ、チームメイトやコーチ陣からシーズンの救世主と呼ばれる活躍を見せブルズのプレイオフ進出に大きく貢献した。
シーズン・ローライト
プレイオフ。トム・シボドーに最初のヘッドコーチとしての仕事を与えたのはフォアマンとジョン・パクソンVPだが、デンのトレード以降にフロントが作り上げたロスターにシボドーは最後まで全幅の信頼を寄せる事は無かった。ブルズはプレイオフ終盤にはガス欠で、ワシントン・ウィザーズというより強いチーム相手に敗退した。
最終評価:B
一言メモ
ここ数週間の間、フォアマンとシボドーの関係性がどういう物なのかが注目される。最近シボドーの名前は多くのチームのコーチ候補として上がっている。フォアマンとシボドーどちらも彼のシカゴでの将来について公に名言していない事が、シボドーを指示する多くのファンの間で苛立ちを生み始めているのも確かだ。
コメント
シーズン後のフォアマン、FA市場で成功する事ができるかについて
ファオマン「どちらの方向に行くかはわからない。我々に柔軟性があるといっても、それは多くの他の要素の行方が関わってくる。今の時点では、大きなキャップスペースも柔軟性もある訳ではないが、そうなるように選択する事も出来る。色々な動きを見せる可能性がある。当然今夏は我々にとってとてもアクティブな物になるだろう。」
これから
シボドーとのドラマに加えて、フォアマンはローズからプレッシャーを除く為にもう1人得点力のある選手を獲得する必要がある。多くのファンはニューヨーク・ニックスのスター選手カーメロ・アンソニーか、ミネソタ・ティンバーウルヴスのケヴィン・ラブをトレードを獲得する事を期待している。ブルズがどちらも獲得出来なかった場合は、フォアマンは恐らくニコラ・ミロティッチがスペインからブルズに来るよう説得に動くだろう。何が起きようと、ブルズが優勝するためにフォアマンが正しい選択をする事に全注目が浴びせられる。
元記事:Bulls reviews: Gar Forman|By Nick Friedell
関連記事
ラブにしろメロにしろ、獲得するだけの駒がないですよねBULLSには。ノアやタージ、元気なローズがいて出せるなら取れるかもしれませんけど。
怪我がちなエースがいるチームに果たしてくるかどうか・・・
スカラブリ煮さん、コメントありがとうございます。
とろうと思えばとれるのかもしれませんが代償がでかそうですね。ビッグネームがあったほうが話題にしやすいのでしばらくは噂がつづくでしょうね。
ビジネスライクなきらいはありますけど、まともなGMさんですかね。
今季の現場勢の頑張りで「プレイしたい球団」ではあり続けてると
思うので、良い流れにはなってるかなと感じています。うんうん。
現場も知りつつガーと対話もできるパクソンの存在も大きいですね。
とにかくブーザー絡みでは、ほんの少しでも+にしてほしいです、ぼそっ。
たけ1979さん、コメントありがとうございます。
パクソンの存在は確かに大きいと思いますね。ブルズの一時代を築いた選手の1人であるパクソンが身近にいて現場の状況を把握してくれるというのは選手にとってもフロント陣にとっても良い影響を与えるものだと思いいます。デンさんトレードの記者会見でもやはり感傷的な一面を覗かせていました。
ブーザーが1つの引き金になると思うので、どうなるかもうそわそわします。
アメリカン・スポーツのドラフトや補強の際に感じる事なんだけれど
現場の、HCの意向ってどの位考慮されるんでしょうね。
ヨーロピアン・スポーツの場合、特にサッカーなんかは監督のリクエストに沿って
行われる事が多いですよね。 フロント主導で現場との意見が合わないとマスコミから
やれ確執だ、やれ不仲だと恰好の餌食にされてしまうケースが多い様に思います。
NFLペイトリオッツのHCベリチックなんかは彼主導で行われるらしいけれど稀なケース
の様に感じます。
例え噂でもシボドーとフロントの確執なんてのが出てくるとファンとしては一抹の不安が
過るものです。 因みに自分はカーメロ獲得には懐疑的です。 大きな代償を支払って
獲得するより今迄積み重ねて来たチームワークをベースにチーム作りをして欲しいと
願っています。 まだPO中にも関わらずドラフトが気になって仕方ないです。
T-コッチさん、コメントありがとうございます。
やっぱりフロントとHCの性格と相性次第な感じはしますね。後はキャリアもやはり影響すると思います。スパーズなんかは確実にポポヴィッチの影響があると思いますし。ただポポヴィッチの場合は最初にGMとしてスパーズに来ていてその後自らをコーチにした後も兼任していたのですが、2002年に現在のビュフォードにその座を譲っています。それでもやはりポポヴィッチの影響は確実にあると思うので、そこはやはり良い関係性があるからなのだと思います。
スパーズはだいぶ特例な感じもしますが、良い関係性を築く事はやはり大事ですよね。ブルズは割とシボドーが活かせそうな選手を連れてくるの上手いなーとは思っています。
積み重ねてもローズが怪我ばかりで結果として前進できてないのが痛いところ。
スネルみたいな選手ばっかり獲得しても中途半端なんですよね。外れにはならないんでしょうけど。
グレッグスミスは地味にいい動きだったと思います-,苦労人でがんばるタイプなんで合ってるしノアの休憩時間を稼げると思います-・∀・
(‘-‘*)さん、コメントありがとうございます。
グレッグスミスの動きを「お!」って思いましたねー。リハビリがうまくいっていい感じに来シーズン出場してもらえると良いですね。
デンのトレードがポジティヴに評価されているのは、あくまでもレギュラーシーズンが好結果で終わったからですよねえ。あのトレードがあったからこそノアの魂により一層火が点いたのかもしれないし…うーん難しい。一つ言えるのは、今でもデンは全然ウェルカムバックですよ、ということくらいですかね。
ブルズの巻き返し劇は、ティボドーのフロントへの反骨心を示す為だったとか?
MJ32さん、コメントありがとうございます。
そうですねー、チーム崩壊していたらそれこそどういう評価になっていたのか。まあ逆に負けが込んでタンクしたい人達万歳になっていた可能性もありますが。ブルズの躍進が始まった当時、タンクして欲しい派の海外ブログとかはMJ32さんのいう様にシボドーの反抗だっていう記事がよく出ていました。
デンさんはまたシカゴのユニフォームで見たいですね。
GMの評価をするなら今年のオフが終わってからですかね!
どの方向に舵を取るか楽しみです!
jtさん、コメントありがとうございます。
僕はシーズン終わったらもう次のシーズンという区分けをしています!
まあでもGMの評価って1シーズンで出来るものではないですよねw ここ数年の動きがどういう感じで来季につながっていくか楽しみです!
フォアマンGMは、サラリーキャップに柔軟性を持たせ、将来を見据えたチーム作りをしていると、感じております。
個人的には、ブーザーはアムネスティ、メロはサラリーを減額してくれるのであれば歓迎、というスタンスでいます、今オフは、ブルズ関連の動きが多そうなので例年になく盛り上がれそうです。
うどんさん、コメントありがとうございます。
これだけ大型契約選手がいるなかサラリーをガチガチにさせず柔軟性を持たせる事ができているのはやはり凄いと思います。その代償も当然あるのですが、まあそれはどこのチームも同じ条件なのでこの厳しいCBAの中でどこまで出来るかが勝負ですね。
シボドーは絶対だして欲しくないです>__<どちらにせよ、かなり気になります!!
個人的メロ好きなんでブルズでメロも見てみたい(^^)ラブもいいですね!ジミー、タージは絶対だして欲しくないですね>_<上手くいくことを願うだけです!
H-38さん、コメントありがとうございます。
シボドーは出して欲しくないですねー!いまメンフィス辺りも触手を伸ばしているようです。
メロやラブを筆頭に、今オフは色々と選択しずくしなのでフロントが良い判断をしてくれることを願います。
個人的には、今までのようにローズを中心としたチーム作りといった軸は動かさないでほしいです!ローズはシカゴにとってかけがえのない選手だと思うので!
メロは個人的に好きな選手ですが、ボールを独占させてこその選手でもあるので、今のシカゴにフィットは難しいと思います!
ブーザーを放出するべきだという意見がほとんどだと思いますが、長年ブルズの課題だったインサイドの得点力を解消してくれたブーザーの活躍無しに2011年の快進撃も無かったと思うので、放出されたとしても感謝の気持ちはあります!
ジョーダさん、コメントありがとうございます。
基本的な軸は変わらなそうですよね。まだローズのプレイがどれくらいか未知数な所もあるので、多少彼にオフボールのプレイをさせる事が増えたりとかはあるかもしれません。
ブーザーはもちろん、ブルズに少しでも在籍した選手はなにかと愛着が沸いてしまう自分がいますw